65歳から初めるクラシックコンサート

クラシックコンサート初体験の65歳がレポートします❗️

僕のアイドルは『小澤征爾』だった‼️その2

2025-02-23 19:04:28 | 指揮者

人間というのは、自分にないものに憧れる、という性質がありますよね。
僕が『小澤征爾というアイドル』に憧れたのも、 僕と全く真逆の人間性を持っている、とおもったからです。
あけっぴろげで、ひと懐っこくて、すぐに誰とでも仲良くなれてしまう。
日本人も 外国人も分け隔てなく、ガンガン お付き合いをしますよね。


『オレはこう思うんだけど、アンタはどうだい?』
という感じで、言いたいこともズバズバ言います。
もう、本音だらけなのが、小澤征爾の魅力の一つです。
☆☆☆

僕としては、『そんな本音ばかりぶつけて、相手にどう思われるか? 心配にならないの?』と思ってしまうのです。
もし、自分の本音をぶつけて、相手から否定されたとき、嘘偽りのない本音だからこそ、余計自分を傷つけてしまいます。そのダメージたるや、ハートに直撃弾を受けるようなものです。

☆☆以下余談ですが
若き小澤氏が、まさに、この直撃弾を受けたのが、有名な『N響事件』ですね。

海外で最初に評価を受け、『アメリカ流のオケとの付き合い方』を身に着けて帰国した小澤氏。N響とのリハーサルでは、オープンに言いたいことをズバズバ言ったがために、団員から反発を買い、ついにN響は、小澤征爾をボイコットするに至りました。

このときの小澤氏のショックはすさまじいもので、後のインタビューで
『僕は泣いた』
『この国で音楽はやらん!』
『もう、日本には戻らない』とまで、覚悟を決めたのです。
再びN響を指揮するのはたしか、1990年代のことでした。

 

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