瑕疵担保保険制度が出来ましたので、今回は住宅会社の「超長期保証制度」について考えて見ました。
私だけではなくて普通に考えてもこのロング期間【60年】に疑問を持たれる方が多いのではないでしょうか。
何故かと言えば保証期間に超が付くだけであってやたらと長いのですね。
私は保証が長ければ良いと言うものでも無い様に思います。
悪く言えば売る為のキャッチコピーとも思えるのですが。皆様は如何でしょうか?
保証するにしても何事に付けてもその裏付けが必要ですね。
保証出来る確かな裏付けがあるのでしょうか。確実に倒産しないなんて
言い切れる企業が幾つあるの?
それでも某ハウスメーカーやローコスト住宅のフランチャイズ【FC】制度に
加入した工務店等が60年保証をうたっているのですが・・・・・・・。
あさひホームでは、「100年住める頑丈な家」造りをモットーに、
今日まで基礎と木にこだわった住まい造りに取り組んで来ました。
手入れをして頂ければ住み継いで頂ける自信は十分有りますが、
それでも100年なんて正直な所保証は出来ません。
今政府の進めている色々な規制を考えれば、建築業者が多すぎる、多すぎるからクレームが多い、不良施工でユーザーが困った【例の偽造事件が代表例です】
そこで業者の選別をしています。
良い住まいを適正価格で提供出来ない所をふるいにかけているのでしょう。
これに落ちた所はリタイアですね。
ある資料では、工務店の数は全国で5万から7万社一人大工を加えると?です。
この数を例えば10分のⅠになんて・・・・・・。
人口減に加えて、その上に長期的に使用可能な優良な住まいが増えて来れば、
当然需要は少なくなります。
こうなれば、大手ハウスメーカーとて厳しさは同じですね。
むしろ大量生産方式の方がより厳しいとも言えます。
この点からも、50年、60年後も、建物を保証する 「会社自体」が存在するかどうかが大きな問題ではないでしょうか。
「会社」が無くなれば、その時点で、保証書はただの紙切れです。
・・・・・・・・・・次回に続きます。
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表 米田正憲
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