もう一人の私

躁鬱おんなの独り言

「国母の気品、貞明皇后の生涯」

2016年06月16日 | 読書

病弱だった大正天皇を生涯支え続けた

貞明皇后の一生を描いたもの。

日本の近代化に力を注いだ明治天皇や戦中戦後の

混乱期を経て敗戦国日本を蘇らせた昭和天皇と

比べると、ちと印象の薄い大正天皇のお后様とは

どんな女性だったのか興味があって借りました。

 

多分、浮世離れした姫育ちの女性だと思って

いましたが、お生まれから5歳まで民間の

家庭に養育されたそうで、そのご生涯を通じて

弱いもの、陽の当たらない人々にこころを寄せて

いらしたとの事でした。

 

日々の暮らしに汲々としているわたしには

想像の及ばない宮中の生活は質素を旨とし、

無駄な贅沢を避けたものらしく。常に人から

注目を浴びる存在でありながら、その重圧に

負けず健気に生きた強い女性と言う印象を

受けました。先にも述べた大正天皇が生来

ご病弱で早くに公務から退いた事から、尚更

ご自分がしっかりしないと・・とお思いになった

のでしょうね。

 

まあ、巷間良く言うことですが生まれ変わっても

皇室には入りたくないなと、正直思いました。

 

こんな稚拙な感想ですみません、読み飛ばして

やってください(苦笑)

 


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