忘却の森 2018年01月10日 | 詩のような旅 殺伐とした都会から逃れて 雪のある森に来た 針葉樹と枯れ木だけの すっきりした世界だ 風がすり抜ける音も 樹々が波打つ音も 一面に敷き詰めた マシュマロのような雪に きれいに吸い込まれて 無音の森となった そんな中を一心に歩いて 気が付いたら 肩の荷は どこへおろしてきたのか 心のストレスは どこで忘れてきたのか 頭の中さえも真っ白だ 敷香