出社途中に、薄日の差した雲の合間にうっすらと虹が見えました。
先日少しお話を致しました「般若心経のこころ」と書かれた巻物一枚ですが、
やはり凡人の私には「この心」に到達するのは難しいですね。
昨日の会議の席である発言で感じたのですが心は広く持ちたいです。
自我を通せば他者との軋轢が益々深まる・・・・・って感じでしょうか。
貫きが抜かれて貫きの無い家
駄洒落?いや冗談抜きにしてこんなお住まいが増えていますね。
ところで先日のお話しのおさらいです。
クロス下地に石膏ボード【プラスターボード】が有り、その下地に貫きが有りました。
これが一般的な工務店の住まいの造り方です。
あさひホームもこの手法を今でも用いています。
この祭に用いるのが9mmの厚さのボードです。
ところがハウスメーカーや地場のビルダーにローコスト系の工務店では
上記の施工を止めているのですね。
通称直張りと言って、プラスター【石膏】ボードを柱や間柱に直接打ち付けるのです。
この祭はボードの厚さが12mmを用いて下地材の貫きを抜くのでした。
そしてこの施工は法的に認められています。
しかも耐力壁としてプラスする事が出来るのです。以上が昨日のお話でした。
だから、業者にとっては好都合で、工期短縮、コストダウンになりますね。
そして、耐力壁にプラスできるのですから、他の構造部材までその考えで施工しますから、例えば、私共が使っている構造材【土台・柱・桁等】よりも細い部材で建築します。
ここでよく考えて下さい。
見えない所で【お客様の知らない所で】、法的にもお金を儲けなさいと言っているにも
関わらず、
如何して地元に密着した工務店はその施工をしないのでしょう?
一言で言えば、ご縁の有った皆様と永くお付き合いを望んでいるからですね。
このボードの強度は工場出荷時をもって計算的に認められているのです。
だから新築時は施工が正しければそれは良いとしても・・・・・・・お住まいに成って
例えば、お子様のイタズラでボードがへこんだ、穴が空いた、さては雨水の侵入や結露で湿気たと成れば・・・・・・当然強度は落ちています。
【断熱施工が拙ければ必ず湿気ますね】
その上に構造部材の強度がボードを強度を加えてギリギリの細さと来れば・・・・・・・そのお住まいの耐震力は如何ほど?
【余談ですが、私がこの業界に入った頃、有る先輩から米田君ツーバイフォー住宅は如何して火災に強いか解るか?
プラスターボードが厚いから?
答えは、
室内全面に使われているプラスターボードが大量の湿気を含んでいるからとの事でした】
それと、木材は必ず痩せます。隙間がすきますね。
貫きが抜かれたお住まいは私の推測ですが、クロスや塗り壁のクレームが多いのではと思っています。
それと、貫きが無いと不便なのは壁の利用です。
これはお住まいに成って初めて解る事?ですが
絵画や時計・・・・・などのインテリアで壁を飾り付けたい場合下地材が無いと不便ですね。
以上諸々の事から
真面目な創り手はご縁の有ったお客様に永く安全に住んで頂く事を考えて貫きは抜けないと思っているかですね。
そこでお願いが有ります。単純に坪単価で住まいを見ないで下さい。
金儲けに走る創り手との違いは目に付かない所に有ります。
般若心経の心に遠い話しと成りましたね。
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