Der König Hat Eselsohren

皇室の名宝 第2期



出張の合間を縫って博物館。
だって昼に行きゃいいんだもん(笑)

ということで、「皇室の名宝」第2期へ。
始発の飛行機から直に上野に行って、10時前に着いたので、取り立てて行列が出来ているということもなく、待ち時間表示もなく。
実際、すぐに入れました。

が。

入ってすぐの古墳時代とかの出土品のガラスケースには、既に人がびっしりとたかっている!!
ここに分け入っていくことを考えただけでもウンザリ。
係員も、順番はないので、空いているところから見るように言ってるし、くるっと振り向くと、見たことのある絵が。

おお~!これが聖徳太子像の本物か!!
懐かしい一万円札の聖徳太子だ!
思ったよりデカイ絵だな~。
妙に綺麗なのは、オリジナルのままではないかららしいし、やはりどうしてもかつてのお札の色合いを想定してしまうので、ピンク系の彩色なんかをされてるのにちょっと違和感を感じるが…。

そのすぐ隣には、聖徳太子の直筆。
なんて書いてあるのかわからないけれど(笑)、こうして残ってるものなんだな~。

その後しばらくは、書が続く。
書道に興味のある人なら面白いのかもしれないけれど、あいにくそういう趣味はなく、しかも何が書いてあるのかがさっぱりわからないので、この辺はすっ飛ばしていく。

はっきり言って、すっ飛ばしすぎだろ、自分!ってな感じではあるけれど、漆胡瓶とか、これぞ!というようなものだけはちらちらとチェックしておく(笑)

そうこうするうちに、ようやく絵巻物が展示されているところへやってきた。

おお~、これが春日権現験記絵!
修復済みとは言っても、これだけ古いものがこれだけ綺麗に残っているのには感嘆する。
しかも描写が細かい。
詞書きのところが読めれば、もっと面白いんだろうなぁf(^ー^;
それでも、巻を追うごとに詞書きの筆跡が変わっているのがはっきりとわかって、これはこれで面白い。

このあたりも混み合ってきてはいるけれど、それなりにじっくり見ることが出来てラッキー!

と思ったら、次の蒙古襲来絵詞は、行列を作っているのに、これが全く進まない。
誰だ、ブレーキになっているのは!!!

と、少々いらつきつつも、実物を目の前にすると、自分自身スピードが落ちるf(^ー^;

いやはや、この絵はさんざん学校の教科書で見てきたけれど、こんなに綺麗で迫力のある絵だったとは!!
まぁ、血しぶきが舞っているような絵に対して、「綺麗」って感想は変だけど(笑)
でも、予想していた以上だったのは間違いない。
う~ん、これが見られただけでも、十分来た価値があった。

実際、このあとも俵屋宗達の扇面散屏風とか、狩野探幽の源氏物語図屏風とか、こりゃすげぇってな感じのものはあったけれど、どうしても蒙古軍の迫力には勝てない(笑)
ま、特に、源氏物語に関しては、個人的に弱いんですが…。
なにしろ古文の授業で読んだ範囲でしか知らないから、全体にどの話がどのあたりの順番で出てくるのかがわからないし、絵を見ただけでは、一体それがどの場面なのか判断できないものの方が多いし…f(^ー^;
むむ~。
もっと古典の知識も持たないとダメだな~orz

それにしても、ちょっと混みすぎ←おまえも原因だ(笑)

それから、これだけ早い時間に行ったにもかかわらず、ガラスケースに脂汚れが点々と付いているのは、来ている人の意識が低すぎ。
もう、今の美術ブーム、いい加減に終わって欲しい。
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