穏やかな東尋坊
救急車は有料化すべきか…搬送者ほぼ半数は軽症、緊急時の影響懸念
産経新聞 6月15日(月)11時5分配信
国の財政制度等審議会が救急車の一部有料化を検討するよう財務相に提言した。
消防庁によると、平成25年の救急出動件数は過去最多の591万件と10年前に比べ約2割も増えており、さらなる増加が見込まれる。
救急搬送者のうちほぼ半数は軽症者で、緊急を要する患者の救命に影響が出る事態も
懸念されている。
救急車を有料化すべきか否か、帝京大の新見正則准教授と、中央社会保険医療協議会の
花井十伍委員に見解を聞いた。(溝上健良)
■「性善説」に立つのは限界 帝京大准教授 新見正則氏
--救急医療の現場の実態は
「非常識な救急車の使い方をする患者は、どこの病院にも数人はいるようだ。
単なる酔っ払いだったり、同じ日に2度、救急車で来る人もいる。
タクシーで病院へ行くと待たされるから、という理由で救急車を呼ぶ人もいる。
救急搬送されれば待たずに診てもらえる、というわけだ」
--救急車の絶対数は足りているか
「不足ということはないが、ギリギリのところで必死にやっているというところだろう。
いずれ、救急車が出動できずに何人かが亡くなるような事態が起これば皆、対策を真剣に
考えるのではないか」
--有料化の構想をどう評価する
「限られた資源である救急車を上手に使わないと、重症患者が救われない。
有料化には大賛成だ。
少数の不届者がいる一方で、まじめな患者が朝まで我慢した末に個人でタクシーを手配して
来院するといったケースもあり、なぜ救急車を呼ばなかったのかと感じることも多い」
--有料化した場合、重症患者が我慢してしまう事態も増えかねない
「そういう問題は起こりうる。
しかし反問したいが、それならなぜ有効であるはずの予防接種は有料なのか。
そこで数千円を徴収していて、なぜ救急車が有料ではいけないのか。
予防接種で命が救えるのなら、救急車と同様に無料にするのが筋ではないのか、と思う。
収入にかかわりなく、一定額を徴収する予防接種のほうがはるかに不公平だ」
次回に続きます。
私も上記の様な不届き者の話を聞いた事が有ります。
タクシー代わりに使う様ですが、それも巧妙化して必ず緊急車両が来るような手立てを使うらしいです。
それで有料化が検討されているようですね。
私は賛成です。
救急車を使った場合必ず料金を徴収するのも一つの方法ですし、又搬入された病院で緊急性が
少ないと判断された場合のみ有料?と言う方法もあるのでは・・・・・面倒でしょうか。
何であれ、近年は我が身しか考えられない人間が増えているのが情けないですね。