新湊で
秋田県の入浴死、交通事故死の5倍…厳寒期に6割発生
読売新聞(ヨミドクター) 2月16日(火)12時10分配信
冬場の入浴事故による死者が後を絶たない。
秋田市消防本部の救急救命士でつくるグループの調査によると、2014年までの3年間、
秋田県内の入浴事故による死者は毎年200人を超え、交通事故死者の5倍近くに上っているという。
同本部は、体への負担が大きい42度以上の湯に入ったり、10分を超える長い時間つかったりといった入浴を控えるよう促している。
調査グループが県内全13消防本部の統計をまとめたところでは、県内では、2012年に226人、13年に224人、14年に206人が入浴事故で死亡した。
また、秋田市消防本部によると、秋田市では15年(暫定)、188件の入浴事故が発生し、
38人(うち65歳以上は34人)が死亡。
死亡事故の約6割は11~2月の厳寒期に発生しているという。
同本部によると、湯につかっていて意識を失い、そのまま死に至るケースが多いといい、
「気持ちよく、スーッと意識が失われてしまう」ため、症状が表れたときには既に自分で助けを呼べない状態になっているという。
事故防止には、入浴中の人への頻繁な声かけが有効だが、実際には一人暮らしの人の方が入浴事故に遭いにくい傾向がある。
同本部は、家族などの同居人がいることで油断が生まれるとみており、「体調が悪いときや飲酒したときは入浴を避けるなど、自分の身は自分で守ることを意識してほしい」と呼びかけている。
具体的な防止策として同本部は、
〈1〉脱衣所と浴室内を暖かくする
〈2〉湯船につかるのは10分以内
〈3〉湯の温度は41度以下に設定
〈4〉入浴前後の十分な水分補給――などが有効としている。
また、浴室で倒れた人を見つけた場合は、溺死を防ぐため浴槽の湯を抜いてから119番することを心がける。
可能であれば、倒れた人を浴槽から出して床などに寝かせ、体が冷えすぎないよう毛布などでくるむと良いという。
同本部は、ホームページで、入浴に関する注意点をまとめた紙芝居を公開し、事故防止を呼びかけている。(読売新聞秋田支局 杉本和真)
私心
秋田県に限らず、冬場のお風呂で亡くなられる話しは時々聞きますね。
私の従姉もお風呂場で亡くなりました。
以前もこの欄で言いましたが、お風呂場での事故はお風呂の入り方にもよりますが、
室内での温度差が大きい事に起因致します。
これから住宅を創られる方、又リフォームされる方は、先ずは室内の温度差をなくす事です。