下手な横好き

結露のし難い窓・・・・・・NO2

菖蒲



様々なペアガラスの断熱性能

それでは、この熱貫流率を使い、バッサバッサと様々なペアガラスや真空ガラスなどを斬って
みましょう。

どれだけ結露しにくいのか数値で見比べてみようかと思います。

もう一度いいますが、熱貫流率が低いほど結露しにくいということですからね。
複層ガラスというのは、ペアガラスのことを意味しています。

ペアガラスの種類名 空気層 熱貫流率
   中身 厚さ (W/㎡K)
       
一般複層ガラス 乾燥空気  6ミリ 3.4
一般複層ガラス 乾燥空気 12ミリ 2.9
       
高断熱複層ガラス 乾燥空気  6ミリ 2.7
高断熱複層ガラス 乾燥空気 12ミリ 1.9
       
遮熱高断熱複層ガラス 乾燥空気  6ミリ 2.5
遮熱高断熱複層ガラス 乾燥空気 12ミリ 1.6
       
高断熱複層ガラス アルゴン
ガス
 6ミリ 2.3
高断熱複層ガラス アルゴン
ガス
10ミリ 1.8
       
遮熱高断熱複層ガラス アルゴン
ガス
 6ミリ 2.1
遮熱高断熱複層ガラス アルゴン
ガス
10ミリ 1.5
       
スペーシアST 真空 0.2ミリ 1.4

※ガラスの使用はすべて3㎜の板ガラス
※高断熱複層ガラスとは、室内側のガラスにLow-Eガラスを使用しているガラスのことです。
※遮熱高断熱複層ガラスとは、室外側のガラスにLow-Eガラスを使用しているガラスのことです。
※複層ガラスは、すべて色がクリアタイプのものでみています。

熱貫流率の値を読むポイント

上記の熱貫流率の表に記載してあるものは、(空気層が12㎜のペアガラスを除いて)全て一般的な窓に交換可能なペアガラスです。

空気層が10ミリのアルゴンガス入りペアガラスよりも、真空ガラス「スペーシア」の方が結露しにくいガラスであることもわかります。

「外気温が-○○度まで結露しない」と分かり易く様々な場面で謳われてはいますが、室内温度や湿度、風速によってもかなり結露が発生する気温は変ってきてしまいます。

ガラス同士の性能をきっちり比較したいのであれば、やはりこの熱貫流率の値で判断するのがいいでしょう。
【あるガラス屋さんのHPから引用】

私心

高性能なサッシを用いれば、当然コストアップにつながります。

予算との兼ね合いは勿論考えなければなりません。

しかし私はあえて住まい造りにおいては初期投資にお金をかけて頂きたいですね。

予算の割り振り・・・・・例えば住宅機器等の消耗品、デザイン等に予算の比重を多くかけない事ですね。

何処にお金をかけるかで、

将来の「住み心地」や「メンテナンス費用」等のランニングコストに大きく関わります。

先の事まで考えたくないのが人間の本質ですが、今までのように業者に全ておんぶにだっこの

住まい造りでは無くて、ご自身が納得できる住まいを創って欲しいですね。




写真を趣味に高齢者の戯言

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