宮島系文化財的建築日記

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厳島の紅葉

2024-11-03 19:06:03 | 日記

(宮島周辺の文化財についてつれづれつづっています。今回は紅葉し始めたので、実況中継

最後に宮島・広島のお土産を紹介しているので、

お越しになられた際は御参考になさってください

 

今日は朝から豪雨でしたが、

雨もやみ、晴耕雨読から

まちにでてみると。。

宮島が紅葉し始めています。。

山の中に赤いところがちらほらと。

太陽の光が雲との間に陰影が美しく

鷺が悠々と、飛んでいるのが

なんとも桃源郷。。

(鷺はいつも飛んでいるとはかぎりません。。)

 

宮島の紅葉は

その年の雨に影響され、

雨が多いとよく紅葉すると聞いたことがあります。(うわさなので。。)

今年はすごい猛暑でしたが、

これからきれいに紅葉が進んだらいいですね。

 

ぜひ紅葉にお越しください🍁

対岸から見ても雄大でいいかもしれませんね。。

 

(左奥に鳥居  中央部分に赤い紅葉が見られます)

対岸の🏪から撮影しました

秋ですね。。

 

 

今日のおみやげは

やまだ屋の

聖乃志久礼   ひじりのしぐれ

黄色の餡が優しい味。。

🍁

 

🍁🍁

 

🍁🍁🍁


荒恵美須~厳島道芝記~

2024-10-28 23:17:44 | グルメ

(宮島周辺の文化財についてつれづれつづっています。

最後に宮島・広島のお土産を紹介しているので、

お越しになられた際は御参考になさってください

 

厳島道芝記(宮島町発行)に荒恵美須神社の記載がありました。

 

71頁

御社      防守 金剛院

  瑞籬 鳥居 棚守 勝屋保之亟

        神子 周防内侍

           肥後内侍

 

御社南向厳島客人宮の右の方たまかきの脇なり。

荒えひすと号し奉る事は世にえびすとて釣したまふ御神にはあらず、

たけくゐぶりにましますあら神のゆへにかくは号しならはすよし

故ある御神とかや

 

たけくゐぶりとは、どんな意味なのだろう。。。

 

荒胡神社の木鼻と五重塔の木鼻は形が違う。。

 

建築用語を調べてみる

中村達太郎 日本建築語彙 中央公論美術出版

402頁

みずがき【瑞籬】神社の周囲に設けたる垣をいう。

「みず」は尊崇の義なりとぞ。<たまがき>を見よ。

 

204頁

すいまがき【瑞籬】<みずがき>に同じ。

 

・・・

たまがきにはいろいろ書いてある…

 

金剛院は宮島のどこにあったのだろう。。

 

ちなみに金剛垣の説明は・・・

中村達太郎 日本建築語彙 中央公論美術出版

155頁

こんごうがき【金剛垣】<仁王門>などの前に設けたる図の如き垣。

普通緑色に塗りあり。

307頁

におうもん【仁王門】寺の門にして、左に密迹金剛、右に那羅延金剛の二神

を安置しあり。

 

金剛垣は大聖院の仁王門にあると思う。。

 

今日のお土産は・・・

ギャラリー宮郷の

カレーと

シフォンケーキとコーヒー

 

お店の中が素敵

お庭が素敵 特に雨の日等々

 

 

前に課外学習で宮島を訪れたときに

先生が連れて行ってくれた

 

あの頃と変わらず。。

 

 

宮島のことがよくわかるカフェを

きっと、いろいろ探してくださったんだろうなぁ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 


今伊勢神社~厳島道芝記~

2024-10-22 21:28:16 | 日記

(宮島周辺の文化財についてつれづれつづっています。

最後に宮島・広島のお土産を紹介しているので、お越しになられた際は御参考になさってください)

紅葉狩りの時期到来🍁猛暑で旅行を、我慢していたから、旅行欲が強まっていると感じる今日この頃。

 

 

厳島道芝記 (宮島町発行)の中に今伊勢神社の説明がありました。

78頁

 

今伊勢大神宮

御殿

 拝殿 鳥居

御社辰巳向なり。東町存光寺の上にまします。麓より山まで数十の石壇をのぼる。所の諺に此神をひやうこひこと号す。

いかなる神号にや。御祭礼十一月朔日なり。此内に囃子ものなどあり。

その笛の音ひやうこひこと聞ゆるとかや。それゆへにひやうこひこの祭とはいひならはすならん。

 

そして

三方荒神

御社 五座

今伊勢の御やしろの山にまします。五座則ち三方荒神、牛頭天王、八幡太神、春日太明神大職冠なり

 

 

挿絵もついていて

他の社の絵と違って一間社であり、縁が回っているわけではなく、

正面しかなくて、

扉が四枚それも板反り予防の端喰(はしばみ)のようなものに見えるのが面白いと思った。

また横の建物に比べて若干屋根に起(むく)りがついていることや

千木があり、これが先端を垂直なのかわからないがそのようにかいてあるのがすごく面白い。

それに隣の建物にははっきり切懸魚が描いてあるのに、描かれていなかったり

しっかりした違いがあるのもすごく面白い。

そしてここに描かれた鳥居は他のどの絵とも違う形で伊勢鳥居の形式を持っている

風景は今とうりふたつでとても興味深い。。

気になるのは住居にやまと棟が描かれているところ

入口の暖簾も違うものをわざわざ描いているところが作者の意図したところなのか

描かれている従者が手を広げているところや、

中心の主人が見返りしているところも

なんだか乙な印象を受けた。

今と配置は違っても、全体の雰囲気は階段の手前に灯籠があることや、鹿もよくいるところぐらいしか

今との違いはないくらい 変わってないと思います。。

 

フェリー乗り場からトンネルを通っても行けますし、

山を登っても行けますので

宮島で宿泊したり、過ごす時間を長くとって、お参りしてはいかがでしょうか。。

 

今日のお土産は

参匠の甘口醤油せんべい

 

参道にウナギの寝床のお店があって

たくさんの種類の商品があります。

お塩も販売されています

パッケージもオリジナリティがあって

個人的に宮島感を感じます。

このお土産はもらったらうれしいと思います。

 

思い出に、海辺で食べてみてはいかがでしょうか。

鹿さんが後ろにいるかも。

それもまた楽し。。


厳島(いつくしま)に行く~高速🚙編~

2024-10-15 20:12:09 | 日記

(宮島周辺の文化財についてつれづれつづっています。今回は建物ではなく

名勝の投稿です。

最後に宮島・広島のお土産を紹介しているので、お越しになられた際は御参考になさってください

 

紅葉の時期になり、宮島を旅行で訪れる方も多くなりました。

宮島口には広島中国地方はもちろん 

関西、関東や東北、九州ナンバーもたくさんありますね。

車で来られるなら、おすすめのルートがあります

    

 

宮島は今はたくさんのお店や住居がありますが

神社が海の上に立っているように

島自体がご神体としているので

元は建物は建てれなかったぐらいです。

 

宮島の観光というと宮島口からフェリーで渡るのが

一般的なルートで

車でお越しになられた際は多くは

廿日市インターでおりられると思います。

      

 

 

なんですが、より島を味わうには

島の北東側の廿日市インターではなく

 

南西側の大竹インターや中央部分の大野インターで

降りてみてはいかがでしょうか

 

 

大竹インタ―でおりて7分ぐらい走ると

宮島が見えてきます

 

        

 

大野インターで降りて、目の前に見えるのが宮島です

 

海岸線に出ると右手に宮島が見えます

 

       

 

 

宮島と海の静寂さは何とも言えません

 

 

ということで宮島は高速2区間分もある大きさ。。

 

 

ちなみに宮島は文化財でいうところの、名勝でも特別名勝です。

それも全島。。

 

 

宮島を景色から楽しんでみてくださいね。。

 

※景色は同乗者しか楽しめませんね

上りの時は後部席で、下りの時は助手席で

もみじ饅頭を食べながら、お楽しみください

 

 

 

ちなみに11月は宮島に行くのに、周辺道路は渋滞しています

宮島口に駐車場がないことも多いと思うので

周辺のJRまたは広電の他の駅の近くのコインパーキングに

停めて、JRまたは広電で宮島口に行くのがおすすめです

ノンアルコールでおたのもうします(おねがいします)

 

 

今日のお土産は

やまだ屋の

シャインマスカットもみじ饅頭

季節限定の香りをぜひ

 

 

 

 

 


おんがのしま~厳島道芝記~

2024-10-14 21:36:17 | グルメ

(宮島周辺の文化財についてつれづれつづっています。

最後に宮島・広島のお土産を紹介しているので、お越しになられた際は御参考になさってください)

 

厳島道芝記 (宮島町発行)の中に面白い一説がありました。

おんがのしま(恩賀 御香)とも言っていたのだそう。。はじめて知りました。。

 

16頁

・・・もとはおんがのしまと名づけ、宮ゐしたまへる所をばみかさのはまといふ。

おんがといへることは明神鎮座おはしまして、神の御香のふかきゆえなりとかや。

つたふる歌に

題安芸国二十浦(はたうら)十島(としま) 小野篁(おののたかむら)

入うみの二十うらかけて十しまなる中に香ふかき島は七うら

 

或は神の恩賀のあさからぬををもって、名とせるもいへり。つたふる歌に

題恩賀島 在原業平(ありはらのなりひら)

恩賀島(たくいなきしま)のすがたはおのづからよもぎの山もこゝにありけり

恩賀の二字をたぐいなきと訓ず。また我島の神詠(しんえい)はおんがの語にかよひて 口訣(くけつ)ありとかや。・・・

 

小野篁も在原業平も800年代の人ですから恐れ多いことです。

 

挿し絵を見ていて、地御前神社の前の海の中に鳥居が描いてあります。今はないものも、絵をみればわかりますよね。また、藁葺きと板葺きの建物が混在していて、板葺きの中には作りから手前に腰壁があるのは神社を示しているのか。。大元神社や長浜神社の前にも海の中に鳥居があったことがわかります。五重塔や千畳閣も描かれています。

 

厳島道芝記は小島常也著において1702刊と、厳島図会1835刊に比べて133年前に書かれており、上にも書いたように

我島と書いているように宮島にかなりの思い入れがあったように偲ばれます。

 

 

今日のお土産は

cafelenteカフェレンテさんの広島風汁なし坦々麺

お店は大願寺裏の神社唐門の小川のほとり、鳥居や神社の眺めが最高です。

店内は様々な椅子が並んでいて、ほっこりします。

寒くなってきたので、暖かいお食事で体を温めてくださいね