
今月はアメコミの新刊が到着。いつものように真っ先にAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 、842(41)号を読み終えたので、先月読んだ841(40)号と合わせてレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
筋書をNick Spencer、841号の画をIban CoelloとZe Carlosが、842号の画をRyan Ottley、インクをCliff Ruthburnが担当。添付画像は842号のSPIDER-WOMAN Variantの表紙。Ryan Brownが描いているとのこと。腕も良いが、アングルが凄いな。蜘蛛の力を持つ二人だからこそ。普通の表紙はOttleyなのだが、あまり興味がない。
さて粗筋。841号は840号からの続きでForeignerに唆されてSPIDER-MANを襲ったChance。842号では、Kingpinが探している分散する宝をSPIDER-MANとBoomerangのコンビが回収する。そこに懐かしの怪物Gogが登場。
光文社版のASMでKravenが登場する話に、この怪物も登場する。そう言えば底なし沼に落ちちゃったんじゃなかったけ?
またまた気に入った、台詞、シーン等を順不同で紹介。Peterの部屋で待ち構えていたNorah Wintersの台詞。”I wouldn’t like him when he is angry.” これは1970年代後半のテレビシリーズ超人ハルクの中のBanner博士の台詞を引用したもの。この台詞は結構良く使われる。日本では、「マクギー君、僕をおこらせるなよ」みたいに訳されていたはずだ。
ャbドキャスト録音中にChanceが乱入したことに怒ったエンジニア、Chanceに銃口を向けられた前後の台詞。”It’s a lot of background audio.” “I can edit it out.” 手のひらを返したような態度の変化が2コマで説明されていて好き。
Chanceが救出された後に残ったSPIDER-MANとJ Joana Jamesonのャbドキャスト録音シーン。非難し合ったり、泣いたり、笑ったりを5コマで割られた1ページで表現している。凄く楽しそうだ。841号のクライマックスシーンで大好き。
Chameleon、Clairvoyant、Foreignerの策略等未来の話への伏線も良い感じだ。
続いて842号。BoomerangのPOWER MAN & IRON FISTのチーム名Heroes for Hireについてのコメント。”When was the last time anyone hired them?” 誰が最後に雇ったの?つまりチーム名は相応しくないと言っている。上手いね。
そして、今回英語で勉強となったのは、verminという単語。気持ち悪い悪役であまり好きじゃない。単数でも複数でもverminらしい。そして、今やクローンで増加した彼等は変わらずvermin。面白い。因みに彼らはSoaprang(石鹸のブーメラン(笑))が大嫌いらしい。