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あみの3ブログ

隕石材料の日本刀見てきた!@富山市科学博物館 2022年5月15日

地元紙の「隕石材料の日本刀」という記事が目に留まり、展示会に行ってきました。
場所は富山市科学博物館
移転前の富山県美術館と同じ敷地に並んで立っており、子供が小さかった頃にプラネタリウム見学など何回か連れて行ったことがありました。
なので数十年ぶりの再訪です。

今回興味を惹いたキーワードとは
#隕石
#榎本武揚
#流星刀
#白萩隕鉄第1号
#上市川上流で発見
#千石川

本年4月に千石山城を訪ねた際、偶然通りかかった「隕石発見の碑」写真失念💦
千石山城の麓、上市川の上流にあった事を思い出し、俄然興味がわいた。
千石山城の記事は→こちら


富山県の上市川上流の山の中で発見された隕石から造られた日本刀、
その名は【流星刀】(りゅうせいとう)
国内で発見された隕石(隕鉄)による唯一(例)の日本刀
隕石(隕鉄)を材料にした初めての日本刀
材料である隕石は富山県上市川上流の山中で発見された「白萩隕鉄第1号」です。


◆造らせたのは:函館戦争で総裁を務めた旧幕臣の【榎本武揚】
◆造らせた理由は:明治政府の全権公使として赴任したロシアで、隕石から造られた皇帝の秘刀をみて自分も作りたいと考えたから
◆製作工程:白萩隕鉄第1号を使って刀工の岡吉国宗が製作にあたりましたが、従来の日本刀の方法ではうまくいかず、刃の部分には玉鋼を使用し、通常より高温で熱したそうです。
◆流星刀:最終的に長刀二振りと、短刀三振りが作られ、長刀一振りは当時の皇太子(後の大正天皇)に献上し、もう一振りは現在東京農業大学が所蔵しています。
短刀三振りは、武揚にゆかりのある小樽市龍宮神社に奉納され、残りのうち一振りが【富山市科学博物館】に所蔵されています。
以上、、、展示説明文より


ロビーで展示されている流星刀と白萩隕鉄
※撮影・投稿許可済



榎本武揚は当時のロシア皇帝の秘宝である「隕石で作った剣」に感銘を受けたそうですが、
《エジプトのファラオ「ツタンカーメンの短剣」は隕石でつくられていた》こちら
古代から流れ星へのロマンと、落下した隕石に含まれる金属の価値を結び付け、時の最高権力者こそそれを持つにふさわしいと考え、献上したんでしょうね。
こちら


隕石(白萩隕鉄第1号)が発見された場所は、千石山城がある上市川上流で立山連峰剣岳の麓。突拍子もなくたまたま見つけた〜ヽ(^o^)丿 な~んてあり得ないですよね。しかも二年後に2個目(白萩隕鉄第2号)だなんて。
展示品の大きさからみて地球の大気圏へ突入した際は、巨大な流れ星・火の玉だったことでしょう。落下の衝撃も凄まじいものがあったと思います。目撃した地元住人は「確かこのへんに落ちたはずなんだがな~」とか何とか云って、探し回ったに違いない。そして数年後遂に「みつけたどぉ~ヽ(^o^)丿」となった。。。。これは妄想です(笑)

白い地肌に薄く紋が浮かび、所々に鬆(す)が残る刀身は、ピカピカの鏡のような日本刀とは違い、怪しささえ感じる。柄に彫られた象嵌文字「星鉄」がひときわ目を惹いた。

2022年5月22日まで


【富山市科学博物館】


webページは→こちら
住所:富山市西中野町一丁目8-31
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:→こちら
入場料:大人 530円 高校生以下無料
駐車場:あり
地図:

コメント一覧

aminosan111
ランドナー乗りさん、いつも情報ありがとうございます。
石刀という事は、古墳から出土したんでしょうかね?いずれにしても、楽しみです。
ランドナー乗り
砺波市東別所の山城(むじな城?、むじなが城?)と思われる辺りから発見された石刀レプリカが、砺波市埋蔵文化財センターにて今年中に展示されるらしいですよ。
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