前のポストで、選挙では日本は変わらない、ということを書きました。
選挙による政権交代だけでは、この国の、政官財マスコミががっちりとバインドした…
「統治システム」を根本的に変えることは出来ない、という考えは本心です。
古代から日本の政体がドラスティックに変わるのは、ほぼ必ず外圧がきっかけだった…
というのも、本当にそうだと思っています。
でもそう書くと、どうせ無駄だから、選挙があっても行く必要がないという風に…
読んだ方をミスリードしてしまうことになるかも、ということに気づきました。
反省しています。
たとえそれだけでこの国の腐った土台構造が変えられなくても…
もしこれから選挙があったら、棄権はしないで、必ず行きましょう。
それが、この時代のこの国に生きる、大人としての責務だと思います。
これから日本がどうなるにせよ、今この列島に住んでいる住民が…
全滅してしまうということは、おそらくないでしょう。
少なくとも、向こう100年ぐらいの間は、ないと思います。
それなら、私たちの子、孫、ひ孫世代が、21世紀はじめの数十年を生きた世代の…
残した足跡を後から振り返ったときに…
「あの世代はヘタレで無気力で無責任な、バカばかりだった」と…
「そのせいで自分たちがこんな苦難を味わわされているんだ」と…
恨まれるのは、人として、あまりに口惜しく、恥ずかしいではないですか。
人として、この時代に、この国に生まれて来た甲斐がなくなって…
歴史が続く限り、恥を晒すことになる。
だから、何もしないで運命に身を任せるのは、絶対に良くない。やめましょう。
アメリカ大陸の先住民の民話らしいですけれど…
「ハチドリのひとしずく」というお話があります。
森が火事になって、住んでいた動物がみんな逃げ出して、なすすべもなく…
燃えるかつての棲み処を見つめているときに…
小さな小さなくちばしのハチドリが、水場に行って一滴の水を咥えて…
燃え盛る森の上から落として、また水場に行って…というのを繰り返す。
ハチドリの心は……というお話。
ご興味がある方は、調べてみてください。
今、この状況の日本で…
本気で「革命」(共産主義革命だけのことを言っているのではないですよ)を起こす…
そういう気概を持っている人は、それを自分なりの形で行動に移して貫徹しましょう。
それ以外の方法で最後まで運命に抵抗するつもりの人は、諦めずにそれをしましょう。
最低でも、今の代議制民主主義のシステム内で、民意=民草の意地を示して…
何かの変化の「きっかけ」にでもなれば、という意思を捨ててはいけません。
それで悲劇的な運命を、たとえ避けられなかったとしても…
この国が、外圧でしか変われない、情けない国だとしても…
子や孫たちから、軽蔑される存在にだけはなりたくない。
そうじゃありませんか?
改めて、誤解、ミスリードになるような文章をポストしてしまったこと…
お詫びします。