Der König Hat Eselsohren

Eschwege その2

すぐそばの出入り口から外へ出て、まずは柵に沿って歩いて行くと、所々にこのフェスのポスターがかかっている。



今回の分は売り切れで、すでに来年分を販売している(笑)
どういう順でバンド名が並んでいるのかがわからないが、一番上のど真ん中にSportfreundeの名前があるところを見ると、全体でも今年の目玉なのかも。


しかし!

川の向こうにもちらちら見えていたが、会場の先に続く道が、この巨大野外フェスとは不釣り合い!(笑)



ゆ、ゆがみまくってる!!
もしかして、すごいトコに来たぞ!!
とりあえず、首から下がっている方のパスだけは、バッグの中にしまっておこう。


そして、川を渡って、旧市街に入ると…。







なんかものすごい建物の前で、昔ながらの手回しオルガンまではわかるのだが、それに合わせてパンキッシュな子たちが踊ってます(笑)

いや、でも、ここ、目眩がしそうにすごい。
どの角を曲がっても、どの通りを覗いても、Fachberghäuser(木組みの家)が並んでる!!
そして、そこへ時たま、フェスの看板や垂れ幕が混じってるのが、妙におかしい(笑)







つーか、地球の歩き方にすら載ってないところなんで、地図ひとつ持ってないんだけどf(^_^;
ここ、Marktplatzが一番メインなのかな?



Marktの名の通り、実際に市が立っているのがいい感じだ。

ここからさらに、外へ、外へ、と歩いて行くと、どう見ても普通に住宅街な感じになっている。
とても静かな通りが続く。
なのにまだまだFachberghäuserも続く…。




とうとう、旧市街の外れまでたどり着いた。





Mauerstraßeという名前からすると、ここにかつて壁が建っていたようだ。
通りの向こう側が川になっているらしく、ライブの音が聞こえてくる(笑)

ぐる~っと大回りしてきたところで、ビール工場があった。



Eschweger Klosterbräuという名前から考えて、この古い建物が修道院だったんだろう。
そのすぐそばにツーリスト・インフォメーションを発見。
でも、わざわざ中に入る必要はないな。
そこに大きな町の地図と見所が出ていたので、これまで歩いてきた経路をチェック。

それにしても、今まであちこちFachberghäuserがたくさんある町、と言うのを見て回ったし、古さで言ったらQuettlinburg(クヴェットリンブルク)にはかなわないだろうけれど、ここまで、どの通りに入ってもFachberghausだらけ、というのはないんじゃないか?
これだけのところで、ガイドブックに載っていないなんて、不思議なくらいだ。


お昼時はとっくに過ぎたが、朝食を食べたのが遅かった上、Rüdeのオムレツのおかげで、まったくお腹が空かない(笑)
Marktplatzのカフェで、さっきみたEschweger KlosterbräuのPilsを頼んでみた。



土曜の午後で、天気もいいこともあって、たくさん人がいる。
Fachberghausをぼんやり眺めながら、ビールを飲んで、たぶん昔から、ここでこうして人が集まってたんだろうなぁ、なんて考えると不思議な気分だ。
そして野外フェス…なんちゅう取り合わせだ!(笑)

カフェはなかなかの盛況で、と言っても、みんな外にしか座らないんだが(笑)、外のテーブルが全部埋まってしまっているので、4人組のおばちゃんが一緒に座らせろ、と言ってきた。
別にかまわないが…ちっちゃい丸テーブルに、無茶するなぁf(^_^;

程なくして、ひとつおいたテーブルが空いたので、「あっちのテーブルが空きましたよ」と言ったら、「ここにいちゃダメなの?」と居座った。
動く気ないのか…orz
や、居たけりゃ居てかまわないんだけどさぁ…f(^_^;
そんなに狭っ苦しく座っていたいのか?!

もう、こっちも気にせず、ゆっくりビールを飲むことにする。
ちょうどバッグの中に、歌詞をプリントアウトしたのが入っていたので、改めて見直す。
と言っても、そうそう簡単には、覚えきれない。
早くこれ、完璧に歌えるようになりたいなぁ。

一通り歌詞を見直し終わったところで、ビールもなくなったので、カフェをあとにする。
さすがは地方の小さな町。
土曜の午後ともなると、飲食店以外はほとんど閉まっている。

さっき歩いたのとは別の方向に行ってみると、旧市街の外れのあたりに、地図に出ていた古いお城か何かを発見。



ここも今回のOPEN FLAIRの一環で、何かイベントをやっている。
じゃ、次は川を渡って、会場の向こう側を見に行ってみよう。

旧市街の中に比べると、川を渡った方の町並みは、同じFachberhäuserが並んでいながらも、なんだか寂れている。
でも人通りだけはすごい。
と言うか、通りの向こうの方から、フェスに行く人がどんどんやってくる。

しばらく歩くと、右手の方に、湖べりの道という表示があったので、そっちへ行ってみる。
今回のフェス会場は中州のようなところの広大な公園で、その向こう側はヴェラタル湖とかいう湖になっている。
湖畔にもステージがあるのだが、結構離れているので、あぁ、やってるらしい、位にしか聞こえない。

しかし、歩けども歩けども、なかなか湖までたどり着かない。
気温はそんなに高くないけれど、日差しが強いので、そこそこ暑い。
そして、この道も、結構向こうから人がやってくる。
その中には、すでにフェスの入場用のバンドを巻いている人も、結構いる。

どうやらこの先の方に駐車場でもあるらしい。

と、思ったら、駐車場だけじゃなく、キャンプ場もこっちだったのでした(笑)
このフェスの間だけじゃなく、普段からキャンプ場として運営されているようで、ずらずら~っとキャンピングカーが並んでいる。
隅っこの方にはテントを張ってる人もいたけれど、まぁ、ここに1人でキャンプというわけにはいかなかったねf(^_^;

ようやく湖にたどり着いてみると、泳いでいる人はごくわずか。



ほとんどの人は、芝生に寝転んで、日焼けに勤しんでいる。
ドイツにありがちな光景(笑)

さて、そろそろ会場に戻ろうか。

と言っても、湖からだと結構な距離だ。
橋から延びる道までたどり着いて、フェスに向かう人たちに合流。
入り口は、すでに入場バンドを巻いている人と、まだない人とに分けられているけれど。



…ここから入らない方がいいかもねf(^_^;
しまっておいたパスを首から提げ、さらにずっと奥の方の、スタッフ専用の出入り口を目指す。

あぁ、遠かった。
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