「ヌキ」の話と絡めまして、
「屋根下地材」を考えて見ましょう。
以前にもあさひホームの住まい造りの欄で申しましたが、あさひホームは屋根下地材にもこだわりが有るのです。聞いて下さい。
その前に屋根下地に合板の場合、短いので10年、大抵は15年~20年程度で腐れを起している現状です。
私の知る、全ての瓦職人が、「コロニアル葺きの屋根に登るのが怖い」と言っています。(写真は住宅雑誌日経ホーームビルダーから参照)
そこで、屋根下地材に合板を用いて耐震住宅・・・耐震等級が最高の3と言っているメーカーが有ります。
耐震実験のビデオを見ても屋根下地材は合板です。
全て新品の乾いた合板です。
この場合、その数値は有るのでしょうが、しかし合板は数年で劣化しますね。
その上に北陸の天候です、上棟時に雨でビショビショ、合板は濡れて色が変った
現場は幾度と無く見てきました。
それでその様な現場で「数十年後にも耐震等級3あります」と言えば、「それは無いでしょう」と誰もが答えるでしょう。造っている本人でさえそう答えると思います。
まして、地震は何時起きるの?新築時に起きるとは限りません。
むしろ古くなってから起きるのが怖いのではないでしょうか?・・・・・で、
ありながら耐久性の少ない建物が地震に強いと大見得を切っているのですね。
それでも構造計算上、合板は認められているのです。
何かこっけいな感じもしますね。
・・・・・・・・・・次回に続きます。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲
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