「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録される
「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録される
群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録されることが二十一日、カタールの首都ドーハで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で決まった。
登録対象は、一八七二(明治五)年に官営製糸場として設立された富岡製糸場(富岡市)のほか、近代養蚕(ようさん)農家の原型となった「田島弥平(やへい)旧宅」(伊勢崎市)、養蚕技術の教育機関「高山社跡(たかやましゃあと)」(藤岡市)、冷気で蚕(かいこ)の卵を貯蔵した「荒船風穴(あらふねふうけつ)」(下仁田町)の四カ所。