大相撲九州場所2日目 ビビらない豪栄道は、ひょっとして期待できるかも。

いよいよ九州場所が始まりました。

先場所全勝優勝の豪栄道が綱獲りに挑戦すれば、
高安は大関獲りに挑みます。

そして先場所全休の白鵬は復活と通算1000勝をかけて臨む場所。
いつもの場所と比べても、
話題は満載ですね。

昨日は残念ながら”満員御礼”が約1年ぶりに途切れてしまいましたが、
世間の注目はかなり大相撲に集まっており、
いい雰囲気の中で場所が進行していきそうです。

『綱獲り』
の豪栄道は、
初日・2日目といい立ち上がり。
ちょっと嫌な相手が続きましたが、
先場所同様の攻める姿勢が前面に出て、
無難に立ち上がってくれました。

もとより気の強さは現役日本人力士の中でNO1ともいわれる豪栄道。
これまでは『自分の相撲に対する懐疑的な姿勢』から引き技が多く癖になっている感もありましたが、
先場所の『攻めを貫く姿勢』を前面に出しての全勝優勝で、
完全に一皮むけた感があります。

『ビビり』がない分、
期待できそうですね。

思えば今年に入ってからというもの、
大きく動いた相撲界。

初場所で琴奨菊が優勝して綱獲りに挑み、
今度は名古屋場所、秋場所と稀勢の里が綱獲りに挑んでいきました。

琴奨菊は残念ながら、
初場所の優勝こそが『一世一代』であったため、
それをつづけることは困難で、
元の大関の地位で相撲を取り続けています。

ワタシの思うところ、
琴奨菊はやっぱり器が『大関の器』の力士だと思うので、
思い出の初優勝も飾ったことだし、
今後は『名大関』を極めてほしいですね。

稀勢の里はもう、
かける言葉もないといおうか、
琴奨菊とは違って完全に『横綱の器』の力士なのですが、
あのマインドでは上を狙うのは厳しい・・・・・ということがかれこれ4，5年続いていますね。

何とか横綱に上がりさえすれば、
彼のポテンシャルは完全に花開いて、
毎場所でも優勝を争い、
その回数もどんどん積みあがってくると思うのですが、
たぶん年齢から言っても、ここまでになってしまいそうな気もしますね。
特に豪栄道に先の横綱に上がられたら、
どうなってしまうのでしょうか。

ひょっとしたら稀勢の里の心に火をつけるには、
それ（豪栄道の横綱昇進）しかないかもしれませんが。。。。


復帰してきた白鵬は、
先場所を全休したことで、
何か心に去来するものはあったのでしょうか？

初日に日馬富士が敗れて1敗となりましたが、
な～に彼は、
途中からぐんぐん調子を上げていくと思いますよ。
まあ、体さえ万全なら・・・・・ですけど。


高安の大関獲りは、
『なるようにしかならん』
って感じですかね。

ちょっと時期尚早のような気もしていますが、
地力がついているのは確かですから、
期待はしています。

そのほかでは、
遠藤が久々の上位で相撲を取る地位まで上がってきています。

先場所から引き続いて動きもいいようなので、
横綱・大関から一つでも二つでも、
白星を挙げてほしいですね。

ケガといえばカド番大関の照ノ富士。
やはり体調が万全ではない・・・・・というか、
まったくケガの状態がよくなっていない感じで、
たぶん大関陥落となりそうです。

大関の地位を守るためにけがを押して出てきていた側面がありますから、
もし陥落することがあれば、
1場所2場所、場合によっては3場所かけてもいいから休場してけがをきっちり直して、
そこから再起を期してほしいと思います。
まだ若いし地力はだれもが認めるところですから、
『急がば回れ』で本格復帰を果たしてほしいものです。

同じようなタイプの逸ノ城も、
厳しい土俵が続きますね。
今のままでは、今後の飛躍はありえないでしょう。
ある意味、彼の方が照ノ富士よりも深刻な状況と言えなくもないです。

一方で若手の力士の躍動も目立っていて、
いいですね。

新入幕の石浦は昨日初白星。
同じく新入幕の北勝富士や、
上位を狙う正代の土俵も気になります。

地元の期待を一身に受ける”信濃の星”御嶽海は、
昨日琴奨菊を破る見事な相撲を見せてくれました。


そしてワタシが愛してやまない勢は2連勝の絶好の出だし。
そしてこれも大好きな豊ノ島は、
アキレスけん断裂の大けがから復帰、
幕下7枚目まで落ちての再起ですが、
見事に昨日勝って初日。
全勝優勝で、一気に十両に再起を果たしてほしいところです。


ということで、
『1年納の九州場所』
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