第59回スーパーボウル カンサスシティ・チーフス vs フィラデルフィア・イーグルス

≪ＡＦＣ／ＮＦＣ　チャンピオンシップ≫　～カンサシシティ・フィラデルフィア～

【ＡＦＣチャンピオンシップ】

バッファロー・ビルズ（第2シード）　　　　３　１３　　６　　７　ー　２９
カンサシシティ・チーフス（第1シード）　　７　１４　　０　１１　ー　３２


【ＮＦＣチャンピオンシップ】

ワシントン・コマンダース（第6シード）　　　　３　１２　　８　　０　ー　２３
フィラデルフィア・イーグルス（第2シード）　１４　１３　　７　２１　ー　５５


さあ、今年のスーパーボウルのカードが決まりました。

ＡＦＣからは3連覇を狙うチーフスが予想通り、
ここまで上り詰めてきました。

何しろマホームズの時代になってからというもの、
6年間で5回目のスーパーボウル出場。
過去4回のうち3回スーパーボウルを制しています。

マホームズの時代の前は、
スーパーボウル出場は1970年までさかのぼらなければならないので、
まさにカンサスにとってマホームズは「おらが街の大スーパースター」ですね。

今年は15勝2敗（うち1敗は主力を全部引っ込めた最終週でのものなのだ、実質は1敗）と素晴らしい成績を残してのAFC第1シード。
この試合はマホームズのライバルともいえるビルズのジョシュ・アレンとの対決となりましたが、
やはり過去3戦全勝のマホームズが、
勝負所でアレンを突き放して勝利。

マホームズは245ヤードを投げて1ＴＤ。
まあこれは投げてのもので、
ランでも2回ＴＤを決めるという、
まさに「これぞマホームズ」の試合となりました。

最後競り合ってはいましたが、
ワタシは「最後はやはりチーフスが勝つだろうな」と思って見ていました。

そして予想通り。。。。

やっぱりチーフスの勝負強さは天下一品ですね。
そしてディフェンス陣も、いい仕事しました。

さあ、
いよいよカンサシシティ・チーフスに、
スリーピートのチャンスがやってきました。


過去ＮＦＬでは、
第1回・2回（67・68年）連覇のパッカーズに始まって、
73・74年のドルフィンズ、
75・76年のスティーラーズ、
同じく79・80年のスティーラーズ、
89・90年の49ers、
93・94年のカウボーイズ、
98・99年のブロンコス、
04・05年のペイトリオッツに、
23・24年のチーフスと、
過去9回の連覇が達成されています。

しかしながら、
3連覇に挑んだチームは跳ね返され、
今年のチーフスが初めての、
3連覇に挑みスーパーボウルに出場するチームです。

あの強かったブレイディのペイトリオッツは、
17・18・19年に3年連続でスーパーボウルに進出していますが、
真ん中の18年に敗れて連覇は達成していません。

これが唯一の、
【3年連続スーパーボウル出場】です。

いやっ、思い出しました。
チャンピオンシップで敗れたビルズ、
90年代初頭に、4年連続スーパーボウル進出を果たしていましたっけ。

なんと4年連続で敗退したんですよね。
ジム・ケリーとノーハドルオフェンス。
懐かしいなあ。。。。。

さ～て、
そのペイトリオッツの3連覇を阻止（結果的に、ですが）をしたのが、
今回スーパーボウルに出場する、
フィラデルフィア・イーグルスです。

ワタシがフットボールを見始めてからはずっと、
「強いんだけど、なんか最後までは勝ち切れないんだよなあ」
という印象のチームでした。

しかし2018年、
代役ＱBニック・フォールズを擁して、
なんとあの強かったペイトリオッツを破って初めての戴冠をしたときには、
本当に驚きました。

そのあたりからはまあ、
毎年強いチームを作ってくるようになり、
熱狂的なファンに後押しされて、
チャンピオンを狙ってくるようなチームになりましたね。

2年前、
23年には同じカード、同じＱBでスーパーボウルを戦い、
チーフスが激闘の末、
38－35で勝利を収めています。

この時は、
カンサスのスーパースターＴＥ、ケルシーに、
フィラデルフィアのＣにも”兄ちゃんケルシー”がいて、
時ならぬケルシー対決に沸いたものでした。

二人は一緒にＹｏｕＴｕｂｅチャンネル（？）を持っているほど仲の良い兄弟なので、
お母ちゃんケルシーは本当に誇り高かっただろうなあ・・・・・・と思ったのをよく覚えています。

今年は一体どうなるのか？

フィラデルフィアは、
ＱＢハーツのパス、ランに加えて、
エースＲＢ・バークリーが絶好調。

ディビジョナルPOのラムズ戦で、
205ヤードを走り、超絶な2ＴDを決めただけでなく、
このチャンピオンシップでもまた輝き、
3ＴDを決めてチームを勝利に導きました。

チャンピオンシップでは、
バークレーが3ＴＤラン、
そしてＱＢハーツも3ＴＤランを決めるという凄い攻撃を見せました。

チーフスの守備陣が、
このバークリー、そしてハーツのランを、
いかにして止めるのかというのが試合のカギになってきそうです。

接戦をことごとくものにしてきた勝負強いチーフスと、
爆発的な攻撃力と堅い守備という、
トータルバランスに優れた好チームであるイーグルス。

実力は全くの互角だと思いますね。

試合は2月9日（日本時間2月10日）、
ニューオリンズの、シーザース・スーパードームで行われます。

大体10年に1回ぐらい、
ここでは行われますね。

ワタシにとっては、
ニューオリンズ・セインツのホーム球場ですので、
かつてＮＦＣ西地区の所属していたセインツに、
毎度毎度こっぴどくラムズがやられていた（主に90年代かな）という、
なんだか嫌な思い出しかない場所なんですが。。。。。。


さあ、
いったいどんな試合になることでしょう。

いい試合になりそうです。
これから2週間も、
待ち切れません！！！！