海外の建物は自然素材を多く用いているそうで、ここに耐用年数で大きな違いが
生じて来るのです。
戦前は日本の住宅も自然素材でしたが、戦後は国策により化学製品に囲まれた
家造りが主流になりました。
自然素材は使えば使うほどに愛着が起きてきますが、
化学物質〔ビニール製品〕には誰もが愛着は沸きません。
又、利便性やデザインを求め「住み心地」に全く配慮しなかった為、住めば住むほどに
ストレスの溜まる家になりました。
戦後最大の欠陥商品は住宅だと言われても仕方の無い所です。
それでも、本物の大工職人が建てた家はそう簡単に壊していません。
住み心地の面からみれば不満はあっても、よい材料〔自然素材〕が使われている
手作りの家にはそれだけ愛着があるからです。
〔今ではこのような建築現場は少なくなりました〕
以上は私の独断ですが皆様は如何に思いますか?
しかし、造り手ばかりを批判しても良い家は出来ません。
自らの意識を改革して下さい。
日本人はブランドに弱いと言われています。
元々、家は造るのであって売るのでは無いのですから工務店にはブランドが有りません。
有るのは信用と誠実です。(これブランドになりませんか?家造りには絶対必要ですが)
一方、メーカーやローコスト系は住まいを商品と扱っています。
商品にはブランドが必要です。
良い家とはとても言えないがブランドを高めた営業展開をして来ました。
これにユーザーの皆様が勘違いを起し今日に至っているのでは有りませんか。
ブランドを高める為の立派な展示場や豪華なパンフレットに惑わされていませんか?
パンフレットと言えばあるお宅には豪華なパンフレットが
なんと一社で八冊も有りました。
私共には創業時に作ったパンフレットが一冊、
それも簡素なA4サイズ(観音開き)です。
他は全てチラシです。それも大半は手作りです。
展示場もパンフレットも全て皆様の建築資金から捻出されています。
又最近はローコスト住宅が出回っていますがこれは大抵FC(フランチャイズ)
制度です。売る為のFCシステムに高額な入会金と
ロイヤリティを支払っています。
またローコストで全国展開しています**ホームは裁判費用と宣伝広告費、
展示場経費などは膨大な費用と聞きます。
このお金を現場にかければ良いのでは有りませんか。
先に述べましたが、今日の環境を考えれば20年や30年で壊す家造りは
止めなければなりません。
それには一言で言えば「住むほどに愛着の持てる家」を造る事ではないでしょうか。
大変生意気な事を言いましたが皆様方のご意見をお持ちしています。
まじめな社長のまじめな家造り研究会 代表米田正憲
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