

営業担当者の選び方
これから書く事は全て私の経験からの偏見と独断です。
それを念頭にお読み下さい。
住宅会社が全国で50万社もある様に営業マンも様々です。
勤続年数の永いベテラン、逆に入社して間もない新人、何度も住宅会社を転々と
している者、異業種からの転入者など等。
そして正社員も有れば契約社員と様々です。
最低限、正社員か契約社員、それに勤続年数は確認しましょう。
そして、契約社員もしくは完全歩合制度の営業担当者は避けましょう。
彼らは業績が全てで、会社に対しての忠義心も薄く、住まいの性能が良いとか悪いとかは関係ありません。
売りやすい家が彼らにとって良い家で、早く成約してくれる人が良い人です。
「貴方を幸せにする住まいづくり」までに手を貸す人は稀でしょう。
人を立場で色分けするのは疑問がありますが、それでも勤務先を転々としている人に、人生の中でももっとも大切で大きな事業を委ねるにはリスクが大きすぎます。
以前の勤務先においても同様です。色々なタイプの営業担当者がいました。
当時は中途退職者が大部分を占めていました。私もその一人です。
入社後3ヶ月間に一棟の契約もしくは契約の予約が2棟をクリアーしないと
社会保険に加入すなわち正社員になれないシステムですから、早期退職と中途入社は繰り返し行われていました。
又、平成元年には新卒者が200名程入社しましたが2~3年程でわずか十数名残っていたと記憶にあります。この事からも住宅の営業の厳さがわかって
頂けるのでは。新卒者を部下として指導もしました。
だから余計に営業マンの心理が理解出来ます。
営業担当者の誰もが、早く貴方との契約を済ませ次のお客様へアプローチと思っています。
しかし早く成約をすればするほど良い結果が出ません。
だから「少しでも貴方の立場にたてる良心的な営業マン」が非常に大切なのです。
それが貴方の住まい造りを成功へ導く大きな切符になります。
もっとも業者が良心的な施工者であればそれだけ担当者も人間的に良心的と言えます。
それでも
営業担当者は契約を早く済ませたいのが人情です。だから確認する事が必要です。
契約を急ぐ担当者は「契約の出来る見積書やプラン」を提出します。
貴方や家族の思いはその中に含まれていません。
それが後日トラブルの原因になります。
・・・・・・・次回続きます。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表米田正憲