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Der König Hat Eselsohren

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展@国立西洋美術館

普段、どこそこ美術館展というのはあまり食指が動かないのだが、そもそもの美術館が改装で閉館中というのは大きい。
ベルリンに行けばいいじゃ~ん!!と思いがちなのだが、2025年まで閉館だというのだから、今、ここで見ておいた方がお得だ。

それにしても「ピカソとその時代」って、どの時代やねーん!!とツッコミたくなるな(笑)
実際には、20世紀初頭から半ばまでといったところだけど、それだって一時代とは言えぬf(^_^;

ま、ピカソを軸に、同時代人としてクレー、マティス、ジャコメッティ、その先人としてセザンヌ、といったまとめ方ではあったんで、まぁ、いいか。

で、この展覧会のビックリするところは、ほとんどの出品作が撮影OKだってことだよ。
他はともかく、ピカソ作品撮影OK、個人利用OKだってよ!!

ま、この「個人利用」って文言の意味が、商業利用じゃなければいいってことなのかどうかが、イマイチはっきりしないところにモヤっているのだが。

それに、時間指定の割にやたら混んでいるんで、がっつりカメラ持ってきて撮影している人を見ると、ちょっと時間ずらして貰えないもんかな?とも思う。

なので、極力撮影しないでいたのだが。

ポスターにもなっている「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」。
これはあまりの美しさに、撮影せずにいられなかった(笑)
いやもう、ドラ・マールが、生涯この絵を手放さずにいた、というのが納得せざるを得ない。
緑と紫に特化した色彩も最高だ。


この絵を引き金に、その後はそこそこ写真に撮ってはきたのだけれど、

印象の強さではかなわない。
あ~、なんか、久しぶりにものすごく感動する作品に出会えた。

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