SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

長谷川穂積 魂のボクシングで2階級制覇

2010年11月27日 | ボクシング

WBC世界フェザー級王座決定戦

第2位
 長谷川穂積   12R判定  ファンカルロス・ブルゴス
  (真正)               (メキシコ)


長谷川の魂のボクシングを見せてもらった。
言うことは何もありません。

最終回の攻防は、
不覚にも涙が出てしまいました。

長谷川の決意。
そしてそのボクサーとしての魅力。
新しい長谷川を発見した夜。
なんとも嬉しい夜になりました。
幸せに包まれて眠ることが出来ました。

このタイトル戦、
なんだか周りがうるさかった。
何でだか長谷川をバッシングする発言が、
取りざたされていましたね。

『長谷川はコンディションを作れないのではないか』
『2階級上のすごさを見せ付けられて負ける』
『ブルゴスは上げ潮。長谷川は引き潮』
挙句の果てには、
『こんなマッチアップ信じられない』
『KO負けのすぐ後がダイレクトでタイトル戦なんて、ふざけている』
などなど・・・・・・

ワタシも黙っちゃいましたが、
腹の中ではグツグツと煮えたぎるものがありました。
『ふざけんな。ピーチクパーチク、ほえてんじゃねえよ』
そして
『長谷川よ!リング上で見せてやってくれ!』


そして、
この日がやってきました。

ギリギリで家に帰り着き、
粟生の試合を横目で見ながら風呂に入って・・・・・
長谷川の試合には、
何とか間に合わせました。

第1ラウンド。
意外に打ち合いに行く様相を見せた長谷川に対して、
ブルゴスは予想以上のパンチの伸び、懐の深さを見せていましたね。

『こりゃあ、かなり相手が強いぞ!』
という意識が、
ワタシの中でもこの1Rで刷り込まれました。

2~4R、
長谷川は果敢に前に出てポイントを取るものの、
【まさかの一発】
の危険を感じさせるブルゴス。

だんだん【あのモンティエール戦】を彷彿とさせるような展開が予感され、
緊張感が高まりました。

しかし今日の長谷川、
リスクをとってでも前へ前へ・・・・・・

解説の浜田さん、飯田さんのみならず、
会長からも【足使え~】の声が飛び、
ワタシも『長谷川~もっと足使え~』とTV前で叫んでいました。

しかし・・・
しかし長谷川は、
≪今日は打ち勝つ≫
と自分の中で腹をくくっていたのでしょう。

とにかくブルゴスの正面に立って、
打たれれば打ち返す・・・・
とにかく倒す!
の気概を見せてくれました。

本当に心に期するものがあったのでしょう。

ものすごい試合でした。

母親の死というこれ以上ない逆境を乗り越えて、
見事に長谷川が還って来ました。

2階級制覇、
本当におめでとう!!!!

これからまた、
≪長谷川の伝説ロード・第2章≫
が始まります。

楽しみで、しょうがありません。

ゆっくりと休んで、
またすばらしいファイト、見せてください。

こころが震えたファイト。
あの畑山vs坂本戦以来でした。

最高の試合でした。




*それから粟生選手。
  見事な戴冠おめでとうございます。
  昨日のファイト、
  今までの粟生選手とは全然違って見えました。
  頼もしかったなあ。
  昨日のファイトをみて、
  あなたのファン、たくさん増えたんじゃないかな?!
  ワタシも、あなたの次回のファイト、
  楽しみです。
  長くタイトルを保持できる選手になってください。


ボクシングって、
おもしろいよ!!!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大相撲九州場所 豊ノ島が輝く | トップ | 横綱・白鵬 輝く5場所連覇 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ボクシング」カテゴリの最新記事