昨日のゴルフ、
ブリジストンオープンで、
石川遼の打ち込んだ球を、
ギャラリーのおばさんが嬉々として拾い上げてしまうという出来事があったそうですね。
前週にも、
ショット直前でシャッターを切られた石川が、
集中力を乱されたということがあったようです。
石川遼が大人気となった昨今、
ギャラリーが大幅な増員となりました。
それに伴って、
マナーの問題も度々指摘されるようになってきています。
シャッターの音はもとより、
ショットの寸前に歩く、
大声を出す、
進入禁止のフェアウエー内を堂々と歩いて渡る、
ラウンド中にサインをもらおうとする・・・・・・・
挙げたらきりがありません。
プロのゴルフを観戦に来るのであれば、
マナーを守るのは当然のこと。
1打で数百万単位の賞金に違いが出るプロのトーナメント。
選手はそれだけ集中力を高めているのですから、
せめてルールとマナーぐらいはわきまえて欲しいものです。
主催者側も、
注意を喚起しているのでしょうが、
そういう観客に限って注意などはどこ吹く風、
聞き流してしまっているということなのでしょう。
やはり、
そういうことが出来ないような雰囲気作りをするのが早道でしょう。
オーガスタのマスターズがそうであるように。
本来、
ゴルフというのは敷居の高いもの。
バブルの頃以来か、
一般の目線まで降りてきたのはいいことでしょうが、
観るのもやるのも、
それなりの勉強とマナーが必要です。
いままでは、
企業でゴルフをやる人が多かったように見受けます。
『接待ゴルフ』
がゴルフのデビューという人も多いのではないでしょうか。
「いやだなあ」
と思いながら会社の上司に連れられてデビューを果たす。
コースでは、
それこそ【いろはのい】からルール、マナーを叩き込まれる。
そして、
自然と覚えていく。
これがゴルフの【王道】だったような気がします。
だからプロに限らずアマチュアでも、
『人がアドレスに入ったら静かにする、動かない』
『目線に入るところに立たない』
などは、
徹底されていました。
最近はなんか、
そういったことがおざなりにされて、
なんでも『楽しけりゃいい』
ことに偏ってしまっている気がしますね。
唖然としたことが起こります。
野球やサッカーじゃないんだから、
騒ぎに来るために現地に足を運んでいるわけじゃないんですよ!
そのことは、
肝に銘じて欲しいと思いますね。