このページは『理解』について記載しています。
私自身も怪我によって、右肩の拘縮が若干あります。
日常生活が送れない程ではありませんが、時々痛みがあったり、片腕では余り重いものは持てなかったりと、多少の不便さはあります。
患者の立場として言えば、『この辛さを分かってほしい』ということも強くあるかと思います。
結局のところ、当事者は患者さんであり、医療従事者は『本人』にはなれないのです。
『理解』という言葉を意味する『understand』の本来の意味は、
『あなたとわたしの間に立つ』だそうです。
『under』は『◯◯の下に』という意味が一般的ですが
語源的には『◯◯の間に』だそうです。
理解という言葉の意味は
『(あなたと同じになることで)理解する』ではなくて
『あなたの立っている位置に、(私の位置から半分だけ近寄って)よく見る』という解釈がしっくりきます。
遠い所に立っていては、支援できないこともあるので、
相手の状況を良く見られるようにするため、相手との距離を半分だけ縮める。
これが、私の思う『理解』です。
決して、『あなた』と『わたし』は同じではない。
あなたの立っている位置に同時に私が立つことはできない。
しかし、支えることはできるかもしれない。
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