カナダの国営放送カナダ国営放送CBCが企画したカナダを代表するキャラコンテストでアン・シャーリーが堂々の1位!
だそうです。やはりアンスピリットは、カナディアンスピリットといえるのかもしれませんね!
http://www.cbc.ca/books/2014/04/canadas-most-iconic-character.html
「花子とアン」ついに百蓮の登場です。
林真理子さんの『百蓮れんれん』は、『花子とアン』の東洋英和以降の波瀾万丈の彼女の人生を綴ったもの。(一部ネタバレ?になるかもしれませので伏せますが)
『百蓮れんれん』は、朝ドラというより昼ドラ向けの愛憎うずまく内容になっておりますが、家族の愛を知らない彼女の背負うのちの運命も重ね合わせてみてしまいます。
個人的に、『花子とアン』のなか、人の顔もみず、部屋で読書にふける様子をみながら、花子と百蓮は、いずれも全く違う形ではありますが、文学を心のよりどころにしていたと感じます。それはもう生きる術だったといえるのではないでしょうか。逆にいえば冷たい人間関係の仲でそだった彼女がある人に出会うまでの人生のなかで、歌や詩の世界に生きることが、どんなにか彼女を救ったのだろうなぁ~と想像します。
沖縄県出身の仲間由紀恵さんの言葉遣いがかっこよくてしびれています。
「花子とアン」を観ながら、以前拝読した村岡花子さんの随筆集などで、この先生のモデルはこの方かな?と思ったり、勝手にあてっこしております。ということで、別れた恋人を思うスコット先生のモデルは、随筆集「昔の先生たち」に厳しさの化身と恐れられた(笑)ブラックモア先生とは対照的とあった、モントリオール出身のミス・グレークでしょうか。
(テレビドラマで花子がまねした手紙のことは、触れていないため、全くの勝手な予測です~!)
そう思うと、私宮平が映画を学んだモントリオール出身のご令嬢とあり、なんだか急に身近に感じるのでした。
宮平貴子
写真:村岡花子随筆集「昔の先生たち」より
山梨で開催されるシンポジウムについてお知らせです。
うらやましい!
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/event/26-hanakoshinpo.html
『花子とアン』のブラックバーン校長先生はおそらく村岡花子随筆集『昔の先生たち』にも出てくる、ブラックモア校長先生。
随筆集では、当時の女学生だった花子たちの学校の上空を、非常に性能の高いアメリカ製の飛行機が日本の空を訪れたときのことが綴られております。
そのとき、ブラックモア先生は、「花子よ、これからの飛行機の進歩は世界を平和に導くか、戦争をもっとも悲惨にするか、どちらかです。」と語ります。
人に会いにいくための飛行機になるのか、人を殺しにいくための飛行機になるのか・・・。
100年たっても色あせない文学作品をつくり出すのも人間であれば、何十万人の命を一瞬で奪う兵器を開発するのも、人間。
随筆集で拝読したブラックモア先生のこの言葉は、アンシリーズの「アンの娘リラ」で感じたこととともに、 『アンを探して』のなかで伝えたい大きなテーマとなりました。
宮平貴子
皆さん、このblogでは大変ご無沙汰しております。「アンを探して」脚本・監督の宮平貴子です。
3月31日から、おそらく日本中のアンファンの皆さんが注目して見守っている『花子とアン』がスタートしましたね!
私自身は、実は朝ドラを毎朝みる経験は今回が初めてです。
(そして「朝ドラ」だけど昼に再放送があったり、土曜日もやるということを最近知りました!)
でも、よく考えたら、「アンを探して」のキャンペーン中は「赤毛のアン」の翻訳者村岡花子さんにふれるときは、いつも「氏」か、最低でも「さん」をつけていたのに、もう今は・・・
花子!がんばれ!と 呼び捨て・・・!
恐れ多いことです(笑)
しかし、朝ドラ効用?村岡花子氏がとっても身近に思えるから不思議です。
ということで、「アンを探して」公開時から応援していただいた皆さまと「花子とアン」を観る楽しみを共有したくblog再開したいと思います!どうぞお付き合い下さい。
(写真は「花子とアン」への道、ビジュアルブック。村岡花子さんのエッセイなどども織り交ぜられており、とても読み応えありました。)
宮平貴子
p.s
「アンを探して」公式サイトを訪ねたことがある方はご存知かもしれませんが、「アンを探して<Looking For Anne>」はFacebookページもあります。ぜひこちらも のぞいてみてください。
p.p.s. 「アンを探して」DVD、全国巡回予定の「赤毛のアン」展でも、販売中です♪