父を殺した少年と、母を殺した少女
太陽が奪われた2人は
ただお互いの太陽であろうとした。
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なんだか。。。みんなが優しかったように感じるのは気のせい?
あの笹垣さえも、私は優しく感じてしまった。
篠塚に依頼されて、江利子や菊池に会いに行った笹垣。
執念のような捜査をする笹垣だけれど
実は誰よりも亮司と雪穂のことをわかっているんじゃないかと。。。
江利子の強姦事件は亮司と雪穂が仕組んだことだと確信する。
篠塚が好きだったこともあるけれど。。。
雪穂は「ただ傷つけたかった」だけなのかもしれない。
強姦し、写真まで撮る手口。。。それは
それが人間の魂を奪う ことだから
11歳の時に江利子と同じ目にあった雪穂。
相手は桐原亮司の父親。
雪穂はあれから人間としての魂を奪われてしまったんだね。
それを笹垣はわかっているんだよ。
笹垣が篠塚に忠告しましたね。
2人は「自分達の真実に触れた人間には死を与えるんです」と。
笹垣は2人を逮捕することが目的ではないように思えてきた。
だってもう警察官ではないのだから。
2人を救えるのは笹垣しかいないような気がする。
それからあと1人。。。図書館の余貴美子さん。
図書館の掲示板の書き込みを見て、亮司の家に行きましたね。
彼女なら2人を救えるような気がする。
今回一番感動したのは雪穂の育ての母親・礼子(八千草薫)
庭のサボテンの下にあるものを見てしまいましたね。
倒れて病院に運ばれ、雪穂と対面した時に言った礼子の言葉に
涙が出てしまいました
しんどかったやろ?
堪忍なぁ
気付いてあげられんと
もっとちゃんと気付いてあげんとなぁ
あんたも言われへんはなぁ
けどな、あんたのいてるとこは生き地獄言うねん
ほんまはもっと楽しいねんよ
わろうたり怒ったり泣いたりすんとに
遠慮なんかいらへんのよ
損してるで あんた
大赤字や
自首し
長生きするから
待っててあげるから
あんたの帰るところはいつでもあるんやから
八千草さんの言葉ひとつひとつが
心に響きました。
やっぱり母は偉大だな~
長生きするから、待っててあげるから
そんなこと言わたら。。。(号泣)
でも雪穂は。。。
ひとりじゃないから
ひとりじゃないから
行くわけにもいかないの
戻るわけにも行かないの
白い花の幼なじみか?
ごめんね、お母さん
母親に繋がれている管をはずそうとする雪穂の手を止め
「2度目はダメだよ、無しだよ」と亮司。
もうこれ以上、雪穂に罪を犯して欲しくないんだろうね。
亮司が礼子に手をかけます。
多分、亮司は死を覚悟でいるような気がします。
図書館の掲示板にも書かれています「幽霊の遺言」と。
亮司は後悔しているんでしょうね。
あの時からずっと。
雪穂につぐなうことだけが生きがいでずっと生きてきた亮司。
ここで主題歌「影」が流れるんだけど
亮司は雪穂の「影」だよね。
雪穂の影でいることで生きている亮司。
切ないね。
~~~
どうか子供達に本当の罰は心と記憶に下されると
伝えてください。
飲み込んだ罰は魂を蝕み、やがてその身体さえ命さえ食い尽くす
どうかその前に
どうか親たちに伝えてください。
幽霊からの遺言
~~~
後2回で最終回です。
1話を見た時に、こんな重くて暗くて切ない物語を見続けるのは
しんどいな~って思った。
でも、気がついたら今クール一番ハマっていたかもしれない。
面白いとか、感動するとかじゃないんだけど
最終回が終わった後、きっと心の中に何かが残るような気がする。
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影
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お母さんとのシーンは全部切なかった。
どうしてここまでやるの?と悲しくなりました。
もう太陽の下になんか永遠に出られません。
もう本物の太陽の下になんか永遠にでられません。
もう遅いので、あんまり無理はしないで下さいまし(笑)
さて、唐沢のお母さんまで手を出した雪穂。。。
「自首してくれ!!」でした。。。
ホント、母親のシーンはどれも心に響きました。やっぱり母の愛ってすごいな~
本当の母親も礼子さんのようだったら
こんなことにはならなかったのに。
八千草薫さん良かったです(涙)
■たまちゃん
早く寝なきゃと思いつつも、サクサクと
感想書けない私はいつも1時過ぎてしまう。
どうしてみんな感想そんなにサクサク書ける
のか?羨ましすぃ。
2人の辞書には「自首」という言葉が
ないんだと思います。
「生きる」か「死ぬ」かどちらかしか
ないように。。。。思う(苦笑)
私も始めのうちは、
重くすぎて切なすぎるドラマで見るのがつらいなーと思っていました。
今は、最後まで二人の行く末を見続けなくてはという
義務感?使命感?を感じながら見ています。
くぅさんへ
コメントが消えてしまったのは、顔文字の中の不等号が原因です。
詳しい事は書きませんが、半角の「<」を使うと
表示の際、それ以降が消えてしまいます。
私もこの前それでコメントが消えてしまったので。。。
でもアンナさんが、TBやコメントを受けた時にメールを受信する設定にしてあれば
メールでは全文が届いていますヨ♪
私は消えてしまったサイトさんの善意で復活していただきました。
義母の言葉はとても温かいものでしたね。
最期まで雪穂を守ろうとしていましたね。
自首できたならどんなに楽だったかもしれません。
でも、高校生のあの時にその選択を捨ててしまった二人にはもう戻れない。
たとえ自分が自首したとしても、それは「白い花の人」を見捨ててしまう事になる。
自分を寄り添うように守ってくれた彼を。
義母との思いで葛藤する中、雪穂が選んだのが亮司だったのが切ないというか悲しいというか。
「二人してそのザマか。哀れやな」という義母の言葉のように二人にはまさに「けものみち」なのでしょうね。
(向こうは今回で終わりましたが、こちらは当分続きますな)
しかし、雪穂は自分の秘密が守られて、自分の計画通りに事が運んだ時、どうも笑う癖があるようです。
このドラマ、とても丁寧に作られているな~
って思うんですよ。
共感は出来ないんだけど、見入ってしまいます。
ラスト私は号泣するかもしれない。
タオル用意しておくかなぁ(笑)
くうさんへのフォローありがとうございます。
幽霊の遺言に、このドラマの言いたいことが
書かれているような気がします。
もう亮司と雪穂のような子供にさせないでって。
世の中の大人達に訴えてる感じがする。
亮司はわかっているんですよね。
いいことと悪いことくらい。
自分を守ってくれた雪穂のために
死をも覚悟しているように思う。
せめて夢の中だけでもいいから
太陽の下で2人で手を繋いで歩いて欲しい。
。。。。な~んてね
私も八千草ママにだいぶ泣かされました。
こんな強い母に今まで雪穂は守られていたのね。
それなのにとうとう手にかけてしまいました。
哀れな二人。かわいそうな運命を背負ってきて。
二人の両親こそ責められるべき罪です。
笹垣はいつになく慈愛の表情でした。雪穂の事情がわかるにつれて思いを馳せるようになっていったのかもしれませんね。
アンナちゃん、また記事が消えたの(泣)
しかもTBが飛ばないの。よかったら私に送ってみてください
でも、今回は礼子の愛と強さと言葉に感動しました。礼子も本当に強くて優しい母ですよね。八千草さんが非常にいい演技をしていました!さすがですね。
あと、「自分が殺した」と嘆き苦しむ亮司の母親も印象的でした。あんな親でも、子供のことを思う気持ちは変わらないんですね。