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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

嘉風引退 土俵は連日の波乱

2019年09月14日 | 相撲

大相撲は秋場所の真っ最中。

しかしながら、
大相撲は新しい時代を迎えているようです。

ケガで今場所を全休、
来場所は幕下へ陥落することが確実となったベテランの嘉風が、
ついに引退を決意し、
協会に引退届を正式に提出しました。

あの元気者の嘉風も、
ケガには勝てませんでした。
先場所は安美錦が引退。
その前は豪風が。。。。。。

ここのところ、
ずっと頑張って土俵を盛り上げてくれたベテラン力士が、
相次いで土俵を去ってしまいました。
本当に寂しいことです。

しかしながら、
世代交代というのはどの世界でも避けては通れないもの。

涙を拭いて、
新たな時代に思いをはせなければいけませんね。

そういえば今日の結びで横綱・鶴竜を破った友風。
お世話になった大先輩の嘉風に思いをはせ、
花道からもう涙が止まらず号泣でした。

弟弟子をこんなに泣かせるなんて、
嘉風の面倒見の良さというか、
兄貴気質がよくうかがわれますね。

それにしても嘉風は、
30歳を超えベテランの域に入ってから、
がらりと相撲が変わったように思います。

そして近年は、
三役にもあがり、
なおかつ横綱、大関戦での強さもあったのですが、
勝ってもおごらず、負けても腐らず、
『1日一番を大切にする』
と言い続けて土俵を務めてきました。

大関には上がれませんでしたが、
まごうことなき平成の後半の角界の看板力士でした。

お疲れさまでした。
本当に楽しませてもらいました。
ゆっくりとけがを治して、
後進の指導に当たって欲しいと思います。

そしてできることなら、
角界の宣伝部長として、
色々なところに顔を出し、
その楽しいトーク力を発揮して、
またたくさん「相撲のキモ」を我々に教えてくださいね。


ということで寂しさを禁じ得ない秋場所の土俵。

昨日の朝乃山―豪栄道の一番では、
行司さんが土俵下に転落するということがあって、
びっくりしました。

しかしすかさずそれを見た土俵下で待機していた立行司の式守伊之助が、
ばっと立ち上がり土俵に上がろうとしたのはさすがでしたね。

それにしても顔から落ちた行司さん、
痛そうでしたねえ。
顔がはれていました。
大変な仕事だなあと、
改めて思いましたね。


しかしそれにしても、
上位陣のコロコロと負ける姿には、
う~んと唸ってしまいます。
この唸り、
感嘆のうなりではなく、
もちろん落胆のうなりですよ。。。

一人横綱の鶴竜は3連敗、
大関・豪栄道は2敗、栃ノ心はもう相撲になりません。
がっつり連勝で立ち上がった大関復帰を狙う貴景勝も、
ここにきて連敗を喫してしまいました。

元気なのは1敗の御嶽海かあ。
優勝候補の筆頭ですかね、彼が。
全勝で隠岐の海が走っているものの、
名うての『やる気が見られない力士』と言われる隠岐の海。

初めてほとばしるやる気を見せて、
優勝争いを引っ張っていけるのでしょうか?
ワタシはそうは思わないんですがねえ。。。

救いは小兵力士の大活躍。
炎鵬、照強だけではなく、
明生がいいですね。
石浦も頑張っています。

彼らが土俵狭しと暴れまわる姿は、
見ていて気持ちのいいものです。
それこそ嘉風が盛り上げていた分を、
しっかり引き継いでくれているような気がします。

優勝争いは混とんとしていますが、
彼らの中で一人でも二人でもそこに絡む力士が現れれば、
大いに盛り上がっていくような気がしますね。

他の競技が盛り上がって、
なかなか大相撲まで世間の目がいかない今場所ですが、
いい形で大団円を迎えてほしいものです。


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