これまであまり気にしたことがなかったのだが、美術館・博物館って、多くは1月2日から開館するのに、年末は結構早くに閉まっちゃう。
年末年始で、一気に観るぞー！！なんて思ってたのに、実はこんな28日まで開いてる、なんて方が少数派。
東京駅周辺5館チケット、デ・クーニング展に行くつもりが期間切れかつ休みに入ってるんで、何とかもととれる？というギリギリに東京ステーションギャラリーへ。
でもこれ、予想外に面白かったですよ。
所々で、修復に関する映像を見ながら、東京駅にまつわるあれこれの展示。
なんと言っても、東京駅開業時点と、その後、現在という、3つの時代のジオラマのできがスゴイ。
でもってこれ、30分に1回、2分間点灯するという。
室内の照明を落として、ジオラマに明かりがつくんですが、これがまた。
次の展示室にいても、呼びに来てくれる（笑）
なんか、とってもアットホームなんですよ。
次の展示室の、現在の東京駅の模型も面白かった。
普通の模型じゃないよ。
各ホームや通路がどういう位置関係で繋がっているか、なんと下から見上げるという。
なるほど～、こうなってたのか～、と。
結構、銀の鈴とか探してる人がいたりね（笑）
京葉線なんて、やっぱ別の駅名にした方が良いんじゃん、みたいな。
今回の修復の途中で出てきた、昔の鉄柵やらなんやらを、赤煉瓦に囲まれた展示室で観る、っていうのもオツですね。
さらに、関東大震災ではほとんど無傷だったのに、空襲で焼け落ち、戦後とりあえず修理した状態のまま推移し、ようやく修復に至る、という歴史。
まぁ、ある意味、戦争の傷跡がまたひとつ、姿を消した、とも言えますが。
でも、全部見終わって、出てきたところがクーポラの内側、ってのが、わざとの演出じゃないんだけど、やられた！！
この場所って、ホテルに泊まるか、ギャラリーに入るかしないと、こんな近くで見られないよね？
いっそここにベンチでも置いて、カフェ営業でもしたらいいのに。
