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本日午前10時前、石川県民なら大抵の人は驚きました。
私もこちらに在住して二十数余年になりましたが、これほどの大きな揺れは初めてです。
石川県は本当に天変地変の少ない県です。大きな台風も来ません。
勿論地震も大きなのは有りませんでした。
記録を調べなければ解りませんが、これほどの地震を経験した方は元々からの県民の方では皆無と思います。
だから、地震の多い県の方々に比べて、心構えも無ければ備えをする方も少ないので今回の地震は良い教訓になったのではと思います。
あさひホームは創業以、地震に強く頑丈な家造りを提案して参りました。
しかし先にも言いましたが、近県の福井や富山県民の方々に比べれば残念ですがその危機意識は薄かったと思っていました。地震が少ないからしかたの無い事ですが。
例えば、家造りのお話しをする機会のあった方の中でも、やはり弊社の考えより価格を
重視した家造りに走られる方も有りました。
今回、地震後ユーザーの方に電話やメールをしました。
皆様はこの揺れの体験は初めてであった為、一様に驚きはしましたが、
頑丈な家を信頼してあさひホームでよかったと言って下さった方もいました。
地震直後にこの様な言葉を頂けた事は本当に嬉しかったです。
もっとも電話のつながりは大変悪かったです。
さて、
先進5カ国と言えば、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・日本です。
先進国の中で一番短命な住宅が日本です。人は世界一の長寿ですが、住宅は最悪です。
イギリスでは130年、アメリカでは100年ですが、日本の家はなんと
20年から30年の間に殆どの建物が取り壊されています。
ローンも終わらないのに平均26年で粗大ゴミです。
どうして日本の住宅がこんなに早く取り壊されるのでしょうか?
何が原因なのでしょうか?
私が思うには、住宅を産業化した為だと考えます。
戦後の荒廃の中から住宅業界は経済発展に大きな貢献をしましたが、
その反面、短命な家をドンドン造ったのです。
生産と破壊でしかも短期間のサイクルです。
もっともこの恩恵を一番に受けたのがハウスメーカーです。
この様な短命な家造りを指導した当時の建設省やハウスメーカーに責任の全てを
押し付けるのでは有りません。
規模の大小を問わず建築業に携わっていた大半の業者が造り手として責められます。
住宅メーカー1社で10000棟以上造るのは日本だけだそうです。
この様なシステムが出来ている事に疑問を持っています。
そして、住まいを商品化した短命な家造りは、まじめな工務店を
家造りの主役から追いやりました。
まともな職人が本当に少なくなりました。
もっとも、工場生産、工業製品で作られる家やローコスト系の家作りには、
まともな腕の良い職人は要りません。
大工(大9)でなく大5程度の腕しかない職人が組み立てればよいのです。
野菜園にビニールハウスが有りますが、これと殆ど変らない工業製品の建物です。
以下次回に続きます。
まじめな社長のまじめな家造り実践会 代表 米田正憲