ver.Vista Line

-Life is 1000000 Films-

せっかちなスモーク

2012-08-19 22:56:39 | Dialy
陽が暮れるのも少しずつ早くなっている、そんな気配がします。

毎年のこの時期になるとそう思う筈なのに、とてもいつもどおりとは思えない自然のループに心から揺らめく、そんな時間です。

最近、色々と疲れが溜まり、カメラを首にぶらつかせる事も少なくなった。
1日じゃ体力も回復しない、少しずつ年を重ねるという意味も実感してきました。

これを読んでる、大半の同い年の皆さんには「まだ24じゃん!」とよく言われる事もあろう。


いやいや、確かにまだ24だけど、目では見えない変化ってのがあるわけで……
そういうのが重なっていって、やがておじいちゃんになる。


「まだまだ若いもんには負けやせん!!」という言葉も他人事では無くなってくるんですな。

はぁ、何かじじくさいテイストになってしまったので変えようw



昨日、ここ外部ブログを立ち上げたわけですが、ブログタイトルは『ver.Vista Line』というわけで…まあはっきり言って(仮)なタイトルですwww



“Vista Line(ビスタライン)”というのは測量や地図なんかで使われる用語であるとともに、そう、もちろん建築でも使われるマニアックな用語なのです!!



まあ、意味はそのまんまだよ。

=真っ直ぐ見る

建築では視覚を効かせたトリックのような扱いをします。
美術館なんかでよくコンセプトとして意図させる設計をするんだけど、簡単にいえば……


目線の先に気になるモノがあったら、真実を知りたくてそこへ歩いていきたくなるだろ??


「森の中、あの林の向こうに変な生物が見えたら追いかけたくなる。」
「街の中心部であの信号の周りに人だかりが出来てるから、野次馬しに行く。」


そういう目線の先にあるとある対象物に何かしらの好奇心を抱き、そこに接近しようとする心の働きを意図させるべく、トリックのように仕掛けを施す設計・あるいはデザインの働きの事を“ビスタライン”と言います。



札幌市東区にある『モエレ沼公園』の設計コンセプトの1つがまさにそのビスタラインを働かせるという、イサム・ノグチの思想。

あれだけの意味のある大公園にはアーティストの魂が宿ってます。


そしてこのブログにおけるビスタラインの意味は、あえて言わないのだww


創造物って人によって様々な意味が沢山生まれるから楽しいですよね(^o^)


創造を志す人間はそうやって簡単には他人に解らない、変な事ばかり語るから万人受けしないのですww


24歳というおっさんに近づきつつあり、それとともに変態度も比例してゆく……

空に彩るちょっとずつせっかちになってくる夕陽を見て、そんな事を思う。


些細な事でも楽しもう。