ユリ・プロデューサーに続いてキルトの話題。
写真は、去年の8月のプリンスエドワード島ロケの時に見付けた島の子供達製作のパッチワークキルトです。シャーロットタウンのコンフェデレーションセンター内にあるパブリックライブラりーにて。
モチーフは多分、カナダの国旗にもなっているシュガーメープルの葉っぱ。(子供達よ、違ってたらごめん...)一生懸命な感じが伝わる可愛い作品です。
こうやって小さい時から図書館のアクティビティなどでキルトに親しむなんて、さすがパッチワークキルトが生活に溶け込んでいるプリンスエドワード島ならではと感心です。
ところで、このパブリックライブラリーには、何と日本語本のコーナーもありました。それも3段に渡ってぎっしり。
ちゃんとアンシリーズが並んでいます。
アン好きな日本から来た短期滞在者などが帰国する時に置いて行くのでしょうね。
過去のアンシリーズもこんな風に展示されています。
留学生やワーキングホリデー滞在者にとっては、無線LANも使えるし、日本語の本が読める嬉しい場所でしょう。
私も一ヶ月の島滞在の間、時々お世話になりました。
Confederation Center Public Library
Queen & Richmond Street,
Charlottetown, PEI
Tel:(902) 368-4642
Report by 藤本紀子
間違って10時半頃に行ったらまだ開場前。
11時の開場にもうこの列です。入る前にもう疲れると言った感じで、周囲のお話を聞いてると、地方から泊まりがけで来ている人たちも大勢いるようで、「去年はもっと寒かったわね。」と毎年来る常連客もいるようです。
レポートを早くと思い、取りあえず写真を掲載します。
入口です。上に人がず~っと並んでいるのが見えるでしょうか?左へながく続きます。
そして、入口に向かって左の階段へ続きます。
右の階段からおりて来たところ、この辺迄くるとやっと、入口が見えて来ます。バッグ類の点検の後、中へ。
この会場はまだほんの始め、、、しばらくしたら歩くのも大変な込みようでした。
去年から今年にかけてはアンの年。
プリンスエドワード島からの訪問です。(カナダ観光局のブース前)
グリーンゲイブルズの前庭。芝生もルピナスの花も、リンゴの木も、ピクニックの食べ物も、、、、全部布です。さすがキルト展。
L.M.モンゴメリ作「赤毛のアン」の出版から100年。
100年の間、版を重ねて売れ続け、世界中の人々にインスピレーションを与え続ける「赤毛のアン」は、すごい小説だとあらためて思います。
100年と言ってもその長さを生きてないとあまりピンと来ないのですが、100歳生きる人がいることを思えば、一人の人間の一生分の長さ。それでも人類の歴史の中ではあっという間とも言えるし、過去100年に起こった様々な出来事を思えば、世界が様変わりするのには充分な長さとも言えます。
100年前といえば日本は明治の時代で、カナダはヴィクトリアンの文化、価値観が根強かった頃。その後、2度の世界大戦があり、国境線が変化し、様々な発明があり、人々の生活文化は様変わり。でも相変わらず世界のどこかで今も争いは絶えず、生活様式は変わっても人間自体は大して変わってないのかもなどと思ったり...。
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モントリオールのダウンタウン周辺の住宅地は、ちょうど100年前頃が住宅の建築ラッシュだったようです。地震も本土決戦も経験していないため、街を歩けば100年位前の建物はゴロゴロ。
乗り物が馬車から車に変わったり、新しくコンドミニアムが続々と建設されたり、古い住宅の中身がモダンに改装されても、それでも街の外観は100年前とあまり変わっていません。
↓これはモントリオール独特の、外階段と切り妻のあるテラスハウス式住宅。
モントリオールの街中でアンの初版と同じ年に建てられた建物を探してみましたが、ちょっと惜しいものばかり。左は1909年、右は1905年と、外壁に年号が刻まれています。(ちなみに去年の初冬に撮った写真なので雪はまだありません)
この建物たちのように物質としての形があるものは、頑丈であってもいつか崩れてゆくけれど、優れた本の中に宿った精神は幾世代にも語り継がれて残る。
この辺りに文学の力を感じます。
Report by 藤本紀子
ミセス・シュガーのB&Bへようこそ。
このブログでも何度かご紹介していて、プリンスエドワード島ロケの基点でもあったマリ(ロザンナ演じる)のB&Bですが、まだあまり中をお見せした事は無かったですよね。
ちなみにB&Bはベッド&ブレックファーストの略。ベットと朝ご飯を供給するアットホームなお宿で、プリンスエドワード島を旅する旅行者にとっては、島の一般家庭の生活を体験出来て人気があります。
トップの写真はB&B自慢のブレックファーストです。
”さあ、中へどうぞ”と、ドアを背に立つのは宮平監督。
お部屋はこんな感じ。可愛いカントリー調です。
(さて、誰の部屋でしょう...)
マリはアンティークランプのコレクター(?)家のあちらこちらに素敵なランプが置かれています。
撮影が始まってからプライベートレーンの入り口に置かれたMrs. Sugar's B&Bの看板。撮影スタッフの一人は、事情を知らない通りかかった人に、「こちらは新しくB&Bを始めたのですか?」と尋ねられたとか。
ちゃんと「Vacancy」(空き室あり)の表示もあります。
こんなB&B、本当にありそうな気がして来ます。
写真・文 藤本紀子
当選者発表を心待ちにしていた方もたくさんいらっしゃるのに
一日遅れてしまって申し訳ないです。
さて、気を取り直して!いよいよ当選者の発表です。
今回嬉しかったのは、テレビや新聞と違い、国境に関係なく、日本以外にも、カナダ・アメリカからも応募があったことです。インターネットの強みを感じ、国境を越え、「映画を楽しみにしている」という生の声が聞けて、管理者一同大喜びでした。
さて抽選は、アナログですが(苦笑)くじ引きを行ないました。
場所提供・協力は...沖縄の宮平一家です(苦笑。
赤い折り紙の裏に抽選番号を書き、
一つ一つ四つ折りにして、
カンカンの中に入れ、
私、宮平がカンカンをふります。
さて、抽選は、公平を保つため(笑)宮平家のゴッドマーザーこと
祖母・ヨシ子さん(91才!)にお願いしました。
祖母:はいたい、ぐす~よ~ゆたしくうにげぇさびら
(訳:こんにちわ、皆様よろしくお願いいたします)
どきどきの瞬間です。
さておばあちゃんの引いた抽選番号は....
11番、エントリーナンバー11番の、広島県ご出身のkaoriさんです!!
kaori様、当選おめでとうございます。一月中に発送いたしますので、お楽しみに!
『アンのゆりかご』でもふれているように、名作の数だけ、それを翻訳した人の
「伝えたい」という想いがあり、ドラマがある、と思うと、
当たり前のように身近に感じる「本」だって、奇跡の産物です。
私、宮平個人の「やっぱり本っていいな!」というささやかな思いがきっかけで生まれた
この「本・プレゼント企画」でしたが、応募していただいた皆様の
あたたかいメッセージを糧に、映画の完成・公開に向けて、がんばります。
引き続き、当blogのご愛読をよろしくお願いいたします!
By Takako Miyahira
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いつもご愛読ありがとうございます。
映画『アンを探して』オフィシャルブログを開設してから早、半年。毎日、予想を上回る大勢の方々に訪れて頂き、執筆者一同、身が引き締まる思いです。
執筆メンバー3人ともがマッキントッシュのパソコンを使っております関係で、ブログのデザイン面でwindowsのブラウザにまで対応が出来ていなかったりと何かと行き届かない点もあったかと思いますが、なるべくどなたにも見やすく、映画の製作者側の気持ちが直接伝わるようなブログを目指して日々、試行錯誤しながら作っておりますので、どうかご理解の上、暖かい目で見守って下さるようお願い申し上げます。
当ブログはFirefox 3.0、Safari3.2、Internet Explorer7.0等最新版のブラウザで正しく表示されるようデザインされています。古いバージョンのブラウザですと、デザインが正しく表示されない場合がありますので、なるべく最新版のブラウザへのアップグレードをお薦めしています。
また執筆カテゴリーに新たに「ゲストメッセージ」という項目が加わりました。
今後は映画『アンを探して』を応援してくださったり、実際に参加して下さったり、賛同して下さっている様々な分野の方々からメッセージを寄せて頂く予定です。
トップバッターとして、アトランティック・カナダ4州観光局の高橋由香さんが、福岡の赤毛のアン展についてのリポートを寄せて下さいました。今後も様々なゲストライターが登場しますので、どうぞお楽しみに!(サプライズもあるかもしれません)
当blogへのご意見、ご感想、ブログの表示に関する不都合についてはお手数ですがメールでご報告頂けるととても助かります。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
トップの写真は丑年にちなみ、宮平貴子監督はじめ執筆メンバー全員が大ファンのプリンスエドワード島が誇る美味しいアイスクリーム屋さん、カウズアイスクリームのロゴとしてもおなじみの牛さんです。カウズのアイスクリームについては過去記事もご参照ください。
はじめまして、アトランティック・カナダ4州観光局の高橋由香です。
いつもはトロントで仕事をしている私ですが、年末から日本に出張です。この映画のサポーター第一弾として記事を掲載させていただきます。
1月2日、福岡三越百貨店で「赤毛のアン100周年記念展」が始まりました!
福袋片手のお客さんが多く、お正月気分一杯です。
九州地区の皆様、ぜひ、この機会に展示会にいらっしゃってくださいね。
そうそう、熊本鶴屋さんでの展示会も正式に決まりました!
日本全国に広がる赤毛のアンのファンのみなさんが今年のさまざまな100周年事業を通して、少しでも物語の舞台「プリンス・エドワード島」が身近に感じられるといいですね。
今年も映画「アンを探して」、「赤毛のアン展示会」、そしてアニメーション「こんにちわアン」と引き続き応援しています!
アトランティック・カナダ4州観光局 高橋由香
カナダ東部も日本より14時間遅れて、新年が明けました。
年頭から食べ物の写真ですいません。2009年は映画『アンを探して』にちなみ、プリンスエドワードもので始めたかった私がお正月に食したのは、プリンスエドワード島、Malpeque産の生牡蠣~。
目が潤む程に美味しかったです。
Malpeque(マルペックと発音)は島西部にある大きな入江の湾。こちらで採れた生牡蠣が、モントリオールのフレンチレストランで1個、5ドル程という結構良いお値段で出されていました。
Malpequeの場所・オイスター情報はこちらに貼付けておきます。(英語です)
モントリオールは、元旦は雪の無い快晴で、2日は小雪が散ら付くお天気。気温はかなり低めです。(現在はマイナス13度...)
ちなみに生牡蠣に当る事はありませんでしたが、当った方が「映画も”大当たり”」で縁起が良かったか...などと考えつつ。笑)
今年もどうぞよろしくお願い致します。
Report by 藤本紀子
初詣にいってまいりました。
私達の家族が毎年いくのは、出雲大社です。
ご存知、縁結びの神様です。
(確かに、私の周りはいい人だらけだ...。)
今日は、少し奮発し可愛い絵馬を購入...。
もちろん牛柄。
持参した筆ペンを取り出し、
神様に伝わるように 長々と作品の説明をし、
神様に伝わるように 人目につきやすい場所に吊るし
神様に伝わるように blogのアドレスまで書いた...
たくさんの人に見てもらえます様に...(笑)
そして、くじ運があまりよくないので落ち込むのもいやだから、
買おうか、買うまいかドキドキしながら買ったおみくじが...
なんとーーー。人生初の大吉でした。
本当に、記憶にある限り、私、「大吉」が出たのって、初めてなんです。
(↑嬉しいので霞ませてみた。)
ということで、2009年、元旦。
幸先のいいスタートです。
今年も当blogと、『アンを探して』を、よろしくお願いいたします。
このblogを読んでいる皆さんにとって良い一年でありますように!