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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲九州場所 豊ノ島が輝く

2010年11月26日 | 相撲

大相撲は、
一年納めの九州場所も、
いよいよ残すところ3日となって来ましたね。

白鵬の連勝記録が止まってどうなるかと思いましたが、
終盤にきて思わぬ力士が、その白鵬に並走。
なんだか久しぶりに、
優勝争いが盛り上がってきました。

いろいろあった今年の相撲界。
いいことやら悪いことやら、
思いだせばいくつも上がってくるのですが、
こと優勝争いということになると、
ほとんど思い出すことはありません。

初場所は最後の一花を咲かせた朝青龍が優勝。
しかしその後は、
白鵬のまさに独り舞台。

なにしろ、
4場所連続で"負け"がなかったんですから、
優勝争いは盛り上がるはずもありませんでした。

大体10日目ぐらいには先が見えてきて、
13日目か14日目には優勝も決定。
千秋楽は、
『白鵬の連勝記録』(もうひとついえば『魁皇の勝ち越し』)
ぐらいしか興味はありませんでしたね。

しかし今場所は、
なにやら様相が違います。

華々しい連勝記録に期待がかかっていた場所前。
しかし2日目に白鵬が敗れると、
その余韻に浸って「なんとな~く」過ぎていった序盤戦から中盤戦。

終盤に差し掛かる頃から、
「おやっ 魁皇が連勝しているぞ!」
ということになり、
魁皇の一番にこれまで以上の注目が集まりました。

その魁皇は、
昨日も勝ってついに11連勝。
堂々と優勝争いのトップに立って、
今日注目の白鵬戦を迎えることになりました。

この一番、
注目されますね。

迎え撃つ白鵬は、
いつもの場所の安定感こそないものの、
連勝が途切れたあと、
良くぞここまで持ち直してきました。
今さらながらですが、
彼の精神力の強さには、
舌を巻くばかりです。

しか~し、
ここで終わらないのが今場所の面白いところ。

とんでもない伏兵が、
幕内下位に潜んでいました。

豊ノ島です。

現在の地位は、【西前頭9枚目】です。
ここで昨日までの成績は11勝1敗。

昨日は、
1敗同士の対決で大関・把瑠都を下し、
なんと1敗を死守しました。

これで上位(横綱・大関)との取組は組まれないはず(基本的には、前頭4枚目までが上位とされて、横綱、大関との対戦が組まれる、とされています)ですから、
チャンスが到来したというわけです。
もしかすると、
彼にとっては最初で最後のチャンスかもしれませんよ。

この豊ノ島、
【賭博問題】で名古屋場所を謹慎。
十両まで番付を落としました。

しかしこのことが、
彼にとっては相撲を見直すきっかけになったのかもしれませんね。
出直しの場所となった秋場所を圧倒的な強さで十両優勝すると、
今場所も元気いっぱい。
「相撲が取れることが嬉しい」という感じを醸し出しています。

【災い転じて福】

彼の相撲人生、
リセットした先場所からが、
本物なのかもしれません。

関脇、小結などの役力士と対戦することが予想される残り3日。
何とかしのいで、
優勝決定戦で白鵬(?)への挑戦権を、
獲得して欲しいと思います。

思わぬ力士が駆け上がってきた場所。
過去にも何度かありましたっけ。

幕尻のほうで優勝した力士というと・・・・・

貴闘力と、
多賀竜あたりが思い浮かびます。

【幕の内最高優勝】

いつまでも記録に、
そして記憶にも残ります。
(多賀竜なんて、ワタシもほとんど覚えていないのに、優勝したことだけは覚えていますからねえ。)

その最高峰目指して、
豊ノ島のがんばり、
期待しています。

 


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