ああ、なんといういい月だろうか。。。。
そう呟きながら空を見る、
そんなここ数日。
昨日は秋分の日の祝日。
なんだか久しぶりの「週の中日のお休み」でしたね。
このお休みは、
ワタシもお墓参りやら何やら、
なかなか家でじっとしていることができないお休み。
手元のスマホを駆使して、
いろいろな競技の動向を追うという日になりました。
まず休み前の水曜日。
驚いたのが、
WBC世界Lフライ級タイトルマッチでチャンピオンの寺地拳四朗が陥落したことです。
相手は日本人の矢吹。
拳四朗は8度防衛している名王者ですが、
実力と比例したネームバリューがないのが、
本当に気の毒なところでした。
ボクシングに興味のあまりない一般の人の間に、
どれだけ「世界王者・拳四朗」という名前が浸透していたのかわからないですが、
その戦いぶりは安定感抜群のチャンピオンそのものというものでした。
今回も拳四朗が防衛を果たし、
いよいよ防衛回数二けたに挑戦か・・・・・
と思っていたので敗戦の報は本当に驚きました。
WOWOWのディレイと関テレの動画配信のみでカバーされるという、
「本当に世界戦なのかよ」
と怒ってしまうような扱いでしたが、
まあこれはコロナで試合が延期されたので仕方がないところなのでしょうかね。
という事でワタシも、
試合の後に動画で試合内容をチェックしたのですが、
本当に素晴らしい激闘でした。
両選手、お疲れさまでした。
まさに「ザ・世界タイトルマッチ」でしたね。
拳四朗がうまくジャブをついていつものように主導権を握る展開になりかけたところに、
強く重そうなパンチを放つ矢吹がパンチをヒットさせて拳四朗を下がらせる。
そんな序盤から中盤で、
ワタシの目には互角に近く見えましたが、
WBCのオープンスコアでは4R終わり、8R終わりともに矢吹が大量リード。
拳四朗は「逆転KOしかない」という感じで9Rに入ると猛然とラッシュ。
矢吹は下がりながら拳四朗のボディをかなりもらって、
最後はフラフラになりながら9Rが終了。
拳四朗の逆転KOもあるぞという感じで入った10R、
さらに拳四朗が攻勢を強めてラッシュをかけるも、
中盤矢吹の右がヒット。
そこから猛然と矢吹がラッシュをかけ、
最後はパンチの雨を拳四朗に浴びせて、
歓喜のTKO勝ちで世界王者を奪取しました。
見事な勝利でしたね。
矢吹はこの階級の中ではやはり、
破格の重そうなパンチを持っているので、
今後が楽しみな選手です。
一方の拳四朗。
やはり8月末にコロナに罹患して、
10日間の自宅療養を余儀なくされたのがなんとしても痛かったですね。
いろいろなしがらみもあったでしょうが、
そんなコンディションの中で早々と日程をリセットして試合を行ったのがあだとなってしまいました。
もう少し時間的猶予を与えてほしかった。
ひょっとするとリマッチもあるかもしれません。
プロボクシング人生で初めて一敗地にまみれた拳四朗。
しかしまだ、彼のキャリアが終わりだとは到底思えません。
ここからの第2のボクシング人生のほうが、
深みとコクが出て、
いいボクサーになるような気がしてなりません。
少し休んで、
また再起を期してほしいと強く思っています。
さて、
そのほかでは、
相撲がえらいことになり始めています。
盤石だと思われた横綱・照ノ富士が明生にまさかの2敗目。
土俵に転落した時に、
少し膝をかばうようなしぐさも見て取れたので、
非常に心配しています。
前日は土俵下に突き落とした相手の高安が、
臀部のケガで今日から休場してしまったので、
なんだか寝覚めの悪い2日間となってしまいました。
それでも「優勝は照ノ富士一択」だとワタシは今でも思っていますが、
1差の3敗で追うのが阿武咲に加えて隠岐の海、妙義龍、遠藤らのベテラン勢だという事に、
少しだけ心躍ったりしています。
旭天鵬、玉鷲、徳勝龍・・・・
「人生でたった一度、輝きに輝いた場所」で優勝を飾った力士たちを思い起こすと、
彼ら「頑張ってきたベテラン勢」にとってこの場所が「人生でたった一度きりの輝ける場所」になる可能性、
あるんですよね。
そんなことが起こる場所になるのか?
そのあたりも注目しての残り3日間です。
もう一つ、
カド番の貴景勝が3連敗から巻き返して昨日勝ち越し。
見事にカド番脱出して、危機を回避しました。
それにしても、
貴景勝は根性があるねえ。
今場所の最初の3日間を見たら、
とてもじゃないけど今場所の勝ち越しは難しいと思いましたが、
「負けてなるものか」のがむしゃらさを土俵上で出し、
日に日に相撲内容もよくなってきました。
やっぱり照ノ富士の対抗軸としては、
この貴景勝ですね。
体調さえよくなれば、
有力な横綱候補であるという事、
改めて確認できました。
そしてそしてプロ野球。
なんと、
ヤクルトが首位に出ましたね。
先週「どうも今月は負けが込んでるなあ・・・・・乗れない」という状況から『試練の10連戦』を迎えましたが、
そこからチームが蘇り、生き返り、
なんとここまで7戦を5勝2分。
負け知らずで突っ走って、
ついに阪神をとらえて首位に躍り出ました。
打線も好調ですが、
なんといっても投手陣が頑張っているのが好調の原因ですね。
DeNAとの敵地3連戦では、
スアレス・小川・サイスニードの「裏3本」とも言っていい3人の先発が頑張っての3連勝。
安定感抜群の石川・高橋・奥川に加えてこの3人も安定してきたら、
いよいよ優勝モードになってもいいかもしれませんね。
日本シリーズは、まさかのヤクルトvsロッテの戦い?
そうなったら新鮮で、
むっちゃ面白いなあ。
まあ、
阪神vsオリックスの関西対決も面白そうだけど、
さあどうなるんでしょうかね。
もうなんというか、
緊急事態宣言なんて、どこ吹く風?
なんていう感じの空気に、
なってきつつありますね。
行楽地の人出、
そして車の混みようを見ても、
何だかコロナ前よりも多いぐらいじゃないの?
なんて思ったりしています。
コロナの収束とスポーツの盛り上がりがリンクして、
正常軌道に戻る日を、
心待ちにしています。
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