Peterが漸くSPIDER-MANに復帰して漸くAmazing SPIDER-MAN (ASM)が盛り上がってきたね。そんなASM 890(89)と891(90)号をレビュー。
筋書を890号の筋書をPatrick Gleason、画をMark Bagleyがそれぞれ担当。今回Gleasonは画を担当していないのは残念。彼の画をもっと見たいな。Bagleyの画はどうもインクを入れている人との相性が悪い。しかしながら、891号に入ってからのSPIDER-MANとQueen Goblin (“QG”)の一騎打ちの数ページは良く描けている。流石ベテラン。そして最終1ページを全部使ったPeterとBenのSPIDER-MAN(SPIDER-MENと言うべきか)は非常にカッチョ良い。
添付画像は、ASM 890号の表紙。Arthur Adamsの作品。もうベテランで言うことなし。上手い。そう言えばインスタだか何かでAdamsが描いたセーラームーンを見たが、もはや完璧なアメコミキャラになっていた。
続いて粗筋。前号でQGに襲われたJanine とMary Jane (“MJ”)。JanineはBenに助けられたが、MJはBugle新聞社に置き去りに。Black Catが助けに入るが、QGに歯が立たない。そしてリハビリも終わっていないPeterがQGと対決する。
今回も好きなシーンや台詞等。まだまだ本調子でないがSPIDER-MANのコスチュームを久し振りに着たPeterに対するCatの質問とそれに対する応え。”But are you sure you are ready for her (QGのこと)?” “I’m never ready.” 自分の体調を無視して街を破壊する悪人に立ち向かう。これが本当のヒーローだよね。
QGはこれまでのGoblinとは違うことを強調しているのか、新たな武器を手にしている。一つはScepter (日本語では笏って言うんだな。昔読んだ本でも笏が出てきたかその当時は全然ピント来なかった。)。杖の両端に燃えるカボチャが付いている。何かマヌケ。そしてGoblin Gaze。元々彼女は精神科医Kafkaのクローン。彼女に見つめられると催眠状態に陥るらしい。Catの危うく自殺させられるところだった。こっちの方が設定としては面白い。891号では同じようにPeterがこの技の餌食になる。見せ処の一つかな。
精神科医のQGに効果があるのかわからないが、PeterのQGに対するwisecracking(からかい)。”Pretty sure that X-MEN have a scarier Goblin Queen. 中略 Oh rhymes with Green Goblin.” 前半部分は昔懐かしいX-MENの悪役を指している。QGとは単語の並びが逆さまだね。(こっちは前から気付いていた。)Goblin Queenもクローンだ。こりゃGleasonもそこまで考えたかな。そして、後半部分。初代Goblinと韻を踏んでいるのは気付かなかった。
次またまた勉強になった沿岸警備隊に助けられたSPIDER-MANに対するCatの台詞。”Since when does coast guard moonlight as Uber?” moonlightは副業するという意味らしい。夜の仕事だからmoonlightか、成程ね。
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