アンナdiary~Part2

日々のこと。拓哉のこと。

「白夜行」⑧

2006年03月05日 08時46分38秒 | 過去ログ~2011年2月まで

父を殺した少年と、母を殺した少女  

 太陽が奪われた2人は  

 ただお互いの太陽であろうとした。

 「白夜行」公式サイトより

白夜行

集英社

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仕事が忙しかった先週。
8話の感想はお休みするつもりでいたのですがこのドラマだけは
最終回まで休まず書きたいなって思って頑張ってアップ!(苦笑)
今クールのドラマの中ではある意味一番好きかも。
面白いとか、感動するとかっていうのとはちょっと違うんだけど。。。

高宮と「お金」のためだけに結婚した雪穂。
もう、この時点で何を考えているのかがわからない。

「亮と太陽の下で歩きたい」

ただそれだけのために、過去の罪を隠し続けてきた。
それは邪魔な人間を殺めること、人の幸せを邪魔すること。
そして亮司のために自分が出来ることは、金持ちと結婚して
お金をふんだくること。

雪穂が良くわからない(苦笑)

騙される高宮もどうかと思うけど、離婚に強い材料が欲しいからと
雪穂に頼まれてアザが出来るまで、雪穂を殴る亮司もおかしいよ。
信じられない。

「この結婚は売春なんだよ」

高宮が離婚を切り出すように、高宮がかつて思いを寄せていた
三沢千都留をくっつけようと色々と仕掛ける雪穂と亮司。
でも、三沢千都留は大人でしたね。
うまくいかない夫婦へのアドバイスをしてきた(笑)

雪穂って、思うようにいかない時
必ず「爪を噛む」

雪穂が爪を噛んだら
要注意!
何かしでかします(笑)

爪を噛む↓
欲求不満、過度の緊張、不安や不満、退屈など心理的要因で生じる。
緊張の背景として、親の過干渉、放任、緊張状態が続く厳格なしつけなど
情緒的に安定した親子関係が保たれていない子供に多いそうです。

結局、高宮がヤケになってお酒を飲むようになったので
その中に睡眠薬を入れ、寝ている間に亮司に自分を殴ってもらう。
証人として、同じブティック経営の友達をその晩泊まってもらうなど
用意周到。

そして、弁護士を立て離婚成立。

高宮は何も言いませんでしたね。
でも、篠塚に離婚の報告をした時に

「俺ね、雪穂がみじめに見えちゃったんです。
 弁護士引き連れて、事実を都合のいいように捻じ曲げて、
 金の要求して。こいつもう、金しか頭に無いんだなって。
 そういうの、哀れに思えてね」

うん、本当だね。
これは幼少期のトラウマなのかな~
貧乏でお金がなくて、男に売られた雪穂。
それも母親に言われて。。。
お金があったら、男に売られることも無かったし
殺人も起きなかったと思う。
大人になって無意識に過去の復讐をしているようにしか
見えない雪穂。業が深いなぁ。。。

8話の亮司

「いつまでも生きたいと思った。
 いつ死んでも構わないと思った。
 俺は幸せだった」

雪穂が離婚して、笑顔でブティック経営をしている姿を見て
そう思った亮司。

「なあ雪穂。。。いつ死んでも構わないと思ったんだ。
 俺は幸せだったからね」

亮司の心の声を聞くと、亮司は雪穂が幸せになれば
それだけでいいんだな~って。
雪穂がこれ以上何を求めているのかがわからなく
なってきた亮司。
何か達成したような安堵感を亮司から感じます。
それも寂しい安堵感。

「亮と太陽の下で一緒に歩けるか
もね」って
言った雪穂に。。
「あぁ、そんなことも言ってたな」って言ったひとことが寂しげだった。

自分がいなくなれば、これ以上罪を重ねることもなくなるのでは?
と思ったかどうかはわからないけど(苦笑)
いつまでも、あのハサミを持つ亮司に不安を覚えます。

公式HPでは薬剤師となっていましたが
西田尚美・・・・彼女に近づく亮司は何を考えているんでしょうか。

笹垣と篠塚

今回大人しかった笹垣ですが(笑)
篠塚の登場で、来週からまた新たな動きをします。

篠塚さん、江利子が幸せそうな結婚報告を受けて
今まで不信に思っていた雪穂への思いに火がつきましたね。
笹垣の探偵事務所に訪れ「自分のために」2人を調査して
欲しいと。。。

実家の母親(八千草薫)が雪穂のブティックにやってきました。
何だか嫌な予感がします。
来週も見逃せませんね。

1話で「R&Y」のお店が出てたらしいけど(みんな良く見てる~)
これで冒頭のシーンと繋がりました。
最終回に向けて何が起きるんだろう。。。
そして、亮司は死んでしまうのでしょうか?

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます。 (かりん)
2006-03-05 09:16:42
アンナちゃん、TBありがとう。

こちらから飛びません。

この記事はなぜかほとんど飛ばなくてがっくりしました。



今週も良かったですよね。

二人が悪いのはわかっていてもどこかで応援してしまいます。

そうか雪穂が爪を噛んだら要注意ね!

OK!心してみるわ!
返信する
Unknown (ちーず)
2006-03-05 09:48:17
アンナさん、こんにちは。

私もこのドラマ、面白いとか感動するとかではないのだけれど、

目が離せなくなっています。

笹垣復活!篠塚と二人、じわじわと二人を追いつめていくのですね。

返信する
おはようございます。 (アンナ)
2006-03-05 09:48:55
かりんさん おはようございます~!



TB飛ばないの?何でだろう。。。

でも、gooさん時々おかしくなるからね(笑)

最近、表示されるまでに時間かかるから

2重投稿とかしちゃうんだよね~

RSSは立ち上げると重いし。



そうなの!爪を噛んだら危ない(笑)
返信する
ちーずさん (アンナ)
2006-03-05 09:56:45
おはようございます!



本日やっと感想アップ(汗)

忙しかったのでスルーしようと思ったけど

この作品だけはやっぱり感想残したいなって。



すごく面白いとか感動するとかではないんだけど

最終回見終わった後に、きっと心に大きく何かが

残る作品なんじゃないかなって思ってます。



笹垣は執念ですね。

篠塚の登場でパワーアップ(笑)
返信する
お疲れ~っす! (まこ)
2006-03-05 19:43:23
いけない二人とわかってはいるんだけど、

何をしでかすやらとの興味と、彼らなりの理由付けに何となく納得させられて見入っちゃいます



愛だの何だのも通り越して、天涯孤独の身の雪穂には受けとめてくれる相手は亮司しかいないし、そんな雪穂の境遇をわかってる亮司としては雪穂のわがままを許すしかないのかなーと。

雪穂がこんな風になった原因を作った負い目もあるし、少なくとも亮司には家族もいるし愛された記憶もある。

亮司は償いのような気持ちで雪穂に接してるように見えるんですよねぇ



その絆が断ち切られるのが、冒頭にあのシーンに繋がるんだと思うと、つい可愛そうなどと思ってしまう…もはや同情出来るような二人ではないんだけど(笑)
返信する
Unknown (mari)
2006-03-05 20:29:24
アンナさん、コンバンワ。

爪をかみながら、着々と離婚劇を演出して行った

雪穂。ここでも亮司はは引きづられていました。



篠塚の願いは、かなり唐突に見えたのですが。

江利子が結婚したから、即幸せになり、すべて

乗り越えられたとは、行きませんよね。
返信する
こんばんわ (くう)
2006-03-05 21:05:44
太陽の下を歩く=お金、と言う発想がよくわかりませんよね(^^;)

本物の太陽の下を歩きたければ、まず罪を犯さないようにしないと。。。と思うんだけど。。。
返信する
いつもありがとうございます。 (蒼海)
2006-03-06 01:04:49
本当に、いつもTBありがとうございます!!

アンナ様の書かれる記事を読んで、

そういやこういうシーンあったなぁ。

と再確認させてもらってます。

そして、私ってアバウトなやつだなぁ。と頭を抱えております。



えっと、リンクフリーとありましたが、一応報告させてください。

(なんだか無断というのはとっても気が引けてしまったのです・・・)

私のブログの方にアンナ様のブログのリンクを貼らせてもらいました。

また、時間がございましたら、確認などしていただければ・・・と思います。

手間をかけさせてしまい申し訳ありません。



では長文になりましたが、失礼します。
返信する
こんにちは (ikasama4)
2006-03-06 12:44:03
年月というのは時に目的も風化させてしまいがちになるので、

目的がいつのまにか見失う事もあるようにも思います。

雪穂が幸せになってしまえば、自分はどうなるんだろうとふと考える亮司が切ない限りです。

昔の中国の言葉に

狡兎死して 良狗煮られ 高鳥尽きて 良弓 蔵われる。

というのがあります。

意味としては狩る兎がいなくなれば猟犬は殺され

射る鳥がいなくなれば、弓は蔵にしまわれる。ってな感じですがね。



この言葉を知っていたわけではないんでしょうけど、

ふと自分の存在意義的な事を亮司は考えて、

それでも雪穂が幸せになれば、自分は幸せだから、

いつ死んでも構わないという心境になったんでしょうかね。
返信する
こんにちは (アンナ)
2006-03-06 15:16:07
■まこさま・mariさま・くうさま



いつもいつもコメントありがとうございます。

私はTBするのがやっとで、コメントしたくても

なかなか出来なくて本当に申し訳ないです。



このドラマが終わった時に、自分は何を思うのか?

今はそれをすごく楽しみにしています。

こんな究極の状態を過ごしている2人を見てて

ただただ切ない。

本当の幸せってどんなものか、教えてくれる人も

いなかった2人が気の毒です。
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