アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

K RETURN OF KINGS 第9話「Kid's room」

2015-11-30 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第9話「Kid's room」。
物語の冒頭は獄中でフォークを研ぐ平坂道反。
囚人にあのお腹丸出しの格好をさせたままというのはどうなんだろう、とか、囚人に金属製のフォークを持たせるのはどうなんだろう、とか、ささいな疑問は置いておくとして、そこに現れる伏見と平坂のやりとりはなかなかでした。
「檻の中の間抜けな工作員を嗤いに来たんだよ、壁抜けの能力はどうした」
などと煽る伏見に対し、少しも動じずに淡々と応える平坂はむしろ格好よかったです。
「すべてはビジネス」「目的は金」という平坂に、伏見は「上等だ」と言い、平坂を脱獄させます。
平坂がuランカーだったとか、あの忍者のような壁抜けは、jungleに貸し与えられたタンマツがないとできないのだとか、初めて知りました。緑モブの異能は簡単に剥奪されることは知ってましたが、uランカーもjungleのタンマツ越しに比水流の能力を貸し与えられているだけだったんですね。
赤のクランがテストに合格すればその能力を自動的に持つようになり、たとえクランを移ってもその能力を失うことがないのとは対照的です。

で、それから一ヶ月後。
緑のクランが奪ったドレスデン石盤によって、街には突然異能を持って戸惑う一般人や、異能事件が続発してます。
jungleの本拠地では、「いい調子」と話し合う緑のクランの話題が、ここ1ヶ月で復帰した平坂の活躍と、なんらかの裏技を使ってハイスピードでランクアップしてきたニューフェイス伏見へ。
9万ポイントを超えている伏見はjランカーになる可能性が強いと、楽しみにする比水流と、不愉快そうなスクナ。
なんかこのシーンのスクナが可愛いです。
伏見についての情報はjungleは必ず持っているはずなので、そこのところをどう考えているのか、知りたいです。

一方、白銀のクランでは、シロが受験勉強のような雰囲気で対策を練っています。
シロさんが言う「レゾナンツ・ハンマー・プラン」を調べてみましたが、Resonanzはドイツ語で、(反響、共鳴、共振)。
ということは、共鳴ハンマー計画?
その後のシロさんの説明を聞いて、シロさんが描いた図を見た後の二人の反応がそれぞれ可愛かったです。
ネコ「うんうん、それがいいそれがいい」
クロ「そうか。夕飯の方はカレーだ」
まあ、ここはシロさんさえわかってればいいのかな。

CMの後は盛装でjungleのパーティに出席する草薙と淡島。
二人とも美しい!
彼らはかなり強引な手段で緑モブから出席者リストが入ったタンマツを奪います。
が、逃げ切れると思ったその時、タンマツを伏見の投げナイフで壊されます。
ショックを受ける淡島。
「伏見、話は病院で聞かせてもらうで」と言う草薙。
でも炎を出した次の瞬間、突如現れた平坂道反の異能によって逃げられます。

伏見の裏切りを聞いてショックを受ける八田。
善条を自分の背後に置くことを決める宗像室長。
そうしてjランカーとしてjungleの本部に迎えられる伏見。
あの本部があんな実体だったとは。
なんかあの部屋おかしい感じがしてましたが、びっくりでした。

とにかく目が離せないK第二期。
面白いし、とにかくすごいです。
みんな見て!

K RETURN OF KINGS 第8話「Kaput」

2015-11-25 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第8話「Kaput」、前回に引き続いてすごい回でした。

物語はいきなり14年前の迦具都事件直後から始まります。
「生きている者はいないかー! 誰か返事をしろー!」と叫ぶ青年。
最初は「誰?」と思ったけど、若き日のイワさんでした。
彼の正体は灰色の王、鳳聖悟。
理想を求めていた彼は、絶望的な廃墟の中で、背中に大きな石が突き刺さって死んでいる子供を見つけます。
それがまだ幼い比水流。
嘆く鳳聖悟の前に、ダモクレスの剣が出現します。
死んでから王に覚醒するということもあるんですね。
比水流のダモクレスの剣は、ゆっくりと振れる振り子が付いていて、なかなか美しいです。

そして舞台は御柱タワーに戻り、現在のイワさんと宗像室長の戦い。
動けない比水流を肩にかついでの戦いながら、イワさん強いです。
絶対守護の属性を持つ霧のサンクトゥムを展開し、武器は銃。
戦いながらの二人のやりとりですが、これがまた前回の比水対宗像並の険悪さでした。
宗像「クランを失い、名を変え、地に潜って一人おめおめと生き延びた男にふさわしい、卑小な戦い方ですね」
まあ、前回に引き続いて、宗像の売り言葉はかなりのものでした。
それに対する磐舟は、「なんとでも言やあいい。プライドなんてものはとっくに捨てちまったんでね。痛くもかゆくもねえよ」
と言い、宗像に「青臭い」「青二才」と煽り、「青の王だけに?」などと親父ギャグで揶揄します。
腹立つだろうな。
戦いは宗像のサーベルが折れて決着し、紫とスクナが操縦するヘリによって石盤も奪われます。

「僕の失策だ」と落ち込むシロ(中身は90歳)に「まだできることはあるはず。私たちは諦めていない」と言うアンナ(12歳)。

青のクランでは、宗像室長と伏見の険悪なやりとりが。
宗像「作戦が失敗してざまあみろといったところですか」
伏見「あんたが負けて、ざまあみろと思ってますよ」
この辺はまあ、伏見なら言いそうだなと思いますが、その後の
「元々君は裏切り者」とか「小物」とかいうセリフは、宗像らしくなかったです。
何かあるのじゃないかと推測してます。
そうして伏見は隊服とサーベルを置いて出ていきます。

次回が気になります。
「保険はかけとくもんだな」という伏見のセリフがなんなのか。
これからそれぞれがどう動くのか。
前回も今回もすごい回だと思ったけれど、これは最終回までずっとすごい回が続くのかも、と思ってます。

今回更新がものすごく遅れてすみません。
もっと余裕を持ってKに浸りたいのに、ままならぬことが多いです。
でもKはやっぱり面白い!

K RETURN OF KINGS 第7話「Kickdown」

2015-11-14 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第7話「Kickdown」が放送されました。
すごかった! 面白かった! 
大変な回でした。
大いにネタバレありますので、未視聴の方はご注意ください。

前回のラストで車椅子を降りて立ち上がった緑の王比水流が、今回御柱タワーの中を疾走します。
赤青のクランと向き合った紫も、白銀組に対するスクナも、緑の王が出陣したと知り、撤退します。
スクナは撤退を嫌がって戦いを続けようとしますが、紫に過(あやまち)を突きつけられ、「聞き分けなさい、スクナ」と叱られ、しぶしぶ従います。
スクナにこう言う紫も本心では撤退が不本意で、あまり機嫌が良くない感じが、なんとなく可愛かったです。

緊急閉鎖された御柱タワーの中を疾走する比水流の映像が、すごく好きです。
そうしてその映像にかぶせて流れる宗像室長の独白がとてもよかったので、ここでちょっとそのメモを載せます。

道を照らす明かりもなく
耳に届く声もなく
さらに何重もの厚い隔壁が
あなたの行く手を阻む
この御柱タワー全体が
あなたのための牢獄というわけです
むろんこの程度の仕掛けで王権者を拘束することなど
できようはずもありませんが
仕掛けのひとつひとつが
あなたの限られた時間と体力を確実に奪っていく
100枚の壁と二人の王権者を乗り越え
果たしてここまで辿り着けますか
緑の王比水流


比水流のフルパワーは長時間持たないはずなのに、まったく力をセーブせず、すごいパワーで驀進してくる緑の王を見て、シロは「おかしい」と感じます。
疾走する比水流と、炎の翼でそれを追うアンナの戦いは、話し合いに移り、そしてまた戦いへ。
ここでの比水流はアンナに対して上から目線ではありますが、その力を認め、かなり尊重しているようにも見えます。
そうして比水流は石盤の部屋に「ゴール」。
しかしそこに待ち構えていた宗像によって一撃され、「ノーゴール」となります。
フルパワーなら負けないのかもしれませんが、パワーをセーブせずに突っ走ってきた比水流はそのときちょうど電池切れに。
比水流にサーベルを突きつけ、宗像は「好きなだけ暴れて楽しかったですか。知性もなければ秩序もない、まるでけだもののような有様でしたよ」と言い、そのときはもう動くこともできなくなった比水流は「とても楽しかったですよ」と応えます。
ここの宗像と比水の険悪なやりとりも大好きです。
アンナにはそれなりにいい感じの対応をしていた比水が、宗像に対しては「それは君が愚鈍だからです」とか、割とひどいこと言ってて面白かったです。
この二人は相性が悪いというのか、売り言葉に買い言葉というか。

しかし、こうして電池切れになって負けだと思われた緑の王は、自らは動けないまま、悠然と宗像に言います。
「君と戦うのは俺ではありません。俺の開いた道を通って、彼がやってきます。俺の切り札です」
霧が立ちこめ、ついに今まで謎にされてきた灰色の王が登場します。
ひぇ~!っとなったのは私だけではないはずです。

30分近くあるはずなのに、あっという間の7話でした。
もう来週が楽しみすぎで、待っていられない気持ちでいます。

アニメージュ「あらすじ掲載についてのお詫び」掲載

2015-11-10 | 情報
アニメージュ2015年12月号『K RETURN OF KINGS』あらすじ掲載についてのお詫びが掲載されました。

【アニメージュ2015年12月号 Vol.450】
11月10日発売「月刊アニメージュ」2015年12月号の
各話情報コーナー「ANIMATION WORLD」内にて
『K RETURN OF KINGS』の今後の展開を読み取れる
重要な情報が記載されてしまっておりました。

今回の事態が発生した詳しい原因や経緯については現在調査中です。

原作GoRA、GoHandsの皆様、「K RETURN OF KINGS」関係各位
および作品を楽しみにされているファンの皆様に
多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

アニメージュ編集部

(アニメージュ公式サイトより)

とのことです。
原作ありのアニメと違って、先の展開がわからないことが大事なオリジナルアニメなので、ネタバレになる情報の掲載はNGということなのに、うっかり流出してしまったということだったのでしょうか。
とりあえずはこれで一件落着ということでいいのかな。
GoRAさんの
「K二期を新鮮な気持ちでお楽しみ頂きたい方は該当記事をお読みならないようご注意申し上げます」
という注意に従って、雑誌あらすじやネタバレしそうな場所は見ないことにして、金曜夜の放送を楽しみに待ちたいと思います。

K公式アカウントから視聴者へ注意情報!

2015-11-10 | 情報
K公式アカウントと、原作者のGoRAアカウントから、雑誌によるネタバレ注意情報がありましたのでお知らせします。
まずは公式アカウントから。


アニメ「K」公式アカウント @anime_k11
本日発売のアニメージュ12月号の「アニメーションワールド」にてKのネタバレを含む記事が掲載されております。先の展開をお楽しみ頂くためにも読むのを控けますと幸いです。

アニメ「K」公式アカウント @anime_k11
本件はアニメージュ編集部了承の元ツイートいたしました。ネタバレを含む記事が掲載されてしまったこと、大変遺憾に思います。

そして原作者のGoRAレッドさんからもツイートがありました。

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
GoRAのリーダー、レッドこと宮沢龍生です。普段はふわっと告知や語りなんかをやっておりますが、今回は内容が内容だけにかなり真面目にアナウンスをさせて頂きます(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
まず端的に申し上げます。全国的には本日十一月十日発売の『アニメージュ』十二月号の巻末「ANIMATION WORLD」にてK二期の非常に重要なネタバレが記載されています。残念ながら読むと二期の今後の展開の面白みを大きく削ぐ内容です(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
まず一点。今後、K二期を新鮮な気持ちでお楽しみ頂きたい方はネタバレになりますので、『アニメージュ』十二月号の巻末掲載の記事「ANIMATION WORLD」をお読みならないようご注意申し上げます。率直に言って十話までのかなりの内容が不用意に記載されています(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
第二点。早売りなどで既にアニメージュの該当記事を読んでしまっている方もいらっしゃると思います。本当に申し訳ありません。できましたらその内容を秘して貰えませんでしょうか? ネットなどで語らないで頂けると幸いです。「K」を楽しむ方々へのご配慮、何卒よろしくお願い申し上げます(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
以上の二点、拡散頂けましたら幸いです。公式ツイッターの方でも同様のアナウンスがあると思います(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
また現時点で私、宮沢龍生はこの件に関してはアニメージュ側に責任がある、という説明を受けております。資料を扱う際に基本的なミス及び不手際があったようです。ですので、GoRAとして正式に遺憾の意を表明致します(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
また宮沢個人としてはかなり激しい憤りを感じています。同時に楽しみにしてくれているファンの方への申し訳なさで泣きたいくらい哀しい気持ちになっています(レッド)

GoRA @GoRAproject 3時間3時間前
我々もそうですが、ゴーハンズ、キングレコード、関係各所、作り手側は見て頂ける方に喜んで頂けるよう本当に何年もかけて準備をしているのです。このような形での不手際は本当に無念で、残念で仕方ありません(レッド)

原作者さんとか、アニメ制作者さんとか、特に監督さんとか、本当に悲しいだろうなと思います。
Kファンとしてもとても残念な出来事ですが、でも「つまり私たちはネタバレを見なきゃいいんだ!」ということで、そんな事故はなかったことにして、まっさらな気持ちでKの放送を楽しみたいと思ってます。