本年7月に引き続き、夜の金沢片町飲み屋街のラーメン食べ歩き企画第2弾。
まずは、いつも満席の人気店 鰯組(いわしぐみ) 訪れたのは金曜日の午後6時30分。自分の予定より30分遅れ少し不安が、、、くぐり戸を入るとカウンターはガラガラ。やったーと心の中で叫びながら意気揚々と着席しようとすると店主から「生憎予約でいっぱいなんですよ」とのお言葉。え、えー!!こんなに空いてるじゃんと思って「一人なんですが」と思わず口走ると「空いてませんね」ガックリ!!
と、その瞬間先客が「ちょうど帰るところです」と言って席を空けてくれた。おー神よ、17:30開店18:30で帰るお客さん、奇跡や。何でも旅行で訪れふらっと一杯呑みに入っただけだそうで、雰囲気だけ味わったようだ。とにかくこの鰯組というお店なかなか手ごわいのでキッチリ予約するか、平日の早い時間を攻めるか、あんまり遅いとお目当てのラーメンはスープ切れで完売となるので要注意であります。
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前置きが長くなったのでこの日頂いた美味しい料理については別に報告することにして、本題のラーメンだけにさせていただきます(笑)
鰯いしるらーめん
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いわし料理専門店が満を持して(推測ですw)世に問うた(邪推ですw)
「鰯屋」の「鰯」による「鰯フェチ」のための「鰯いしるらーめん」です。
「いしる」とは魚醤のことで奥能登地方では青魚を原料にしたものをいい、同じくイカを原料とした「いしり」もあります。しかしその名称もやや曖昧で地域によって微妙な違いがあるようです。
和出汁にいしるで味付けした素朴な味わい。熟成発酵の旨みがとてもまろやかなスープ。もちろん無化調。今日の味付けはやや甘め。
中細の縮れ麺がスープと絡んで申し分ない。余分なトッピングなど必要ないけれど彩りでかぼちゃとしし唐。甘酢漬けの煮干しは骨まで軟らかくなっています。これは遊び心いっぱいのアクセント。
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19時前に〆のラーメン食べてるのは自分だけで、なんかヒンシュク買いそうですが後から後からお客さんが訪れ、全て「満席です」と断っている。そんなところにラーメン一杯で座ってるわけにはいかないのが辛いところ。結局なんだかんだと毎回2,500~3,000円のお食事代金となります。それでもという方は止めはしませんので是非、、、(笑)