
今回は、「離婚」について、男性側からの目線で書いてみようと思います。
もちろん、一般的には男性側に明らかな非があるケースもあると思います。例えば、浮気。不倫。暴力。お金を使い込む。など。
しかしながら、こちらには明らかに非がないにもかかわらず、妻側のポリシーとして「父親ってそもそもいらないよね」という考えがあった場合に、圧倒的に離婚が妻側有利に進められてしまいます。いわゆる、
「旦那は要らない。でも子供は欲しい」
という人をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。その考えに至るケースは様々だと思います。もちろん男性側が悪いケースもあるとは思います。ですが、いずれの理由にせよ、
「旦那は要らない。でも子供は欲しい」
という考えに至り、父親無しで子供を育てることに覚悟を持った母親に対して、日本の司法制度は激甘です。というのが今回の実感です。
余談ですが、付き合っている最中に元妻から、
「わたし、本当は男に産まれたかったんだよね」
という言葉をポロッと溢したことがありました。
理由を尋ねると、
・男の方が力が強いのが気に入らない。
・男にしかできないことがある。
・男の方が人生、有利であり生きやすい。
というのが主な理由でした。
今回の私の元妻の場合は
・結婚は世間体的に一度はしておきたい。
・義母のために、宗教のために、子供(できれば息子)は欲しい。
・男は要らない。男に産まれた人を妬んでいる。
・旦那の実家付き合いは嫌。親戚付き合いなどもっての外。
・生い立ちに由来する、父親不要論者。
・父親違いの義兄との子供が欲しいが、それは叶わない。
・母子家庭の母親って、カッコいい。
といったところでしょうか。
複雑な生い立ちから、母子家庭の母親であった義母をリスペクトする気持ちはわかります。
ですが、産まれて育つ過程で、様々な嫌な思いもしてきたのでしょう。元妻の場合は、
父親がいる、普通の一般的な家庭を持ちたい!
とはならずに、
母子家庭ってカッコいい!
父親ってそもそも要らないよね!
となってしまったタイプだったようです。
息子が産まれる半年前から、元妻は実家に帰りがちになりました。それは一般的によくあることだと思います。体調的な不安もあるでしょうし、普通のことだと思って、特に反対もしませんでした。むしろ妻の実家によろしくお願いします、とお金を入れて、お願いをしたくらいでした。
元妻は、
「旦那はいらない。子供は欲しい」
というポリシーが、結婚するだいぶ前から決まっていたタイプの人間でした。
出産前に実家へ帰省していた元妻の異変としては、
・元妻だけ、住民票を実家に移す。(必然的に、産まれてくる息子も実家の住民票となります。)
・「会いに来ないで」という回数が増える。
・連絡が極端に減る。
・邪険な扱いが始まる。
と、いったところでしょうか。
まず住民票に関してですが、実家の自治体(元妻の働く市)のほうが、子育ての手当てが手厚いやら、なんだかんだ理由をつけてのことでした。すぐに変えなくてもいいんじゃない?という意見を言おうとものなら、「妊娠中の私にストレスを掛けないで欲しい」と言われたり「住民票の場所でゴチャゴチャ言うなんて、小さい男だ。離婚する」と言われたりして渋々了承することになりました。私自身も子供が無事に産まれてくれるなら、それが1番だし、そのために元妻にストレスや不安をかけたくない、という気持ちもありました。
次に、妊娠帰省中の元妻から「会いにこないで」と言われていたことに関してです。もちろん、体調が優れない時には、会いたくない気持ちも分かります。風邪を持ち込まれたくない、というデリケートになる気持ちもわかります。妊娠中で、色々なホルモンバランスが崩れてイライラしやすくなったり、過度に心配性になったり、男性を寄せ付けなくなったり、といった話は周囲からも聞いてはいたので、それなのだろう、と安易に考えておりました。
ですが、元妻の場合は、これは息子が産まれたあとも同様でしたが、元妻から理由をつけられて「会いに来ないで」と言われ、私は我慢して会いに行かずにいると、義母には「勝手に出掛けていて、会いに来ない。」「遊びに出掛けてしまって、会いに来ない。」と伝えられていたようです。
時には、「義母の体調が悪いから会いに来ないで。」「義母が気を使うから会いに来ないで。」「実家に義母の友人が来る(今となれば、宗教関連の座談会でしたが)から会いに来ないで。」ということもありましたが、妊娠中から義母と元妻による私の排除は始まっていたようです。
話が逸れましたが、男側から見た離婚についてです。
離婚に当たっては、
・親権
・養育費
・面会交流
・婚姻費用
・財産分与
が主な争点となりますが、
全て女性有利です。
まず、親権に関しては、現状の養育現場が圧倒的に優先されます。よほどの育児放棄や、家庭内暴力、妻側の持病や精神疾患がなければ、現状の子育て環境が優先されてしまい、妻の義実家で息子を囲い込んでいた場合に親権を取るのは、無理なようです。
続いて養育費です。
数年前に法律が改正され、養育費の未払い、滞納に対する給与差し押さえが可能となりました。そして、離婚において、養育費が子供の権利であるということを盾に、裁判所は基本的に「支払いなさい」という判決を下します。相手側がどんなに酷いことをしてきていても、それとこれとは話が別。養育費は子供が健全に育つために必要なのだから、きっちり支払いなさい、と言った判決を下してきます。それに対抗するためには、徹底的に証拠を集めておくほかありません。その一方で、面会交流がなされないことを盾に、養育費を「支払いません」といったことは一切許されないそうです。その場合には、面会交流がなされないことに対する調停を起こす必要があります。
次に、面会交流です。
離婚後、まだ子供が幼い場合は子供は親の従属となります。母親が意図的に面会交流の日に「子供が体調不良で会えない」「子供が会いたくないと言っている」「面会交流の後は、子供の様子がおかしい」などと言われてしまえば、こちら側はなす術がありません。そのため、面会交流においては、
・まず、なるべく日々の日記をつけること。(当然、面会交流日も日記を書くこと)
・面会交流中の写真や、動画をたくさん撮っておくこと。
が、男にできる保身手段となります。
「旦那はいらない。子供は欲しい」
という人にとって、日本はこの上なく恵まれた司法環境にあるようです。
それと戦うためには、徹底的に証拠集めと日々の継続的な日記の記入が必要です。証拠と日記です。
※(このブログは、フィクションです。特定の個人や宗教を晒したり、批判、攻撃する意図は一切ございません。これまでも、これからも、フィクションとして書きますので、中年男性が書くフィクション娯楽小説として、フィクションを楽しんでもらえれば幸いです。重要なことなので、もう一度言います。フィクションです。ブログ説明文には実話と書いてますが、そこも含めてフィクションです。)
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