あみの3ブログ

能登半島地震 七尾市和倉温泉街

今回のまとめは→こちら

のと鉄道能登鹿島駅から和倉温泉に向かいました。



和倉温泉に向かった理由は昨年11月に、友人との親睦の会「親和会」で宿泊した「宿守屋・寿苑」の被害状況を確認したかったからです。
2023年11月26日撮影





あんなに楽しい想い出の宿がこんな変わり果てた姿になるなんて、、、とても悲しいです。
本館と新館の間が開いて傾いています。
インフラの復旧もままならない現状では、修理はもとより
営業再開のめども立っていません。



和倉温泉街の被害は寿苑だけにとどまりません
「あえの風」


「加賀屋」


加賀屋は外壁にX型の亀裂が入っています。


和倉温泉のシンボルの石碑も倒壊


和倉温泉街全体がゴーストタウンのようです。



その中で一軒だけ修理工事が始まっているホテルがありました。
愉快リゾート「金波荘」 webページは→こちら
『重要なお知らせ!』で臨時休業であることの告知がされていますが
復興・再建に向けての動きは速いですね。



「和倉温泉・総湯」
令和6年1月1日の能登半島地震の影響により臨時休業中でしたが
3月26日より営業を再開しました。
※ 足湯及び、男性露天風呂は損傷が激しく、現在ご利用出来ません。、、、HPより
webページは→こちら



和倉温泉街で営業しているのはコンビニと総湯くらいです。
ホテルはもちろん周辺のお土産屋さんや飲食店も休業状態と思われます。
詳細は各自でご確認ください。

温泉街全体の問題として今後どうするか、復興の道しるべを示さないと再建はあり得ないと思われます。
3月11日には和倉温泉の経営者らが能登地域の復興ビジョンを知事に提出したそうです。
先は長いですがなんとしても頑張っていただき、日本や世界各地からやってくる観光客に、癒やしとおもてなしの空間を与えてくださることを祈ります。


【能登島大橋とのとじま水族館】
能登島大橋ツインブリッジは一時通行止めとなっていましたが、1月2日から片側交互通行になっているそうです。

のとじま水族館は現在臨時休業中です。HP→こちら

1月9日、雄のジンベイザメ「ハチベエ」が死にました。地震の影響で水槽の水位が半分以下になったそうで水温が下がったり、水質が悪化したのが原因とみられるそうです。
在りし日のジンベイザメ2023年11月26日撮影



一部の飼育生物は各地の水族館等に疎開させており、クラウドファンディングにより復興を目指して取り組みが始まっているそうです。
子供はもちろん、大人にも人気の癒やしのスポットでした。



今回は駆け足で被災2市2町を巡りましたが、穴水町は駆け抜けただけです。改めて穴水町と七尾を訪ねてみたいと思います。





今まで訪れたことのある想い出の地を中心に被災状況を見てきましたが、やはり現場・現実に勝るものはありません。あまりの悲惨さに言葉もなく、吐きそうになるくらいの凄惨さがありましたがこれが現実です。
半島特有の地理学的要因、産業とインフラ、人口流出と地域の創生。
それが今回の震災で一気に顕在化した。
観光資源と地場産業を喪失した痛手はあまりに大きい。
復旧・復興の道のりは遠い。
しかし、心のふるさと、心象風景を失うことはできない。

そんなことを思いながら、和倉ICから能越道での帰路につきました。





あらためて、被災した皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い復興と再建をお祈り申し上げます。



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