季節外れの冷やしラーメン 福井県三国の牟岐縄屋（むぎなわや）
今季3種類目の冷やしを計画するも、諸般の事情で発売のタイミングがズレてようやく今週提供に至った。
相当の手間が掛かるためワンオペでは15食/日が限界。
提供2日目の9月30日、福井で待機中の私たちに「本日冷やしあります」の告知がもたらされた。
ヤッター＼(^o^)／
この日は夜のみの営業、開店時間の18時に遅れる事30分、既に店内は8割ほどの入り(;^ω^)
なんとか相席を確保することができました。
白蛤とハーブの冷やしそば
蛤やマグロ節の魚介100%出汁と、ハーブオイルをまとった特製平打ち麺の冷やし塩ラーメン。
過去2回はトッピングがご丁寧過ぎて重たい感がしましたが、今回はとってもスッキリしたホルムで色目のバランスもいい。
スープをひと口、澄み切った透明感のあるスープ。しかし、なんだろう？ 滋味深く淡麗と言えば良いのか、旨みをさぐるような味わいに自問自答。
麺は特注の全粒粉入り平打ち麺。先週食べた手もみ麺と同じものですが、今回は「手もみ」無し。この茹で加減過去最高ｗ！
表面の柔らかさと中心部のしっかり感のバランスがよくて、冷水で〆た時のゴリゴリ感が無い。
小麦の風味を強く感じ、唇を通過するときのくすぐったさが快感だ！
ここからが本題！！
なにか忘れ物をした感じを拭えないままお店を後にしたんですが、帰りの道中とっても口の中が面白いことになりましたｗ
舌に沁み込んだ旨みが急に増幅されて蘇り、欲求していた塩っ気がじんわり喉に沸き上がり、唇を舐めるとなんだかオイリーな渋旨感。
それが帰宅するまで続きいつまでもその余韻に浸っていたくて、缶コーヒーを買うのも躊躇したほどでした。
これはどいう事なんでしょうね。
提供された冷やしラーメンの温度に関係するのでしょうか？ 真夏と違って氷が入っていたわけではないし、ほぼ常温に近い冷やし具合だったと思います。外気温は夜だったので15～6℃位？
こんな経験は初めてです。
明日で今季提供が終了との事ですが、もう二度と逢えない切なさを感じるのは私だけでしょうか？
三国海岸の潮騒と、甘酸っぱく、ほろ苦い経験。ひと夏の経験♪ ありがとう♪
