≪第99回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【準々決勝】
第1試合 東海大菅生(西東京) 9-1 三本松 (香川)
第2試合 天 理 (奈良) 13-9 明 豊 (大分)
第3試合 広 陵 (広島) 10-4 仙台育英(宮城)
第4試合 花咲徳栄(埼玉) 10-1 盛岡大付(岩手)
いよいよ準々決勝に突入した今年の夏の甲子園。
前日まで、あまりにも激戦が多くて、
見ているだけでどっと疲れてしまう日が続いていましたが、
準々決勝は4試合ともに大差の試合が続き、
なんだかちょっとだけ息をついたような1日となりました。
敗れてしまった4校は、
どのチームも何か疲労の色が濃い気がして、
自分たちの試合ができなかったですね。
しかしながら、
今日の試合は厳しい戦いになったものの、
ここまで駆け上がってきた素晴らしさは、
いささかも色褪せるものではありません。
胸を張って自分たちの甲子園での戦いを、
誇って欲しいと思います。
第1試合は、
東海大菅生の打線が三本松のエース佐藤を初回から打ち崩しました。
「空中戦」に持ち込んで、
3発で試合の主導権を完全に握ると、
先発したエース松本も低めに球を集める安定したピッチングを披露して、
きっちりと勝ち切ったという感じの試合で初の4強入りを決めました。
第2試合は、
初回から天理の打線が全開。
明豊は立ち上がり防戦一方になってしまい、
すぐに反撃して一時は「いい流れ」をつかみそうになったものの、
試合中に修正能力を発揮した天理のエース碓井が中盤から立ち直り、
反撃の芽を摘み取られました。
それでも最終回に意地を見せて、
『強打・明豊』
という足跡はしっかりと甲子園に残して去っていきました。
第3試合は、
昨日すべての力を使って絶対王者の大阪桐蔭から大金星をもぎ取った仙台育英が登場。
しかしながら昨日の試合の代償は大きく、
今日は立ち上がりから選手に疲労の色が濃く、
広陵の鋭い攻めにタジタジとなってしまいました。
それでも中盤、
必死に反撃を試みますが、
前半の大量失点が響いて得意の形に持って行けず。
残念な形で甲子園を去ることになってしまいました。
しかしながら彼らの戦いぶりは、
長く語り継がれるであろうもの。
強烈な「仙台育英強し」の印象を残して、
大会に幕を下ろしました。
第4試合は、
東北勢の最後の勝ち残りになった盛岡大付属が登場。
打線で打ち勝つゲームプランだったと思いますが、
花咲徳栄の先発した綱脇の見事なコントロールのピッチングをとらえることができず、
そうこうしている間に1点、また1点と得点を重ねられて、
試合の主導権を奪い返すことなく試合が終わってしまいました。
今年もまた、
東北勢の悲願達成はならず。
しかしながら、
各校の戦いぶりは見事の一言に尽きました。
来年こそは。。。。。
そんな気がしています。
そして、
いったいどこが一番最初に「悲願」のフラッグに到達するのか?
大注目ですね。
仙台育英、聖光学院、盛岡大付属、青森山田、日大山形らの今年の出場校に加え、
八戸学院光星、花巻東、東北、酒田南らの強豪も、腕まくりしてその時を待っています。
もう一度言います。来年こそは。。。。
ということで、
どの試合も大差がついたにもかかわらず、
やっぱり見ていて最後まで面白いのが高校野球ですね。
準決勝はどうなるのだろう。
1日ゆっくりと、
考えてみることにします。