
映画主演は3年ぶりとなるジョディ。突然娘を奪われた母親に扮し、正体不明の敵に立ち向かうサスペンスアクションだ。
ジョディの演技は、鬼気迫った役柄でありながら、狂って見えないところに凄さがある。流石オスカー女優である。
この映画の見所は、アルト航空E-474機と呼ばれる、豪華ジャンボ旅客機の中。
あの豪華さと飛行機の中とは思えない客室は一見の価値あり。
もちろん、架空の飛行機であるが、近年これに似た旅客機ができるらしいとのこと。
肝心の映画の中身は、旅客機の中での失踪という、ミステリアスなシチュエーションと味方が誰もいない、孤立無援の母親という切迫感が秀逸だった。
・・・が、犯人が分かってからの展開はラストを除き、少し物足らないものがあった。