読み聞かせ動画:こちら
シャーマンの世界では、メディスン・ホイールというものを結構使います。
よくアメリカンインディアンのものは、見た事があるかもしれません。
こんなイメージです。
北米と南米では、異なるパワーアニマルを使います。今日は、南米のパワーアニマルを使った内容です。
メディスンとは、癒しになる意識という意味合いで使っています。ホイールは車輪のことで、グルグル巡る時間の流れとでもいいましょうか。
*************
過去の傷を癒やし、恐れをもっていない状態になったら、どんな人生になるでしょうか?
シャーマンの世界では、メディスン・ホイールを使います。
メディスン・ホイールは、ヒーリングを起こし、変容をもたらす聖なる道です。自分を習得するための道です。
今日は、アンデスのシャーマンが使うメディスン・ホイールの簡単な解説をしていきます。
四つの方角 - 南・西・北・東 を使うメディスン・ホイールで、それぞれの方角のパワーアニマルを使い、自分の本来の力を取り戻し、過去を手放し、素晴らしい可能性の扉を開いていきましょう!
過去を手放し、恐れをなくし、死への恐れも乗り越え、人生や地球の美しさに目を向け、素晴らしい未来を夢みて、それを現実に引き寄せる。
それをやらなければ、何十年も貴方は被害者のままです。
まずは、自分を癒やしましょう。
メディスン・ホイールの道は、人が叡智と本来の力に目覚めるために使っていきます。
基本的な四つの方角は、東西南北です。アンデスでは、北極星が見えないため、南十字星の方角、南からはじめますが、住んでいる場所に応じて、日出る東から始めても、北から始めても構いません。
それぞれの方角には、その方角のアーキタイプがあります。
南は、サーペント、蛇です。
サーペントはヒーラーです。
蛇が脱皮するように、一気に過去を手放すことを手伝ってくれます。
一枚一枚、皮を剥いでいくのではなく、一気に手放すことが可能であると教えてくれています。
特に今日、時間は加速していて、地球自体の周波数も上がっている為、それは容易くなっています。
ヨーロッパや北米の心理セラピーでは、一枚づつ鱗を剥がしていくやり方を薦めていますが、南米のシャーマンのやり方はそうではありません。心理セラピーでやるように、一つ一つの問題、3歳の時にあったこと、出産の時にあったこと、お父さんやお母さんから受け継いだトラウマなど、個々には見ていきません。一気に手放します。一つ一つ問題に取り組んでいたら、一生かかってしまいます。高額をかけて、ずっと長いことセラピーに通うことになります。何十年も被害者意識から抜け出せないでいることになります。
サーペント、蛇は、東洋ではクンダリーニとして知られています。西洋では、ギリシャのカデュケウス(聖なる力を伝える杖に2匹の蛇が絡まっている)として知られています。西洋医学会のロゴにも使われています。
サーペント、蛇のように、一気に過去から脱皮し、新しく柔らかいピンクの肌に生まれ変わるのです。そして、お腹は常に大地にくっつけています。アーシング、母なる大地と繋がる時間を常に持っていくことが大事です。
この南の方角のサーペントの道は、「美の道」と呼びます。何故なら、私達が、この世に生まれて来た理由は、世界を美しいものにする為だからです。自分が縁あり出会った人達に世界の美しさ、人生の美しさを広げる為だからです。
西は、太陽が沈む方角です。西のパワーアニマルは、ジャガーです。黒い斑点のあるジャガーです。
南米では、ジャガー、北米ではピューマ、クーガーなどの豹になります。これらの猫科の動物は、「死を超越した旅」を象徴しています。熱帯雨林のような深いジャングルの中、誰も行こうとしないような深い場所に潜入し、自分のシャドー(闇)に潜むものを見つける能力、その性質を象徴しています。ジャガーは、その闇に対して恐れをもっていません。
恐れの強い時代に入りましたが、その時代を恐れずに強く突き進んでいく力をジャガーは象徴しています。ジャガーは、飛躍を遂げ、死を超越し、次の運命へと乗り換えていけるように旅を手伝ってくれる存在です。
私(アルベルト・ヴィロルド)は、ある時メディスン・ウーマンに問いかけました。「このシャーマンの修行というのは、何のためにやるのでしょうか?あまりにも学ぶことを多くありますが、これを学ぶことで何を得ることが出来るのですか?」そのメディスン・ウーマンは言いました。「シャーマニック・メディスンというのは、それを習得することで、この人生を生きたまま抜け出すことが目的だ」
私は「分かりました。私はそれをやりたいです」と言いました。
ですから、ジャガーが象徴する性質というのは、この恐れが強い時代に、恐れない強い存在になることです。意気地無しにならないようにする事です。今、多くの人たちが真実を語ることを恐れています。真実のために立ち上がることを恐れています。だから「恐れ」を手放し、自由な存在になる必要があります。シャーマンにとっての大敵は「恐れ」です。「恐れ」を手放した瞬間、死を超越し、肉体をもったまま、飛躍を遂げることが出来るのです。
西から今度は、北の方角へ行きます。北では、ハチドリを使います。
ハチドリが教えてくれることは、飛行中にも静寂を持てるということです。ハチドリは、非常に小さい身体をもちながら、驚くほど早く羽を動かし、停止できるのです。とても小さい体なのに渡り鳥で、ブラジルからカナダまで毎年移動しています。その偉大なる旅をするヒーローの道を差し示してくれます。こんな長旅が出来るのか?途中で体力がなくなるのではないか等と心配をしません。行くと決めたら、行くのです。その勇敢な精神を象徴しています。
そして、ハチドリは、花の蜜だけを吸います。ゴミをあさったりしません。本当に純粋な栄養だけを摂り入れます。ですから、本当の宇宙の豊かさや喜び、至福感だけを栄養にすることをも教えてくれています。世界のゴミのような汚れたものから栄養を探そうとせずに、純粋な宇宙の豊かさから栄養を受けることだけにフォーカスすることを教えてくれています。
ネスソン・マンデラが言った言葉を思い出します。「我々が最も恐れているのは、自分の闇ではなく、自分の畏れるほどの光と美しさなのだ」
これがメディスン・ホイールの北の方角で実践することです。ハチドリのように、勇気を奮って、自分の宿命を受け入れ、その偉大なる道を突き進むことです。
北から東へ移動すると、イーグル(鷲)やコンドルのメディスンを学びます。
北米ではイーグルで、南米ではコンドルが象徴となります。視覚力を養うことです。イーグルは、3千メートルの上空から地上の草むらの中を歩いている小さなネズミを狙うことが出来ます。同時に地上の傾斜なども感知しています。イーグルのように大きなビジョンを持つことを学ぶのがメディスン・ホイールの東の方角です。小さな問題に囚われて目的を失い停滞することはありません。イーグルは、障害があることに氣づいたら、すぐに更に高い場所へ移動し、そこからまた目的に向かって、飛行線を見つけ出します。東のメディスンでは、イーグルのように、夢を現実にするビジョンの力を養う学びです。
私の師が言ったように、我々は、地球でとうもろこしを育てるだけでなく、人間を神へと育てるために来たのです。誰もが超人間になることが出来るのです。
ヴィジョン(視覚)というのは、外のものを見るだけでなく、内側のビジョンを外側に現すことも出来るのです。ですから、自分の内なるビジョンをしっかり持っていくことで、宇宙は、それに反応してくれます。自分のビジョンが現実になっていく練習をするのが東のメディスンです。
We dream the world into being. 世界を自分の想像で創造していくのです。
メディスン・ホイールは、二次元、平面ではありません。実際には、多次元です。
ですから、また南から再度始める時には、また違う意識で使っていくことが出来ます。
メディスン・ホイールは、螺旋状に動いているのです。
最初の回は、自分の個人的なヒーリングの旅になるかもしれませんが、2回目は自分だけでなく地球全体のヒーリングの旅となるかもしれません。どんどん、何度も繰り返していくにつれ、深い理解を得ることになるでしょう。
でも、最初は、まずは、自分を癒す必要があります。自分の闇と向き合い、そこを癒し、自分の過去と一気にお別れをし、脱皮する必要があります。新しく生まれ変わる必要があります。
そして、人生の美しさに目覚めるのです。
次は、「恐れ」を手放し、死を超越するのです。
北の方角では、目立たない存在になる練習もします。
宇宙の創造の過程を邪魔しないように姿を消すのがハチドリです。
詩人ルーミーが言いました。
「恋人同士が本当に愛すると、二人の姿は消え、キスだけがある」
完全に貴方の姿が神聖さの中に消えて、戻ってきた時、
地球のキーパー(守り人)としての仕事が始まることでしょう。
そして、地球の夢を現実にしていく人になることが出来ます。
ぜひ、私とこのメディスン・ホイールを使った旅を一緒に歩んでいきませんか?
ずっと古代から行われていた道です。
今、とても必要な大事な道です。
バーバラ・ブレナンとインドのヨガの理論を参考にして、チャクラとオーラをパソコンで描画してみました。「宇宙人ユミット(ウンミット星人)からの手紙」の内容を参考にして数式化しています。
http://e4rotation.firebird.jp/14-4.html
上記のサイトの図だけでもいいので見てください。合ってそうなところ、間違っているところなど遠慮なく指摘していただければありがたいです。よろしくお願いします。