この作品はまだghanaさんがaquarium ghanaを開園する以前の動画です。
そのころは動画をアップロードするには容量や回線スピードを考えなくては
まともな再生ができないので画質を落としたり時間を短くしたりしなければならず、
Webで動画を見るよりはDVDでまとめるのが一般的でした。
今のように"気軽に誰でも"動画を扱う時代ではなく、
iPhoneを持っているのはエノスイでもghanaさんぐらいしかいないような時代でした。
そういう時代ですから動画を撮る人もほとんどいないので
その頃の動画は見かけないのも当然ですね。
ghanaさんがドルフェリアの写真や動画を撮るのは
AQUANに自分たちの姿をお客さん目線で見てもらうために撮っているので、
自分がその映像をほしいというのとは目的がちがいます。
なぜそういう目的が必要だったのか?
ghanaさん自身も最初は"このショーはアルバイトが演じている"と思っていたぐらいなので
世間の反応は今とは比べ物にならないくらい冷ややかなものでした。
そのままではこのショーは消えてしまいそうな勢いだったのです。
でも自分を含め感動する人たちが増えているというのが実感してくると
"このショーはきっとすばらしいものになる"という予感をどうしても
AQUANに伝えたくなりました。
どれだけステキな笑顔なのかを語るよりは見せるほうが早いです。
自覚することで意識が変わればショーも変わり感動が続ける自信になると信じました。
このまま氷河期で終わるのではなくghanaさんは太陽で氷を溶かそうとしたわけです。
当時でさえ何で自分がこんなおせっかいをしているんだろうという想いはありました。
でもghanaさんは未来が見えているのに放っておけない性格なんですね。
この作品は編集もほとんどないぐらいのものですが、
このタイミングで渡さないと氷河期を止められないという
タイムリミットのなかで自分の技術よりも作品自体があるかどうかが鍵でした。
そういう追いつめられた感覚は映像にはありません。
それはどんなときでもAQUANは笑顔だからです。
ghanaさんがひとつ求める"かわらないもの"です。