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照ノ富士が新横綱V 非の打ちどころのない素晴らしさだった。  そして白鵬は引退へ

2021年09月27日 | 相撲

大相撲秋場所は、
新横綱・照ノ富士が優勝を飾りました。

千秋楽は1差で追う妙義龍が先に土俵に上がり黒星。
この瞬間、土俵下で優勝が決定した照ノ富士ですが、
結びの一番では大関・正代を全く寄せ付けず、
優勝に花を添える白星を挙げて13勝2敗。

決してひざの状態が良くはなかったと思いますが、
それでも「横綱らしさ」を存分に見せて、
見事な優勝だったと思います。

横綱としての15日間を全うしたことで、
次の場所からはさらに落ち着いて相撲が取れそうです。
今場所の相撲っぷりは、
「相手をがっちり受け止めたうえでキッチリ勝つ」
というまさに横綱相撲。

それゆえ一気に来られる大栄翔、明生の爆発力に土俵を割ってしまう事もありましたが、
誰もがリスペクト出来る相撲っぷり、強さを見せてくれました。
今後がますます楽しみです。

今場所も、
最後まで土俵を盛り上げてくれたのは平幕勢でした。
大ベテランの妙義龍は、
千秋楽まで優勝への興味をつないでくれた、
大殊勲の力士ですね。

またまた平幕の「輝けるひと場所」に優勝を飾る力士になるかと思ったのですが、
相手にしたのが横綱・照ノ富士とあって栄冠には一歩届きませんでした。

それでもこの大ベテランの土俵での輝き、
特に13日目、14日目に両大関を相次いで破った相撲は見事なものでした。

遠藤、阿武咲、隠岐の海らも頑張ってくれて、
上位陣の”穴”を埋めてくれました。

殊勲賞の大栄翔は、
出足さえ戻れば十分にこのぐらいの活躍は見込める力士です。
目標の大関獲りに向け、
もう一度リセットして相撲を磨いていってほしいですね。

それに引き換え・・・・・
ではないですが、
何しろ役力士のふがいなさも目立ちました。

両大関はそろって勝ち越したものの8勝7敗。
昔「勝ち越しだけはするものの・・・・・・」ということで、
9勝6敗でいつも終わるような大関を”クンロク大関”なんて呼んで揶揄する言葉がありましたが(今も言葉は多少残っているようですが)、
クンロクにも届かない大関はどう呼べばいいのよ。。。。。そんな感じですね。

貴景勝は何とか勝ち越して大関陥落は逃れたものの、
首の状態は本当に気がかりですね。

ケガさえなければ、
出足の鋭さと土俵にかける執念などはそろっている力士なので、
十分に横綱が狙えると思いますが、
土俵人生のネックになりそうな首のケガ、
どうなんでしょうかね。

一方の正代。
ワタシはこの力士、
あまり評価していませんが、
今場所の相撲を見ていると「まさにこのまま、クンロク大関的な立ち位置で最後まで行っちゃいそうだなあ」
という気しかしませんね。

今場所前も師匠に合同稽古で一喝されたというような話題が出ていましたが、
生来ののんびり屋のせいか、
生き馬の目を抜く様な戦いの世界の中で生きるのは、
ちょっと苦しいような気もしてしまいますね。

自分の上の番付がほとんどいない中で、
早々と優勝予想から名前が零れ落ちるようでは、
いけませんね。

正代を見ていると、
「横綱に勝つことがあるかもしれない半面、前頭の下位力士にも平気で負ける画も頭に浮かんでしまう」
って感じです。

次々に強い力士が台頭してきていますから、
ぼやぼやしていると本当にあっという間に追い落とされ、
大関という地位も「うたかたの夢」になってしまいますよ。

北の富士さんが昨日も言っていた通り、
「まずはすり足」
このあたりからおやりになってみたら?!

御嶽海も、
すでに「大関候補」と言われてから、
何年が経つのでしょうか。

優勝も2度経験していますから、
今の状況をほとんどの相撲界のOBが歯がゆく思っているのも、
さもありなんと思ってしまいますね。

ふがいなく負けるごとに、
北の富士さんも舞の海さんも、
「もう期待しない!!」
なんて言いながら、
「それでもやっぱり、期待しちゃうんだよなあ・・・・・・」
なんて気にしてもらっている御嶽海。

だけどそうして期待されているうちが華でっせ。
そのうち何も言われなくなったらおしまいだからね。

若手・・・なんて言われていても、
正代は11月で30歳、御嶽海も12月で29歳になります。
残された相撲人生、
そうは長くありませんよ。

言われている「稽古嫌い」が本当なら、
30歳を過ぎてベテランになってから現れる「若いころに稽古により積み上げた貯金」もないだろうから、
衰えるのも早いかもしれませんしね。

本人たちがこの地位に満足しているのであれば、
それはそれで何にも言えないけどね。

でもまあ、
二人とも若手が台頭して自分たちをバンバン追い抜いていくという状況にならないと、
おしりに火はつかないのかな?

新関脇の明生は何とか千秋楽で勝ち越し。
照ノ富士に勝った相撲もあり、
さらに脱皮して大関を狙ってもらいたいところです。

場所前にコロナを発症した逸ノ城は、
何とか小結での勝ち越しに成功。

一方場所中に発熱で休場した豊昇龍は、
負け越したものの若隆景戦での一本背負いなど、
やはり土俵上でその存在感を見せてくれました。

霧馬山、若隆景などの若手有望株は、
しっかりと9勝を挙げて役力士に手がかかっています。
10勝を挙げた大栄翔とともに、
来場所は上位で土俵を盛り上げてくれることでしょう。

負け越したものの、
宇良も連日土俵を沸かせてくれました。
彼の取り組みを見ていると、
「1日1番」
という事が土俵上で体現されていて、
見ていて本当に気持ちがいいし、ワクワクしますね。
相撲界きっての「エンターテイナー」ですね。

次は11月の九州場所。

昇進のかかる力士などはいませんが、
熱い戦いを2年ぶりの福岡で、
期待しています。


とここで終わるはずが、
先ほど大きなニュースが飛び込んできました。

横綱・白鵬がついに引退を決意したようで、
話し合いを行っているようです。

これについては、
正式に決定したらまた、
記事を書きたいと思います。




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