風邪は万病の元ですが、寒さも万病の元ではないでしょうか?
私は1946年生まれでほぼ団塊の世代にあたります。60歳を過ぎれば寒さが本当に辛くなります。北陸の11月~4月頃までの温度の低い日は不快です。勿論今の時期の蒸し暑さも厭ですが、それでも寒いほうが私は苦手です。
リフォームと言えば、改装・増築が一般的です。その前に「夏は涼しく・冬は暖かく」する断熱改修を考えてはいかがでしょうか?他を直したついでに、断熱工事と考えのではなくて、リフォームする目的が断熱改修です。そのついでに他を直すではどうでしょうか?
断熱改修(もちろん正しい断熱施工をする事が前提)となれば壁内部を見る事が出来ます。土台・柱・筋交い・金物等が確認出来ます。不具合があれば耐震改修も出来ます。
地震で被害を受けた映像の中でも、外観の綺麗な住宅でも倒壊・半壊となっています。これは外壁を補修し、壁の中は古いままだと推察します。
それでは折角のリフォームも万一の天災時の安全と安心は保証できません。
かえって建物の安全を損なわれます。
それと思い切って「減築」しては如何でしょう?減築?聞きなれない言葉です。
「増築」の反対で床面積が減るから「減築」というわけです。でも「減築」と聞くと、なぜわざわざ広い住まいを狭くするのかと思いがちですが、そうではなく不要な部屋をなくして吹き抜けや中庭にしたり、2階建てを平屋にしたりするなど、
ライフスタイルの変化に合わせてより快適な居住スペースを実現させるのです。
狭い庭も広くなり家庭菜園も可能に?
2007年問題”といわれる団塊世代を中心とした定年後のリフォーム。子供の
独立でライフスタイルが変わり、夫婦だけとなった時に無理して広い住まいを維持するのは大変です。思い切って床面積を減らすことでかえって機能的でコンパクトな住まいにすることができるケースも多いのでは。不要になった2階の部屋を吹き抜けにして光を取り込んだり、1階の部屋を中庭にすることで日当たりや風通しをよくしたり、駐車スペースを広げて玄関まわりにゆとりを・・といったケースが考えられます。また、2階建てを平屋にすれば耐震性が増し、掃除などのメンテナンスが楽になり、塗装などの補修費用も軽減されるといったメリットもあるうえに
バリアフリー対策の住まいとしても有効です。
使わなくなった部屋を開かずの間にするより、より居住性の高い住まいが実現できそうです。しかも、床面積を少なくするだけで熱効率も良くなり、その上に断熱改修をすればさらに省エネとなります。
年金支給が年々少なくなる今日です。光熱費等のランニングコストが少なくてすむ事はうれしいです。何よりも快適(各室の温度差が無い)に成る事はそれだけ
健康を維持につながり医療費の削減にもなります。
まだまだ少数派の「減築」リフォームですが、子供の独立や定年退職といった
ライフスタイルの変化に応える手法の一つとして、「減築」というリフォームを
考えて見るのもいかがでしょうか?
もっとも、敷地にゆとりがあれば現宅を若い世代に譲り団塊の世代は30坪程度
コンパクトな木の住い(木あらわしの家)をお勧めします。これは私の理想です。
まじめな社長のまじめな住い造り実践会 代表 米田正憲
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