あぽまに@らんだむ

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魔石坑のケアル攻防(FF12バル+ヴァンバシュ)

2020年03月21日 | スクエニ関連

 

 

腐向け。露骨な表現があるので、閲覧には充分注意して下さい。

大丈夫な方のみ下へスクロールしてご覧下さい。

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<魔石坑のケアル攻防>


岩肌が露出した魔石坑を三人は突き進んでいく。
パーティのしんがりを務めるバッシュは小さく苦痛の吐息を漏らした。
フランは街で新しい魔法を買うと言っていた。
ヴァンとバルフレアとバッシュの三人は金を稼ぐ為に何回目かになる探索に降りて来ていた。
レベルが低い内は難攻していた魔石鉱探索もレベルが上がり、ライセンスと装備が増えるに連れ、楽になってきた。
しかしまだレベルは充分ではない。
次の使命で何があるかは分からない。
この空中都市で用意出来るものは全て整える。
バッシュの主張でパーティメンバーは余裕が出来るまで探索に降りる事にしたのだ。
真っ暗な闇の中、先程スケルトンから受けた傷がじくじく痛む。
この先に沢山敵の出るエリアがある。
其処に着く迄にケアルを唱えなければと思いつつ出来て居なかった。
何度かの戦闘が終わりついにバルフレアが我慢出来ずに叫んだ。

「ヴァン!ちょっと待て」

レベル上げが楽しくなって来ていたヴァンは不服そうに振り返る。
しかし飛び込んで来た情景に目を見開く。
バッシュはつかつかと近寄って来たバルフレアを何の警戒も無く見上げた。
しかしそれは間違いだった。警戒すべきだったのだ。
突如両腕を拘束され引き寄せられる。そして顎を掬われたと思った瞬間、
バルフレアの顔が眼前に迫って来ていた。

「んっ…んんっ…!!」

バッシュはバルフレアに唇を奪われていた。
突然の事にバッシュも視界が真っ白になってしまい、思考が停止してしまう。
身動きも出来ない状態のバッシュにバルフレアは調子に乗って、
身体を拘束していた内の右手を伸ばし硬く引き締まったバッシュの尻を撫で回し始める。

「ん!!んっ…ん~!!」
「バルフレア!あんた何してんだよ!バッシュを放せっ!」

悪戯をされていた当人より真っ白になっていたヴァンが漸く我に返り、
バッシュを拘束していた手にしがみ付いた。
はふりと吐息を漏らし濡れた唇を解放されたバッシュは、力なくヴァンに凭れ掛かって来た。
舌まで入れられて口腔を陵辱されたのだろう。
口の端から唾液を流し、かなり淫靡だ。
そんなバッシュにヴァンは魅入られてしまう。

「あんた!バッシュに何するんだ!変態なのか!?」

バルフレアは不思議そうな顔をして平然と答えた。

「バッシュ専用のケアルだ。流石に戦闘時は出来ないから今みたいな時にさせて貰う」
「させて…って!私の意見は聞かずに何を言う!」

頬を上気させた状態でバッシュは憤慨する。
色っぽいだけなのだが本人だけ気付いていない。
ヴァンはバルフレアに悠然と言い返す。

「俺だってケアルを覚えてる。あんたにさせる位なら俺がバッシュにケアルする!」

バッシュはぎょっとして自分を支えてくれている少年を見下ろした。
その目の光は既に立派な雄で、ギラギラと獰猛な野獣を思わせた。

「バッシュ、HP70%でキスするから安心してくれよな」

もう既にケアルではない。
バッシュはふらふらしつつも決意していた。
レベルをバンバン上げ、ライセンスを取り捲くり、決してキスなどされない。
(絶対に逃げ切ってやる!)
魔石坑の闇の中、男三人の攻防は続く。

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バッシュはフリルの衣装着ている時点でもう姫。

 

 


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