アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

9月16日の琉球新報の月1コーナー[往復書簡]憧れの村岡恵理さんとの往復書簡掲載です

2014年09月16日 | 「花子とアン」について

みなさま おはようございます。

本日9月16日(火)琉球新報の月1のコーナー往復書簡 言葉のあやとり に「アンを探して」監督宮平と「アンのゆりかご」著者の村岡恵理さんとの往復書簡が掲載されております。

いや~書きたいことが多すぎて、A5サイズには入りきりませんでした。

文中のなか「アンを探して」の完成を支えていただいた「アンスピリッツ」にあふれた方々の似顔絵を描いたのですが、映画の公開までを数えると、もっと沢山の人たちにささえられて「アンを探して」を観客のみなさんに届けることができました。似顔絵を描きながら、苦難のときも思い出し、なんだか泣けてきました。

いよいよ、「花子とアン」もクライマックスを迎えます。

沢山の脚色も加えられた「花子とアン」ですが、きっと沢山の人たちが村岡花子さんの功績に興味をいだくものとおもいます。

沖縄では、10月7日からいよいよ「モンゴメリーと花子の 赤毛のアン展」がスタートします。東京ではラジオのおばさん時代の村岡花子さんの生声もありましたが、聞けるのかしら?

ドラマでは見事にはぶかれてしまった、村岡花子さんの翻訳人生に大きな影響を与えたもう一人の腹心の友の存在や、また「赤毛のアン」の著者でもあるルーシー・モード・モンゴメリの、趣味であるスクラップブック、(こちらは「アンを探して」のなかでも参考にさせていただきました。)私は東京の赤毛のアン展初日に伺いましたが、本当にみのがせない展覧会です。

http://www.anne-ten.com/naiyo.html

 


ドラマの花子さんと本当の花子さん

2014年08月08日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」、お話が百蓮さんの恋や カヨと郁哉さんなど、花子のまわりのけれん味のある騒動に、重きがいってしまっていて、村岡花子さんの人物描写やドラマが希薄になってしまっているところが、すこうし残念です。

随筆や「アンのゆりかご」を読むと一目瞭然ですが、村岡花子さんの魅力は、芯の通った強さであり、敬三に対する一途で(百蓮ともひけをとらない)情熱的な愛情、そして結婚も、主婦と仕事と両立も、強いご自身の決意と努力がありました。

写真は、リアル花子と敬三さんと長男の道雄ちゃん。

* * * * * * * * 

不思議と、花子と敬三さんは、アンとギルバートを連想させ、そして、

奇しくも、アンとギルバートが負う試練も、花子は体験することになりますが・・・

わかっていながらも、観るのがつらいです。

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おしゃれな花子と敬三さんのラブレター

2014年08月07日 | 「花子とアン」について

そうそう、5月に訪ねた東京の「赤毛のアン」展では、楽しみにしていた花子と敬三さんのラブレターを拝見することができました。

全くもって無学な私には2人の流暢な英語や日本語はもはや解読不可能だったのですが、そのなかで、「おや、これは!」と思う発見がありました。

今ではおそらく外国人俳優さんのメッセージなどで皆さんご存知かと思いますが、◯◯◯×××というマーク。

確か、「アンを探して」主演の穂のかもblogで使っていたのですが、ご存知(×=キス)(◯=ハグ)という意味なんですが、最近の若者言葉なのかな~と勝手に思っていたのですが、なんと私の記憶が正しければ、その文字を花子さんと敬三さんのラブレターにも はっけーん。(というか、ほとんど達筆すぎてそれしか読み取れなかったという、悲しさ(笑)

残念ながら写真撮影禁止だったので、証拠はおみせできませんが、日本人同士のお二人が、こういう流行?言葉も使っていたということが、驚きです。

 

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花子さんに学ぶこと

2014年08月05日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」、村岡ファンとしては、花子さんの存在感が薄すぎる~と多少不満はありますが、観ています。

今、沖縄で、こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>という子どもイベントのため、子どもたちとふれあう機会が多いです。

「をみななれば」のなか「幼年芸術家」というエッセイに、共感したと同時に、肝にめいじなければいけないな、と思ったのでした。

このページだけでも、一読の価値ありです。

KIFFOのワークショップでは、なるべく親御さんには同席を遠慮してもらっているのは、子どもたちの自主性を育てたい、と思うからでありますが、花子さんも、きっと同意してくださろうだろうなぁ~となんだか心強く思いました。

 

 

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「アンを探して」がプリンス・エドワードで

2014年07月15日 | 「花子とアン」について

数日前、絵はがきが届きました。

7月はじめに赤毛のアンの島、カナダのプリンス・エドワード島で行われたモンゴメリ研究会で「アンを探して」を題材に発表してくだった筑波大学の吉原さんからです。

毎年世界のモンゴメリ研究者による発表が行われるなか、難しいことはよくわからないのですが、今年はモンゴメリの生誕140年でもあり、また、第一次世界大戦集結から100周年ということがあり、全体のテーマが「モンゴメリと戦争」だったそうです。

吉原さまから伺ったには、地元プリンス・エドワード島の研究者からも、ぜひ「アンを探して」を取り上げてほしいという声があり、発表のテーマに選んでくださったとか。

実は、「アンを探して」に一番インスピレーションを与えたのが、第一次世界大戦を背景にした「アンの娘リラ」でしたので、見ていてくださったのかな・・・ととても嬉しくなりました。

続く。

アンを探して 公式HP

http://www.grandjete.jp/lookingforanne/


花子さんのお義父さん

2014年07月14日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」とうとうプロポーズされましたねぇ!

村岡ファンの私としては、恋に気づくという最初から最後まで、なんだか蓮子や妹だのみの、花子の煮え切らなさにイライラっとして「リアル花子さんはもっと違かったはずだー」と憤慨しているのですが、そこはドラマ的にみせたいものとの、かねあいがあるのでしょうね~

でも、私が憤慨する別の理由がありまして、なんだかドラマの「花子とアン」の花子は、数々の失敗が私にそっくり・・・orz

・酒を飲み過ぎて失態をさらす

・考えないでモノをいう(惚れた晴れたも含め)

だからちょっと見てて共感もするんだけど、「あぁもう!」と自分を見ているようでイライラッとするのです(笑)

注)こんなにモテないし、勉強もできないのですがね・・・・!

さて、ドラマのなかでも、花子の義理の父となる村岡平吉氏が出てきますね。

気骨のあるジェントルマンな平吉氏、村岡花子さんのエッセイのなかでも「マイ・ディーア」と声をかけておられたという、お茶目な一面が紹介されておりました。

なんでも、花子さんの結婚のさいには、平吉氏と結婚した、という噂が広まったそうですが、そのことからも、割と有名なジェントルマンだったことが伺えるようです。

 


花子とアンに、朝からやきもき

2014年07月07日 | 「花子とアン」について

おはようございます。

ご無沙汰しておりました~。私(宮平)の住む沖縄は、もう夏モードで、暑いです。全国的に豪雨や異常気象がめだつようですが、沖縄もなんと明日ぐらいから台風の影響が・・・。花子とアンも恋の嵐が吹き荒れてますね!

恋の詩といえば・・・「アンを探して」にも登場する、17才の祖母のノートに綴られている中原淳一の少女画でつづる啄木カルタ。

中原淳一氏の少女画もかわいくて、思わず「恋する乙女モード」になりますね。

確か昭和20年代の少女雑誌の付録として作られ、復刻版も出ているようです。

それにしても、「仕事は裏切らない」なんて、良い事いう上司をもって花は幸せ者です。

村岡ファンとしては、恋する花のあまりのチグハグ具合にやきもきしています。

そろそろ、コピッとがんばれし!

 

http://www.amazon.co.jp/啄木かるた-中原-淳一/dp/4336043906

 

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プリンス・エドワード島オールロケ。

映画「アンを探して」DVD、絶賛発売中です。

http://www.kukuruvision.net

 


「花子とアン」今一番かわいそうな人

2014年06月11日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」、今一番かわいそうなのは・・・家族に信じてもらえないおとんでもなく、夫の浮気(?!)が発覚したおかんでもなく、過労と心労で倒れてしまったおじいやんでもなく・・・(かわいそうなんだけど!)、一世一代の告白をかーちゃんに邪魔された上に「これだから男は!」とか花子に言われている、あさいちだ・・・。

と思うのは、私だけ?がんばれ、あさいち!


アンの物語より心に響いた言葉

2014年05月27日 | 「花子とアン」について

今週からは少しづつ、アンの物語より、いつ読んでも涙がこぼれてしまう、心を打つ言葉を紹介したいと思います。

今日は、「赤毛のアン」おそらくアンについで、人気ナンバーワンキャラクター「マシュー」の一言。

 

「そうさな、わしには十二人の男の子よりもお前一人の方がいいよ」

 

年老いて農作業がきつくなってきたマシューを心配して、マリラとマシューが望んでいた男の子だったら、農園のお手伝いができて、良かったのに、と話すアンに対してマシューが言う言葉です。それに続く全文はこちら。

 

「そうさな、わしには十二人の男の子よりもお前一人の方がいいよ」とマシューはアンの手をさすった。「いいかい?ー12人の男の子よりいいんだからね。そうさな、エイヴリーの奨学金をとったのは男の子じゃなくて、女の子ではなかったかな?女の子だったじゃないかーわしの娘じゃないかーーわしのじまんの娘じゃないか」

ー「赤毛のアン」村岡花子訳 新潮文庫

 

うう、涙が出ます。マシューのこの一言がなければ「赤毛のアン」が女性たちの聖書と言われる事もなかったのでは・・・と思うぐらいです。女性に学問はいらない、という風潮が未だに大勢の意識のなかにあり、また100年前はいっそう、その意識は強かったでしょう。

空想癖のある、今で言うちょっと・・かなり?KYで、個性的な女の子「アン」。そしてアンを全肯定するマシュー。「1ダースの男の子より、アンが特別だと、いってくれるマシュー。ある意味、「赤毛のアン」において、ギルバートより大事な存在だと思うのは、私だけではないはずです(笑)

写真は、アンを演じるミーガン・フォローズはじめどの登場人物も、文学作品映画化史上最高といっていいキャスティングだと思う、サリバンフィルムズのAnne Of Green Gables。マシュークスパートもハマり役だった、俳優 Richard Farnsworth 氏のマシュー。

サリバン・フィルムズの赤毛のアンシリーズもご覧下さい(英語)

http://anne.sullivanmovies.com

 

「アンを探して」はこちらより

http://www.grandjete.jp/lookingforanne/ 

 


トロント×沖縄 海を超えてーその②「赤毛のアン」展にて

2014年05月26日 | 「花子とアン」について

6月2日までやっている三越日本橋店の「赤毛のアン」展。

まさかの展開でトロント在住の、モンゴメリ・マニア Kajihara Yukaさんとご一緒できました。

モンゴメリの日記など、まだ日本に紹介されていないモンゴメリの日記などもご存知なので、

モンゴメリの愛読書の展示コーナーなどは、きっとYukaさんの解説なしには 素通りしていたかもしれません。

Yukaさんありがとうございました。

写真は、何か記念に・・・とマシューをセクハラするの図。

(本当は「腰痛を心配してさすっている」つもりだったのですが、どうみてもお尻を触ろうとしている人になっています)

 

また、「アンを探して」でお世話になった、高橋ゆかさんとも久々の再会が!

アンファンなら一生に一度はいきたいプリンス・エドワード島のPRにいらっしゃってました。ユリ・ガニオン・プロデューサーがこの場にいらっしゃらないのが残念。

村岡花子氏とモンゴメリのヒストリー、そして「花子とアン」にも関連した資料の展示も充実した「赤毛のアン」展でした。

Kajihara Yukaさんの「たった半世紀ぐらいか経過していないのに、今の日本人の同じ世代とくらべると、もう人種が違うぐらいに文化度に差が出ているかもしれないですね」という言葉にハッとさせられました。

おそば屋さんでお昼を一緒に食べながら、好奇心の赴くままに国境を越えてリサーチされるYukaさんの大冒険に感動しながら、今回の出張では、私が携わる世界である、映画についても考えさせられるものがあり、それについて、どこかでつながった気がしました。

受験勉強中心の学校教育では、数字ではかれない文化活動は軽視されがちですが、文学・芸術、という人間の根本に関わる部分を軽視しつづけたツケが、今、イジメ問題・自殺問題など顕在化して静かに大きな波になって押し寄せてきている気がしてなりません。

文化・芸術に携わる者だからこそ、がんばっていきたいなぁと決意を新たにしました。

三越日本橋店で行われている「赤毛のアン」展、6月2日(月)まで行われています。

ぜひ遠く離れた日本とカナダで生まれ、一つの本「赤毛のアン」を生み出したモンゴメリと花子の足跡をたどってみてください。

http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/event/anne/index.html

そして・・・ここから宣伝活動です(恥)

赤毛のアン展で行われているアン関連グッズ、その種類の多さに驚きました・・・!

そ、そして・・・!

赤毛のアン100周年記念として製作された宮平監督作「アンを探して」DVD、関連グッズも販売しておりまーす!

「アンを探して」DVD、シナリオ本、そしてポストカードのセットで「赤毛のアン」展特別価格で用意しております。

どうぞ、よろしくお願いします♪

通販でも入手できます♪⇒「アンを探して」

それではみなさま、今週も「花子とアン」楽しみですね~♪

 

 


トロント×沖縄 海を超えてーその①「赤毛のアン」展にて

2014年05月23日 | 「花子とアン」について

急な決断ではありましたが、「赤毛のアン」展の初日もある!エイヤ!と思って、沖縄から東京へ江戸のぼりしてきました。

楽しみにしていた展示会に足をふみいれると、そこに広がるモンゴメリの世界。

人ごみにまぎれて見ていたら、なんだかとっても詳しい解説をされている方がいらっしゃる。

私の記憶が正しければこんなに詳しい説明ができる人は、数えるぐらいしかいない・・・。

そう、トロント在住のモンゴメリ専門家のYuka Kajiharaさんしかいないはず・・・。

Yuka KajiharaさんはFacebook友達でもあり、そういえば日本に帰ってらっしゃるといっていた・・・。

ただし、直感とはいえ、「人違い前科」の多い私、突然声をかけて間違っていたらどうしよう・・・

 

色々考えた結果、心のなかで「(Yさんじゃないですか~?)」と声かけ風に頭を左右に動かし自己主張しながら「ガン見」することにしました!

(失敗したらとても怪しい人です。まねしないでください)

するとFacebookで覚えていてくださっていて、「宮平さんですか?」と反応してくださり、トロントと沖縄、海を越えて初対面できました!!

アンに引き寄せられたとしか思えません。

立ち話となりましたが展示会中で、お姉さまとご一緒でしたので、「では後ほど・・・」遠慮しようかと思っていたのですが、考えたらモンゴメリスペシャリストとともに「赤毛のアン」展が見れる千載一遇の大チャンス!逃す手はない!「ぜひ一ご一緒させてください!」と気さくなお姉様も心よくご了承いただき、Yuka Kajiharaさん解説付き「赤毛のアン」展を楽しむという、おそらく日本で2人しか体験していない(マジです!)とても贅沢な展示会体験となりました。

ゆかさん、お姉さま、楽しいひとときを、ありがとうございました♪ゆかさんの壮大なプロジェクトも楽しみしております。

その後、村岡恵理さんと美枝さんのお二人にもお目にかかれて、最高の「赤毛のアン」展体験となりました。

 


『花子とアン』アンの母校東洋英和での展示会♪

2014年05月21日 | 「花子とアン」について

おはようございます。

合間をぬって「花子とアン」の足跡をたずねようと躍起になっています。

こちらも訪ねたい場所の一つです。

朝日新聞デジタルより引用します。

http://mantan-web.jp/2014/05/17/20140516dog00m200041000c.html

 

高視聴率を記録しているNHKの連続テレビ小説「花子とアン」のモデルで翻訳家の村岡花子さんの母校・東洋英和女学院(東京都港区)で開催中の史料展示「村岡花子と東洋英和 2」が好評だ。同学院によるとドラマが始まった4月から毎週約100人の見学者が訪れているといい、同学院史料室の酒井ふみよさんは「約半年ごとに内容を変えて展示を行っているが、今までの展示では学外の見学者はほぼゼロに近かった。今回は異例の数」と驚いている。

 学内の展示コーナーには、村岡さんの写真や直筆原稿、学内の機関誌に掲載された村岡さんの寄稿やインタビューなどが集められている。中でも、吉高由里子さん演じる主人公・はなが通う修和女学校のブラックバーン校長のモデルとされる同学院の前身・東洋英和女学校で1890(明治23)年から、約30年間校長を務めたブラックモア校長の言葉や、ドラマで浅田美代子さん演じる寮母のモデルとされる人物の写真なども見ることができ、ドラマの世界とリンクさせて楽しむことができる。

 酒井さんによると、見学者を集計し始めた3月27日から5月10日までの見学者は約600人で、50~70代を中心に女性の見学者が大半を占めるという。酒井さんは「村岡花子さんが東洋英和で学んだ環境や雰囲気、大事になさっていたことを感じていただけたらと思う」と話している。

 史料展示「村岡花子と東洋英和 2」は東洋英和女学院六本木校地(東京都港区六本木5)の本部・大学院棟1階ロビーで9月末まで開催。見学無料。見学可能時間は、日曜祝日以外の午前9時~午後8時。土曜は午後7時まで。