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下手な横好き

ものづくりをする人はまじめだ

屋根下地材は杉4分板にこだわっています。
 あさひホームの頑丈な家は、標準仕様で耐震等級3は有りません。
それは、屋根下地が「杉無垢の4分板」からです。
耐震等級3にするには、小屋裏で合板での補強が必要になります。
(勿論、プランによって異なります)

 ところで、頑丈な家ですから「耐震等級1」では困ります。
そこで、大抵は2以上を確保する様に勤めています。
これも屋根下地材に「合板」を使えば耐震等級が3と成りますが、
あえて合板の劣化を考えて使っていません。
余談ですが、性能値が最高値の住まいがイコール良い住まいとは言えないのです

 ともかく弊社は屋根下地材を創業から「全棟、杉の4分板」で建築して来ました。
この場合も「ヌキ+石膏ボード」と同様で構造計算では参入されません。
だから同じ耐震等級なら合板の屋根より強い構造体と断言出来ます。
それでも、より耐震等級をあげる場合は小屋裏で(建物内部)合板を使い劣化の防止に努めています。
 それは、瓦の下は住まいにとっては一番厳しい環境だからです。
真夏日には「70から80度」になります。又冬は冷たいですね。
雨水にあたる場合も有りますね。結露も有るでしょう。
そこに用いる「合板の劣化」は他と比べ様無いくらい早いのです。
だから瓦下地には「合板」を使わないのです。このこだわりを解って頂けますか?
 
 業者は合板を多用する事で工期短縮、コストダウンを競っていますが、
それが本当にユーザー様にとって長い目で見れば利益になっているとは思えません。又、その様にして出来た住まいは、住む方にとって安全で安心できるのかと
言えば私は首を傾けます。
住んで頂く家族の幸せより企業の利益優先が見え隠れします。

 確かな事は、永く安全に快適に暮らして頂く為には「見えない所が大切」である事
です。
何度も言いますが、住まいの良し悪しは、見えない所で使う材料と、その取り扱い方です。
ユーザーの皆様はこれを忘れないで、住まい造りを検討して下さい。
(写真は小屋裏から屋根下地を撮っています)
   まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲


写真を趣味に高齢者の戯言

コメント一覧

Unknown
富山県は確かに凄いです。それだけ地元の企業を大切にする気風が備わっているのでは。
それと商売が上手いとも言えます。
昔から「越中富山の薬売り」知られています。
その点、県外者の私が言うのも・・・石川県は加賀
前田の殿様が治めた土地柄、プライドが高いのと他国者を受け入れる寛容さもあるのでは。
大手は一部撤退も有りますが、進出し成功しているのではと思います。
その上に富山の建築業者も進出して頑張っています。
谷村先生の言われる通り、下請けに入らなければ大手は進出できないのですが。私自身が受け入れられて頂いている現状では、なんとも言えません。
和歌山・谷村
富山県に学ぶ
 そうでも有りませんよ、富山県ではメーカー(特に全国的な大手)の進出は有りません。何度もハウスメーカー進出しようと試みたようですが、地元の下請け業者が一社も協力しなかったそうです。

 地元の下請け(工務店も含む)が無ければ、他県から連れてきて建築単価で地元に勝てない為、富山には手を出すな!と言われている位です。

 一部の工務店が仕事ほしさに、下請けするとその工務店の下請けの業者もついて行かなくては成らない為、ついには大手の手の内に入るのです。

 富山は、それをしませんでした。やはり富山県に学ぶ事が大事かと思われますが?如何でしょう?
Unknown
谷村先生の言われる通りです。知り合いの製材関係者が担当課へ言って話をしたそうです。
期待はずれでご想像にお任せします。
当地は、九州や和歌山の様に大掛かりな山林業が少ないのではと思います。
何分にも大型乾燥機が無いそうです。
本来、国土保全や地域振興を考えれば、長い目で見て地場の木材や地場の工務店を育てる事に注力して頂ければ、ハウスメーカーや全国展開するローコストメーカーの脅威も軽減し、お金も人も地元に残るのですが難しいのでしょう。
和歌山・谷村
 石川県は地元材の補助金は出にくいようですね。和歌山県は割りと補助金が下り易いです。

 時たまですが、輸入材が多く使用している家でも補助金が出ているようで??

 木造の軸組み工法なら何でもいいの?と言いたくなるときが有るぐらいです。

 建築業界(木造)全体で県に申し入れれば(簡単な審査で出来るだけ多くの施主に補助金が出るように)と考えます。県も補助金を出して、県内の工務店に多く建てて貰えれば事業税も入るし、施主からは新築税や固定資産税が入る為、結局県の得になるのですから、そして、地域振興にも役に立つのです。 いかがでしょうか?
Unknown
谷村先生へ
石川県では、金沢市が金沢市産の杉を用いれば一本
2500円で限度額20万円。石川県では50%用いる事で30万円程度の補助。地震で復興している能登地方では60万円が補助出る様です。当地の小松市では70%も用いなければ補助が出ないようです。実際に補助金制度の利用は難しいのが現状です。
尚、当地には柱の乾燥施設は有りますが、横架材まで乾燥できる施設が無いので、石川県産地の無垢材
を用いるのは限られます。施設と安定した供給が出来ないのが現状です。勿論割れや隙間が出来てもよければ、話は変ります。
あさひホームでは、土台・大引きは(ベイヒバ)で柱は(東濃ひのき4寸角)です。
横架材は、弊社では、外周部分のみを、米松4寸×9寸角以上の無垢材、内部は赤松集成材を用いています。
以前は横架材も全て無垢材を用いていましたが、コスト面や住宅の高気密化、剛床構造や換気システム等等で集成材を用いています。
本当は全て国産材にしたいのですね。
食材の大半が外国産、木材も同様ですが、もっと補助制度が使いやすく金額ももう少し多くすれば、国産材に変るでしょうが。
和歌山・谷村
 合板に付いては同じ事が、構造用修正材にも当てはまります。違う点は、合板は、木材を薄く切り、全方向に対処する為に、木目を直角に貼り合わせています。

 構造用修正材は同方向に木目を揃えていますが、木表・木裏を交互に張り合わせています。したがつて結果的には合板と同じです。

 そのために私は、一部を構造用修正材の使用は賛成ですが、全部修正材使用する事に反対しています。

 基本は、地元産の木材の乾燥材を使用し必要に応じて使うべきと考えていますが、社長さまのご意見は?
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