アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

K RETURN OF KINGS 第8話「Kaput」

2015-11-25 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第8話「Kaput」、前回に引き続いてすごい回でした。

物語はいきなり14年前の迦具都事件直後から始まります。
「生きている者はいないかー! 誰か返事をしろー!」と叫ぶ青年。
最初は「誰?」と思ったけど、若き日のイワさんでした。
彼の正体は灰色の王、鳳聖悟。
理想を求めていた彼は、絶望的な廃墟の中で、背中に大きな石が突き刺さって死んでいる子供を見つけます。
それがまだ幼い比水流。
嘆く鳳聖悟の前に、ダモクレスの剣が出現します。
死んでから王に覚醒するということもあるんですね。
比水流のダモクレスの剣は、ゆっくりと振れる振り子が付いていて、なかなか美しいです。

そして舞台は御柱タワーに戻り、現在のイワさんと宗像室長の戦い。
動けない比水流を肩にかついでの戦いながら、イワさん強いです。
絶対守護の属性を持つ霧のサンクトゥムを展開し、武器は銃。
戦いながらの二人のやりとりですが、これがまた前回の比水対宗像並の険悪さでした。
宗像「クランを失い、名を変え、地に潜って一人おめおめと生き延びた男にふさわしい、卑小な戦い方ですね」
まあ、前回に引き続いて、宗像の売り言葉はかなりのものでした。
それに対する磐舟は、「なんとでも言やあいい。プライドなんてものはとっくに捨てちまったんでね。痛くもかゆくもねえよ」
と言い、宗像に「青臭い」「青二才」と煽り、「青の王だけに?」などと親父ギャグで揶揄します。
腹立つだろうな。
戦いは宗像のサーベルが折れて決着し、紫とスクナが操縦するヘリによって石盤も奪われます。

「僕の失策だ」と落ち込むシロ(中身は90歳)に「まだできることはあるはず。私たちは諦めていない」と言うアンナ(12歳)。

青のクランでは、宗像室長と伏見の険悪なやりとりが。
宗像「作戦が失敗してざまあみろといったところですか」
伏見「あんたが負けて、ざまあみろと思ってますよ」
この辺はまあ、伏見なら言いそうだなと思いますが、その後の
「元々君は裏切り者」とか「小物」とかいうセリフは、宗像らしくなかったです。
何かあるのじゃないかと推測してます。
そうして伏見は隊服とサーベルを置いて出ていきます。

次回が気になります。
「保険はかけとくもんだな」という伏見のセリフがなんなのか。
これからそれぞれがどう動くのか。
前回も今回もすごい回だと思ったけれど、これは最終回までずっとすごい回が続くのかも、と思ってます。

今回更新がものすごく遅れてすみません。
もっと余裕を持ってKに浸りたいのに、ままならぬことが多いです。
でもKはやっぱり面白い!

K RETURN OF KINGS 第7話「Kickdown」

2015-11-14 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第7話「Kickdown」が放送されました。
すごかった! 面白かった! 
大変な回でした。
大いにネタバレありますので、未視聴の方はご注意ください。

前回のラストで車椅子を降りて立ち上がった緑の王比水流が、今回御柱タワーの中を疾走します。
赤青のクランと向き合った紫も、白銀組に対するスクナも、緑の王が出陣したと知り、撤退します。
スクナは撤退を嫌がって戦いを続けようとしますが、紫に過(あやまち)を突きつけられ、「聞き分けなさい、スクナ」と叱られ、しぶしぶ従います。
スクナにこう言う紫も本心では撤退が不本意で、あまり機嫌が良くない感じが、なんとなく可愛かったです。

緊急閉鎖された御柱タワーの中を疾走する比水流の映像が、すごく好きです。
そうしてその映像にかぶせて流れる宗像室長の独白がとてもよかったので、ここでちょっとそのメモを載せます。

道を照らす明かりもなく
耳に届く声もなく
さらに何重もの厚い隔壁が
あなたの行く手を阻む
この御柱タワー全体が
あなたのための牢獄というわけです
むろんこの程度の仕掛けで王権者を拘束することなど
できようはずもありませんが
仕掛けのひとつひとつが
あなたの限られた時間と体力を確実に奪っていく
100枚の壁と二人の王権者を乗り越え
果たしてここまで辿り着けますか
緑の王比水流


比水流のフルパワーは長時間持たないはずなのに、まったく力をセーブせず、すごいパワーで驀進してくる緑の王を見て、シロは「おかしい」と感じます。
疾走する比水流と、炎の翼でそれを追うアンナの戦いは、話し合いに移り、そしてまた戦いへ。
ここでの比水流はアンナに対して上から目線ではありますが、その力を認め、かなり尊重しているようにも見えます。
そうして比水流は石盤の部屋に「ゴール」。
しかしそこに待ち構えていた宗像によって一撃され、「ノーゴール」となります。
フルパワーなら負けないのかもしれませんが、パワーをセーブせずに突っ走ってきた比水流はそのときちょうど電池切れに。
比水流にサーベルを突きつけ、宗像は「好きなだけ暴れて楽しかったですか。知性もなければ秩序もない、まるでけだもののような有様でしたよ」と言い、そのときはもう動くこともできなくなった比水流は「とても楽しかったですよ」と応えます。
ここの宗像と比水の険悪なやりとりも大好きです。
アンナにはそれなりにいい感じの対応をしていた比水が、宗像に対しては「それは君が愚鈍だからです」とか、割とひどいこと言ってて面白かったです。
この二人は相性が悪いというのか、売り言葉に買い言葉というか。

しかし、こうして電池切れになって負けだと思われた緑の王は、自らは動けないまま、悠然と宗像に言います。
「君と戦うのは俺ではありません。俺の開いた道を通って、彼がやってきます。俺の切り札です」
霧が立ちこめ、ついに今まで謎にされてきた灰色の王が登場します。
ひぇ~!っとなったのは私だけではないはずです。

30分近くあるはずなのに、あっという間の7話でした。
もう来週が楽しみすぎで、待っていられない気持ちでいます。

K RETURN OF KINGS 第6話「Keeper」

2015-11-07 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第6話「Keeper」が放送されました。
面白かった! 
話がいよいよ動いてきましたね。

御柱タワーの石盤を奪いにくる緑に対して、白銀赤青が共闘します。
かつて緑の王比水流は黄金の王國常路大覚に戦いを挑んだことがあって、黄金の王の元にはその時の映像資料などが残っていて、それによると、比水流はフルパワーを出せば非常に強い王だけれど、その力を出せる時間はとても短い。
だから道を開けるための先鋒である御芍神紫と五條スクナにたくさんのトラップを用意し、消耗させるという作戦でした。
トラップの操作を行うのは伏見。
釣り天井、落とし穴、電気ショックって、元からこのタワーに設置してあったトラップなんでしょうか。
簡単に設置はできませんよね。
釣り天井とか、ちょっと愉快な罠ですが、黄金の王の選択でしょうか。
紫ちゃんがトラップを抜けて出てきた時に水を被っていたのは、落とし穴の底に水を入れてあったとか?
いや、普通にどこかでスプリンクラーが作動したんでしょうね。
そうしてかろうじて紫とスクナの分断には成功しましたが、トラップによるダメージはほとんどなく、伏見の「化け物共め!」という言葉がその強さを現していました。
この後の白銀三人組対スクナの会話がよかったです。

「チクショー!卑怯だぞ!」と言うスクナに対し、「ふふーん、なーんとでも言ってー」と言うシロ。
そして次には白銀の王の威厳を見せて、「さて、君の活動はここまでだ。戦力としての君はここで確実にすりつぶさせてもらう」と宣言。
3対1で、しかも相手は13歳の子供であっても、それだけの力を持ち、そうされるだけのことをしてきたスクナなんですよね。
この戦いはシロ、クロ、ネコ、スクナ、それぞれよかったです。

そうしてついに比水流の登場。
立ち上がり、その本来の力で発進します。
次回はついに比水と3人の王の対決ということになります。
1週間が待ち遠しいです。

K RETURN OF KINGS 第5話「Ken」

2015-10-31 | 「K」語り
「Ken」って人の名前?
という程度の知識なので、調べてみました。
意味は、「理解,知識,認識;視野,視界」ということです。
石盤に対する理解、知識とか、動かない比水流の視界とか、そういう意味なのかなと理解しました。

初っぱなから赤青モブが大活躍でしたね。
アンディの格好いいこと。
1期の時に比べると、モブたちの描かれ方がすごく丁寧でめちゃ動いていて、これが他のアニメだったら主役級の動きで、「やっぱりKすごい!」と思いました。

つい、うるうるしてしまったのが、御柱タワーで黄金のクランのウサギが、シロに今後の行動の裁可を仰ぐ場面。
あのおじいさんウサギについての物語は、コミカライズ「K-カウントダウン-」1巻の第4話「さよなら旧友」に出てきます。
ご存じない方々にご説明しますと、彼は今は亡き黄金の王、國常寺大覚がドレスデンから帰った直後頃から、付き人として仕えていた人物です。若い大覚にとっては、小僧の方がいいだろうということで選ばれた、仕え始めた当初はまだ14歳の少年でした。
彼は國常路の分家の長男で、実は大覚の動向を探るために、密かに遣わされていたスパイだったのですが、大覚はそれをも見通していて、「一族の派閥争いなどという些事にかまけている暇はない」と言いながら、彼を側に置きます。
そして数年後。
ヴァイスマンの乗った飛行船を見上げながら、「私だけは理想の王となってやろう、だからそこで見ていろ」と言う大覚を見て、少年は大覚の手足となる同胞になることを決意します。
分家の長男である彼は、
「今ここで名も個も捨て、誇りを持ってあなたの駒となりましょう」
と言い、大覚は
「私と共にこの国の礎となれ」
と応えます。
そうして数十年、あの少年が今に至るまでずっと、國常路大覚の手足となって働いてきたのでしょう。
なんだかこのシーンについて書きすぎてしまった感がありますが、カウントダウンの物語の中で、一番好きなお話だったもので、あのウサギの姿が映像で見れたことが本当にうれしかったです。

一方、青のクラン宗像礼司は、総理大臣と会っていました。
高圧的に出る宗像室長と、うぐぐ、となる総理大臣と、彼らを少し不安げに見る淡島副長。
少しばかり不穏な雰囲気を醸していました。
シロと草薙の会話でも、宗像の心配をしていましたし、今後の一番の懸念事です。

そうしてコトサカを介してシロに接触してくる比水流。
やっぱり1年前の事件は裏に比水流がいたんですね。
人類進化促進装置である石盤の力解放という比水流の提案に、過去の自分の夢と、國常路大覚を思い出し、「丁重にお断りするよ」と答えたシロに、「お望みならば戦いを」と言う比水流。

来週はついに比水流が立ち上がります!
PVで見た姿が登場すると思うとワクワクします。

設定資料集買いました

2015-10-25 | 「K」語り


K RETURN OF KINGS 設定資料集買いました。
1期の設定集も持っているので、見たことのある絵も多かったけれど、jungleのメンバーの絵がうれしかったです。設定集の中にはコトサカは結構表情がある絵もあったけれど、今のところアニメではリアルオウムしか出てませんね。
これから焦ったり怒ったりするデフォルメ版も出るんでしょうか。
八田の新しい武器の棒(如意棒みたいな奴)を見たら、名前が「ヤタのボー」って書いてあって笑いました。
確かにヤタのボーです。
それから、伏見が私服でナイフを持っているのは普通な感じですが、宗像室長が私服でサーベルを持っている状況というのが気になってます。
伏見のナイフは私物だけど、宗像室長のサーベルは違いますよね。
この絵がどんな風にアニメで登場するのか、楽しみです。